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IIJからガラケー向けのケータイプランが登場! 料金は920円から

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 IIJが、音声通話やSMSの利用に特化した「ケータイプラン」を発表しました。発売は2月1日を予定しており、料金は920円。通話やSMSに特化したシンプルケータイや、大手キャリアの発売したフィーチャーフォンを中古で買って使う際におすすめできそうなプランです。まずは、その中身をチェックしていきましょう。

通話に特化したプランで、低速のデータ通信には非対応

 ケータイプランは、その名の通りケータイの利用に特化した料金プランです。料金は920円で、IIJmioの他のプランとは異なり、バンドルクーポンは付属していません。そのため、後述するように追加でクーポンを購入しない限り、基本的には音声通話とSMSしか利用できません。“ケータイに特化”しているというのは、そのためです。

月額料金はわずか920円

 音声通話の料金については他のプランと同じで、30秒20円。同一契約名義の場合は、30秒16円になります。また、中継電話サービスの「みおふぉんダイアル」を利用すると、この料金が半額に。国内通話および国際通話が30秒10円に下がるほか、同一名義間の通話も30秒8円ときっちり半額になります。

 契約には初期費用が3000円かかるほか、SIMカード発行手数料がかかります。ケータイプランはドコモ回線を使うタイプDと、au回線を使うタイプAの両方が用意されていますが、前者は394円、後者は406円のSIMカード発行手数料がかかります。ただし、発売から2月20日まではキャンペーンを実施しており、初期費用は3000円から1円に割り引かれます。

 また、これとは別に、2月20日までの端末割引キャンペーンも適用されます。そのうちの1つである「スペシャルセール!スマホ大特価キャンペーン」では、ケータイプランに適した「NichePhone-S 4G」も選択可能。本体価格1万2800円に対し、3000円のギフト券がつくため、実質1万円以下で端末まで手に入れることができます。シンプルな通話用のケータイを探していた人には、うってつけのタイミングといえそうです。

シンプルケータイの「NichePhone-S 4G」もキャンペーンの対象に

 ちなみに、このSIMカードをスマホに挿し、いざというときだけデータ通信するというニーズもあるでしょう。上記のNichePhone-S 4Gも、テザリングに対応しており、端末そのものはデータ通信も可能です。このような場合は、クーポンを追加購入し、APNを設定すれば、データ通信も行えます。

 料金は、オンライン購入の場合、100MBあたり200円。1日だけデータ通信を使いたいというようなときにも、気軽に払える金額といえそうです。また、コンビニやビックカメラなどで販売されている500MB、2GBのクーポンカードも利用できます。

通話にはプレフィックス番号を活用すべし

 料金プランを見ると、音声通話料が大手キャリアの非定額プランと同じ30秒20円と高く、格安SIMであることのメリットが薄い印象もありますが、これは、音声通話が卸契約で提供されているため。格安SIM事業者が自身で設備を持ち、帯域単位で回線を借りるデータ通信とは異なり、音声はほぼ一律の料金で格安SIM事業者に貸し出されているため、料金設計に柔軟性が出せません。

 通信を管轄する総務省でも、現在、この音声料金についての議論が進められており、大手キャリアはさまざまなディスカウトプランを用意する方針を打ち出しています。IIJのケータイプランも、将来的にはこの恩恵を受け、値下げが実現する可能性もあります。

 また、現時点でも、みおふぉんダイアルを使えば、上記のように、通話料を半額に抑えることができます。 ただし、みおふぉんダイアルはアプリ経由でかけるのが一般的。音声通話に特化したいわゆるケータイは、Google Playに非対応なことも多く、アプリをインストールできない可能性もあります。先に挙げたNichePhone-S 4Gも、ベースのOSはAndroidですが、Google Playは利用できません。

みおふぉんダイアルを使うと、音声通話は30秒10円に

 ただし、中継電話は、電話番号の前に、事業者を識別する番号をつけて発信するだけで利用できます。スマートフォンではない端末で利用する場合は、発信時に「0037691」というプレフィックス番号をつけることでOK。実はアプリ経由で電話する場合も、自動でこの番号が付加されているだけです。ケータイの場合は、それを手動でつければいいというわけです。

 端末の多くが、このプレフィックス番号を自動で付加する機能を搭載しています。NichePhone-S 4Gもこの機能に対応しており、プレフィックス番号をユーザーが登録することが可能です。この機能を生かして、「0037691」をあらかじめ登録しておけば、アプリを使う必要なく、簡単にみおふぉんダイアルを利用できます。

あらかじめプレフィックス番号を登録しておける端末も多い

対応端末は? 大手キャリアと比べて料金はどう?

 対応端末は、いわゆるケータイに限定されているわけではなく、通常のスマートフォンでこのプランを利用することもできます。使い方が限定されているため、あまり高価な端末には適していませんが、あとは好みで選べばいいでしょう。テンキーが必要で、コンパクトなサイズがいいというのであれば、NichePhone-S 4Gのようなシンプルケータイがオススメです。

 また、ケータイプランは、大手キャリアが販売したいわゆるガラケーを中古で買って利用するのにもうってつけです。特にAndroidベースの端末では、APNを設定すればデータ通信も利用できるため、このSIMカードの相性はよさそう。IIJでも、動作検証済みの端末を公開しているため、参考にしてみてください。

動作検証済みのキャリア端末を買うのも手だ

 ちなみに、ケータイ用のプランは大手キャリアも提供しています。たとえば、ドコモでは、無料通話なしのシンプルプラン(ケータイ)が月額980円、1回5分までの通話が定額になるカケホーダイライトプラン(ケータイ)が1200円、完全通話定額のカケホーダイプラン(ケータイ)が2200円です。

 一見すると、シンプルプラン(ケータイ)の980円はIIJのケータイプランに近い金額に見えますが、実はこのプランはパケットパックの契約が必須。音声単体で利用できるのは、1200円のカケホーダイライトプラン(ケータイ)からになります。また、(ケータイ)のつく料金プランは、対象となる端末も限定されます。

ケータイ用プランは大手キャリアも安いが、パケットパックが必要など、制約があることも

 月々サポートがつくため、端末代の実質価格は安く抑えられますが、手元にある端末で料金を安く抑えたいという場合は、IIJのケータイプランがお得になるケースも少なくありません。

 同じ格安SIMでは、nuroモバイルの「0 SIM」がケータイプランに近い存在といえるかもしれません。こちらは、データ通信だけなら500MBまで料金は0円。音声通話をつけても、月額700円からで済みます。データ通信をオフにしておけば、700円で済んでしまうので、IIJのケータイプランよりも割安といえるでしょう。ただし、申し込みはネットのみで、ややハードルが高いのはネックかもしれません。

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