SIM道場スペシャル

ファーウェイ、ZTE、レノボにLG――CESで見つけた最新スマホ

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1月5日から10日かけ、米ラスベガスで、世界最大のテクノロジー見本市「CES 2016」が開催されました。

1年のIT業界の行く末を示すイベントなだけに、会場は大賑わい。大手メーカーからベンチャー企業まで、幅広い製品が発表されました。

ここでは、スマホに焦点を絞って、CESで見つけた最新スマホを紹介していきます。

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ファーウェイは、フラッグシップモデルの「Mate 8」を発表

格安スマホ業界では「P8lite」のヒットで、知名度を徐々に上げているファーウェイ。同社はCESに合わせ、フラッグシップモデルの「Mate 8」を発表しました。

日本で発売されたばかりの「Mate S」と同じ、Mateシリーズの最新モデルで、すでに中国で発売されているもののグローバル版という位置づけになります。

Mate 8は、最新のオクタコアCPU「Krin950」を搭載したモデルで、64ビットの性能を生かし、プレミアム版はメモリ(RAM)を4GB搭載しています。

ファーウェイによると、放熱構造にも考慮されており、「熱くならない」のも特徴。パフォーマンスと快適な使用感を両立しているモデルになります。

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背面には、読み取り速度を高速化した指紋センサーを搭載。パスワード入力時には、専用のキーボードを出す安心設計です。出所が不明なサードパーティのキーボードを使って、パスワードを抜かれてしまう心配がないというわけです。

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カメラも、ソニー製の最新センサーを搭載し、独自の画像処理エンジンで高画質化を図っています。本体には金属ボディを採用。高級感のある仕上げになっているのが、特徴です。

Mate 8の一次販売国には、残念ながら日本は含まれていませんでしたが、SIMフリーモデルとしての登場に期待したいところ。フラッグシップなだけに、お値段は少々張りますが、所有欲をくすぐる1台に仕上がっていました。

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同時に、ファーウェイは10.1インチタブレットで音響にこだわった「MediaPad M2 10.0」を発表しています。

こちらは、一次販売国に日本も含まれています。LTE版、Wi-Fi版のどちらが登場するかは未定ですが、今から注目しておきたい1台です。

ウェアラブル端末としては、「Huawei Watch」の女性版も発表しており、こちらも日本で販売される予定があるとのこと。スマホのラインナップという点では、もっとも充実したメーカーがファーウェイでした。

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ZTEはアメリカ向けミッドレンジモデルを披露

「AXON mini」や「g05」など、日本でもミッドレンジを拡充しているZTEは、アメリカ向けの端末を発表しました。

日本と状況が似ている点としては、アメリカでも大手キャリアで販売奨励金が廃止される方向にあり、端末の価格に対するユーザーの見方がシビアになっています。

こうした状況を受け、ZTEが発表したのが、ミッドレンジモデルの「Grand X 3」と「Avid Plus」。どちらも、日本のユーザーにはなじみのないブランド名ですが、これらはZTEが北米向けに展開している、ミッドレンジモデルとなります。

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Grand X 3、Avid Plusともに、Snapdragon 210を採用するローエンド寄りのミッドレンジモデル。前者はプリペイドサービスを展開するCricketから129ドルで、後者はT-mobileから115ドルで発売する予定となっています。

ZTEは北米でのシェアが高いメーカーですが、こうした市場の変化に応えていくことで、そのポジションを維持しようというわけです。

これらのモデルがそのまま日本で発売される可能性は低そうですが、フラッグシップ以外にも力を入れているメーカーとして、ZTEに注目しておいてもよさそうです。

 

レノボはGoogleとタッグを組んだ、Project Tangoスマホを夏に投入

モトローラを傘下に収め、世界シェア第4位となったレノボは、Googleとの協力で、Project Tangoスマホを発表しました。

Project Tangoとは、カメラの機能を拡張して、世界を立体的に記録するためのプロジェクト。具体的には、RGBセンサーで色を、深度センサーで深さを、魚眼レンズで映像を捉え、それらを組み合わせることで“空間”を記録します。

Googleのストリートビューは、立体的な映像になっており、スマホの動きやマウスの動きに連動して、様々な場所を見渡せますが、こうした映像をスマホで簡単に作れるようにしたのが、レノボとGoogleが発表した端末になります。

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奥行きまで正確に把握できるため、カメラに映ったものの距離を正確に測れたり、その上にCGを表示させてゲームを楽しめたりと、様々な用途への応用が考えられます。

もちろん、ユーザーが簡単にストリートビューのような映像を作り出せるため、ユーザーが自ら投稿する仕組みがあれば、Googleマップの世界を広げることも可能になります。たとえば、現状では、お店やホテルの中をストリートビューの方式で表示するサービスがありますが、これをやるには、店舗側からGoogleに依頼をする必要があります。一方で、このProject Tangoスマホがあれば、映像をユーザーが自ら作れるというわけです。

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現状では、まだチラ見せの段階で、どのような端末が出るのかは分かりませんが、会見では、夏に、500ドル以下で発売されることが告知されました。

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LGのミッドレンジモデルや、TCLのWindows 10 Mobileファブレットなど、多彩な端末が出展

ほかにも、LGがミッドレンジモデルの「K」シリーズを2機種発表したり、TCLが通話にも対応したWindows 10 Mobileの8インチファブレットを発表したりと、CESには様々なスマホが出展されました。

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クアルコムのハイエンド向け最新チップ「Snapdragon 820」を採用する第一号機として、中国メーカーLeTVの「Le Max Pro」が発表されたのも、CESのトピックです。

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2月にスペイン・バルセロナで開催される、世界最大のモバイル関連見本市「Mobile World Congress」を控えていることもあり、サムスン電子、ソニーモバイルなどは新端末の発表を見送っていますが、それでも十分なボリュームのあったCESだったと言えるでしょう。

ファーウェイのタブレットはすでに日本での発売が決まっていますが、ほかにも、日本でSIMフリースマホとして発売される端末があるかもしれません。

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