SIM入門

200kbpsでも生きられる!高速・低速のスイッチングダウンロードを活用しよう。

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LTE通信は高速で快適です。
しかし、定額制以外のMVNOでは高速通信量が限られており、音声通話+3GBの高速通信で1,600円からというのが現在の相場ではないでしょうか。

それでも安くて魅力的なプランですが、自宅にWi-Fiがあるとしても、会社や学校に通って、毎日スマホをいじっているという人には3GBは厳しいデータ量かもしれません。月の後半になったら、常に帯域制限の低速(200kbps程度)になってしまってストレスが貯まるだけ。全てにおいてイライラしてしまうのではないでしょうか。

と、なると更に大容量の5GBプランや10GBプランなどを選択……、いや。ちょっとまって! 今月は使いすぎちゃってちょっと危ないな…。という時は、甘んじて200kbpsの世界を受け入れるというのも手段のひとつなのです。

高速と低速を切り替えられるMVNOを選ぶ

MVNOの中には、自分の好きなタイミングでデータ通信の速度を高速・低速切り替えられるものがあります。たとえば、IIJmioでは高速通信を「クーポン」という形で付与しており、Webサイトかアプリを使ってON/OFF切り替えられます。

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クーポンがONの時には高速通信が利用できますが、当然クーポン(高速通信容量)が消費されます。しかし、クーポンをOFFに切り替えると200kbpsの低速状態になりますが、高速通信容量は消費されないのです。

200kbpsなんて使えるか!

と思われがちですが、200kbps状況下でも快適に使えるサービスも多々あります。また、200kbpsじゃ難しいようなサービスだって、ちょっと工夫すると…? ここではそんなテクニックを紹介していきましょう!

まずは200kbsで十分なものを確認しよう

最初に200kbpsの世界で利用できるサービス・アプリを知っておきましょう。言うなれば、これらのアプリは高速通信を消費せずとも利用できるものとなります。

1.Googleマップ

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Googleマップは地図データをダウンロードするため、通信量が多いように思えますが、最近のGoogleマップはベクター画像で描画されているため、データ量は非常に小さく収まっています。拡大すると若干の読み込み待ちが発生するが、実用範囲内です。

2.乗り換え案内アプリ

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「Yahoo!乗り換え案内」も200kpbsで問題ありませんね。基本はテキストベースですし。
 

3.スマートニュース
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ニュースキュレーションアプリの王道、「スマートニュース」は更新時に若干の「待ち」が生じます。しかし、リーディングモードを「Smart」表示にすることでサクサク。このアプリは良く出来ていますね。200kpbsで問題ありません。

4.Yahoo!カーナビ 

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便利なカーナビアプリ「Yahoo!カーナビ」もまた200kbpsでも十分使えます。マップを高速スクロールする際は多少の読み込み待ちが生じますが、通常利用では問題ありません。使用感はこちらの記事をどうぞ。

5.050 Plus 

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「050 Plus」といったIP電話は実は利用できます。音声通話と言えど、通信量はかなり控えめです。音質も高速通信時とほぼ変わらず通話が可能です。

ケースバイケースなもの

・Twitter
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200kbsでできるもの? という話題で必ず上がってくるのがTwitterやFacebookといったSNS。こちらは実用的という評価がありますが、設定によりけりとなります。最近は画像付きの投稿も多いため、クライアントでそれらを自動読み込みにしてしているとかなりストレスに感じることも。そのため、画像のプレビューを自動取得しないような設定にしておきましょう。

公式のTwitterアプリでは、設定から画像の自動読み込みのオンオフを切り替えられます。テキストのみで運用するならばかなり快適です。

・Gmai

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Gmailなど、メールはテキストデータなので、内容をチェックしたいという用途では問題ありません。しかし、画像やファイル付きのメールは厳しいところです。特に仕事での利用となると、程よく資料などの添付ファイルが飛んでくるので、こちらはフルスペックなLTE通信を行なうべきです。受信するメールの内容に応じて切り替えていきましょう。

・LINE
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LINEはメッセージ自体やスタンプは軽いのですが、写真や動画のやり取りになると若干重さを感じます。それでも、ちょっと待てば送受信できるので、待つのが苦手ではない方、主に連絡用に利用しているという方であれば問題無いでしょう。

やめておいたほうが良いもの

・ブラウザ
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Webサイトのチェックは正直やめた方がいいと思います。ストレスがマッハです。最近は全体的な通信環境の向上により、写真などもガンガン使われていますし、ADも差し込まれてきます。

調べごとをしたいなと思っても、スマホの標準ブラウザでのアクセスはイライラが募るだけだと思われます。ブラウザでのWebサイト巡回の厳しさは、以下動画を御覧ください。

 

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ただし、標準ブラウザではなく「Opera Mini」などの圧縮機能を持ったブラウザを利用することで、辛さを若干緩和できます。快適!というわけではありませんが、参考までにどうぞ。
Opera Mini iOSAndroid

バックグラウンドダウンロードで待ち時間をなくして快適に!

遅くても通信が遮断されているわけではありません。渋滞と同じで流れは細くなっていても、時間をかければ目的地まで到達はできるのです。そこで、提案したいのが空き時間を利用したバックグラウンドでのデータダウンロードです。

読む・見る・聞く・使わない。といったシーンの裏で、着々とダウンロードを進めておくのです。

たとえば……です。5MB程度の資料をオンラインストレージからダウンロードしたい。といったシーン。フルスペックな速度が出ている環境であれば、数秒でダウンロードは完了しますが200kbpsの場合は3分29秒ほどかかります。

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この3分半、じっと画面を見つめているだけというのはストレスが貯まります。その間できることをしましょう。それこそ、Kindleで本を読んでいてもいいじゃないですか。マンガ1話読む間にダウンロードはきっと完了しています。効率化というのは、こういった「何もしない」時間を無くすところから始まるのです。

「そうか! じゃあ、Kindleで1冊読んでいる間に、もう1冊ダウンロードしておけば、ずっと200kbpsでも生きていけるに違いない!」

とお考えになった方もおられるかと思います。具体的には僕です。あれ、そういう使い方だったら200kbpsでもずっとやっていけるんじゃない?と淡い期待もありました。

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……一向にダウンロードが終わりません。

それもそのはず、Kindleのコミック1冊は約75MB。200kbpsでダウンロードを進めるとなると、ダウンロード完了までにおよそ50分ほどかかる計算です。これでは1冊読んでいる間に、次の巻をダウンロードしておくといった使い方では追いつきません。1冊2MB程度とサイズの小さな小説なら十分可能なテクニックだったんですけどね。
 

しかし、アプリによっては低速でもバックグラウンドで通信させておけばOK! というものもあるはずです。特にAndroidではマルチタスクに優れているので、さまざまなシーンでそういった活用も可能。ひとまず1日200kbpで過ごしてみて、実用的なもの・そうでないものを見分けてみましょう。

もう一度言いますが、確かに速いに越したことはありませんが、何も常に最高速度を出している必要はないのです。通信速度をスイッチングできる特性を利用して、ここぞ! という時に高速通信できるように、低速モードへのスイッチングを活用していきましょう!

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