SIM入門

壊れたとき、なくしたときはどうする? SIMフリー端末のサポート事情

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 大手キャリアを使っている人は、端末が故障したとき、キャリアショップに駆け込むのが一般的です。補償(保証)サービスに入っていれば、安価に修理してもらえるうえに、ショップも全国各地にあります。

 iPhoneは例外で修理はメーカー扱いになりますが、たとえば、ドコモであれば「ケータイ補償サービス」を独自に提供しています。

 では、こうした大手キャリアが取り扱っていない、SIMフリー端末の場合はどうすればいいのでしょうか。

 

端末を単体で買った場合はメーカーに修理を依頼する

 スマホとはいえ、単体で買った以上、キャリアに持ち込んでも基本的には修理を受けつけてくれません。

 SIMフリー端末を破損してしまったようなときは、メーカーに修理を依頼するのが一般的です。

 最近では、メーカーの中には「サポートの充実」を掲げているところもあります。

 10月にSIMフリー端末市場に参入したばかりのHTCは、その1社です。同社は、「コミットメント」として、最短5日で修理依頼のあった端末を返却することを掲げています。

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 ユーザーの住んでいる場所にもよってしまいますが、翌日は壊れた端末の受け取りが行われ、2日以内に修理をしたのち、返却するという流れになっています。

 1週間かからず、端末が手元に戻ってくるというわけです。

 

 もう1社は、SIMフリー端末を早くから展開していたファーウェイです。

 同社も10月にサポートのアップグレードを発表しました。専用のコールセンターを設け、フリーダイヤルで電話がかけられるようになり、営業時間も365日無休になりました。

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 そのほかのメーカーも同様に、サポート窓口を設けています。特にアップルはサポートが手厚いことが有名で、Apple Storeだけでなく、正規サービスプロバイダーでも修理を受けつけてくれます。ビックカメラなどの家電量販店も正規サービスプロバイダーになっているため、安心感の高いメーカーと言えるでしょう。

 とは言え、自己責任で破損してしまったときは、もちろん有料になります。機種やメーカー、修理箇所によっても金額はまちまちですが、比較的安価な機種の場合は、買い直した方がいいというようなこともありそうです。ディスプレイの破損でも、パーツ代と修理代を合わせて1万円以上かかるケースは多々あります。

 

MVNOの補償(保証)サービスを活用する

 こうしたときに備える意味でも、補償(保証)サービスにはぜひ加入しておきたいところです。iPhoneやFREETELのように、メーカーが独自の補償(保証)サービスを実施していることもありますが、どちらかというとまだまだ例外的。そんなときに使えるのが、MVNOのサービスです。

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 MVNOのサービスは会社によって異なり、中にはこうしたものを用意していない場合もあります。一方で、端末とのセット販売をしているMVNOは、補償(保証)サービスを導入するケースが増えています。

 大手から順に見ていくと、NTTコミュニケーションズの「OCNモバイルONE」では、端末とのセット販売を会社として行っておらず、補償(保証)サービスがありません。

  IIJmioには、「端末補償オプション」というサービスがあり、月額380円で加入が可能。破損や水濡れなどの際には、1回目が5000円、2回目が8000円で同一機種、同一色に交換されます。ただし、盗難や紛失の場合は、サービス対象外です。

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 BIGLOBEも、「BIGLOBE端末あんしんサービス」という名称のサービスを用意しています。 こちらの対象は水没、全損、破損、故障となり、IIJmioと同様、盗難や紛失には対応していません。機種によって料金は異なりますが、300円から400円で加入でき、1回目の交換に5000円、2回目の交換に1万円がかかります。

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 端末のラインナップを売りにしているMVNOである、楽天モバイルやDMM mobileにも、もちろん補償(保証)サービスがあります。

 まず、楽天モバイルは「端末補償・スマホサポートパック」を展開しています。こちらは料金が月額850円と、他社より割高な設定になっていますが、初期設定やアプリの操作などのサポートまで受け付けてくれます。

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 対するDMM mobileは、「端末交換オプション」があり、料金は月額350円。破損、水濡れなどに対応しており、年1回までの交換には、3000円しかかからないなど、手厚さがあります。

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 ほかにも、補償(保証)サービスを行っているMVNOは数多くあるので、加入前に、あらかじめチェックしておくといいかもしれません。端末を壊してしまうまでは、なかなかありがたみに気づかないかもしれませんが、こうしたラインナップだけでなく、こうした補償(保証)サービスでMVNOを選ぶというのも手と言えるでしょう。

 

 また、保証サービスのないMVNOを使う場合は、ドスパラの「モバイルセーフティサービス」を使うのも手です。こちらはWebから申し込みができ、どのキャリアを使っていても補償の対象になります。いわば、SIMフリー端末の保険サービス的な位置づけと考えられるものです。

 もっとも、SIMフリー端末は必ずしもMVNOから買うわけではなく、まだまだリアルな店舗も少ないため、対応は電話やWebになってしまいます。修理にも、ある程度は時間がかかります。こうした点は、十分認識しておくようにしましょう。

 

修理中の代替端末はどうする?

 携帯電話は日々の連絡を取るコミュニケーションツールなだけに、故障したからと言って、何も手を打たないわけにはいきません。また、補償(保証サービス)のある会社でも、盗難や紛失にまで対応しているところはほとんどありません。

 大手キャリアの場合は、修理時に代替機を貸してくれることが一般的で、連絡を取るのに支障はありませんが、一般的なメーカー修理では、こうした端末の貸し出しはほぼありません。手元に端末がない場合は、どうすればいいのでしょうか。

 

 こうした万が一の事態に備え、1つ前に使っていた端末は売ってしまわず、バックアップとしてそのまま取っておくことをオススメします。ただし、MNPでMVNOに移ったユーザーなどは、前の端末があってもSIMロックがかかっていて使えないということもあります。

 その場合、1つの手としてあるのは、格安なSIMフリースマホを、修理期間中だけピンチヒッターとして使うことです。

 今なら1万円前後でも新品の端末が買えて、しかもLTEにも対応していることまであります。たとえば、FREETELの「Priori 3 LTE」は、わずか1万2800円です。

 一時的に、こうした端末を買うというのも悪くないでしょう。

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 また、DMM mobileを運営するDMM.comでは、「いろいろレンタル」というサービスで、SIMフリー端末を提供しています。

 安い機種なら1カ月3000円台でレンタルできるので、こうした端末を借りて、修理期間中をしのぐのも1つの選択肢と言えるでしょう。ただし、こちらは、すぐに借りられるとは限らないので、その点は注意しておくべきです。

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 コストが抑えられているぶん、MVNOやSIMフリー端末のサポートは、どうしても大手キャリアよりは手薄になりがち。ある程度、ユーザーの自己責任で、対策しておく必要がありそうです。

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