SIM×デバイス指南

SIMフリー端末ながら「おサイフケータイ」を装備したarrows M02をチェック

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 キャリアから販売されているスマホと、SIMフリースマホの大きな違いのひとつが「おサイフケータイ機能」の有無です。現在発売されているSIMフリースマホのほとんどが、おサイフケータイ機能は非搭載。そのため、格安SIMを使いたいけど、おサイフケータイ機能も使いたいというユーザーは、キャリア版のスマホを用意する必要がありました。

 ところが、SIMフリー市場に国内メーカーも参入するようになり、おサイフケータイ機能を装備したモデルも登場してきています。今回紹介する富士通の「arrows M02」も、そんなおサイフケータイ機能を装備したモデルのひとつ。

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 arrows M02は5インチディスプレー(720×1280ドット)で、パネルには屋外の明るい場所でも見やすい有機ELを採用しています。CPUはSnapdragon 410シリーズのMSM8916(1.2GHz、クアッドコア)で、メモリーは2GB。スペック的にはミドルクラスとなっており、価格も販売するショップやMVNOによって変わってきますが、実売で3万円代前半と非常にリーズナブルです。

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 日本メーカーらしい特徴として、IPX5/8・IP6X準拠の防水・防じん機能を装備。さらに、米軍などで採用されている「MIL規格」でも、14項目をクリアー。耐衝撃や耐温度、耐塩水といった耐久性もあります。USBポートはキャップ付きですが、まさにどこでも使えるタフネスぶりです。

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 本体サイズは、約68.9(W)×8.9(D)×141(H)mm/約g149グラム。狭額縁なので、スリムな印象。全体的なデザインも派手さがおさえられていて、ビジネスシーンでも安心して使えます。

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 カメラ機能はメインが810万画素、フロントが240万画素と、最近のカメラ機能を売りにしたモデルと比べると、やや物足りないスペック。とはいえ、富士通独自の「パーフェクトチューニング」を登載しているので、人物、食べ物や夜景など、シーンに合わせて最適な色味に自動調整してくれます。

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 そして、最も重要な機能が「おサイフケータイ機能」です。背面カメラレンズの下部にFeliCaとNFCのセンサーを内蔵していて、タッチするだけで各種操作が行なえます。
 また、端末にはおサイフケータイ用のアプリもインストールされているので、すぐに利用可能です。

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 ただし、対応するおサイフケータイサービスは限定さています。10月29日現在、対応サービスはモバイルWAON、楽天Edy、QUICPay モバイル、ローソンモバイルPontaの5つ。さらに、モバイルスターバックスカード、mobile members、東京ドーム TDモバイル2、ticket boardの4つのサービスが動作検証中となっています。

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 キャリアの回線と連携が必要なiDは利用できません。また利用シーンが多いSuicaも非対応。これはSuicaを管理するJR東日本との連携もあるので対応は厳しいのですが、残念なポイントです。

 ですが、決済サービスでも楽天EdyやモバイルWAONは利用できるので、これらのサービスを使っているユーザーは、安心してarrows M02へ機種変更できます。

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 arrows M02は、スマホ初心者でも使いやすいインターフェースになっていることも特徴のひとつ。たとえば、ホーム画面は独自の「Leaf UI」を採用。インストールしたアプリを一覧で表示する「ドロワー」もホームスクリーンに組み込まれていて、左右にスワイプしていくと切り替え可能。一般的なアイコンで階層をたどっていく操作方法は、初心者には意外とわかりにくいので、スマホに慣れていない人には、Leaf UIのほうが使いやすそうです。

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 また、文字入力は高変換率で定評のある「ATOK」をさらにカスタマイズした「Super ATOK ULTIAS」を登載。誤入力を自動で判別して、正しい入力に自動で変換してくれる機能や、ガイドに沿って操作すれば自然とフリック入力が学べる「フリック学習モード」が利用可能。スマホでの文字入力に慣れていない初心者でも、安心して使えます。

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 対応周波数はLTEが2.1GHz、1.7GHz、900MHz、800MHz。3Gが2.1GHz、900MHz、800MHzとなっています。ドコモ系のネットワークだけでなく、au系のネットワークにも対応しているので、選択できるMVNOサービスが豊富なのも◎。

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 Wi-FiはIEEE802.11b/g/nで、最新の11acは非対応なのがマイナスポイント。ですが、LTE通信とWi-Fi通信を同時に使って通信の高速化を図る「高速ダウンロード」機能も装備。これは富士通のハイエンドモデルでも装備されている機能です。

 3万円代前半という価格と初心者にも使いやすい機能、そしてなによりおサイフケータイ機能が利用できるということで、フィーチャーフォンから初めてスマホ
にチャレンジしたいというユーザーにピッタリのモデルです。
 
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