SIM×デバイス指南

SIMフリースマホを本格展開するAcer、Windows 10 Mobileスマホも!

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 携帯電話を売るとタダでもらえる――こんな売り文句で登場したのが、Acerの「Liquid Z200」です。

 ブックオフとタッグを組み、格安さが話題を集めました。一方で、Liquid Z200は定価で買うと1万円のローエンドスマホ。PCメーカーとして有名なAcerの実力を発揮できる端末ではありませんでした。

 そんなAcerが、ついに、日本でSIMフリー端末を”本格展開”すると発表しました。

 

PC連携が売りでセルフィーもバッチリ撮れる「Liquid Z530」

 発表されたのは、ミッドレンジモデルの「Liquid Z530」。

 OSにAndroid 5.1を採用した、5インチのミッドレンジモデルで、チップセットにはメディアテック製の「MTK6735」(クアッドコア、1.3GHz)を搭載しています。

 価格は発表されませんでしたが、一部の家電量販店では、2万6000円前後で予約の受付が行われている模様。SIMフリースマホとして、今、もっとも売れ筋の価格帯だけに、人気が出る可能性も高そうです。

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 単なるミッドレンジモデルではなく、きちんと特徴がつけられているのも、この端末の注目ポイント。

 リアとフロントには、それぞれ800万画素のカメラが搭載されており、通常の撮影はもちろん、セルフィー(自撮り)の画質も高くなっています。

 音声シャッターにも対応しているため、手を伸ばして撮影しようとして、ブレてしまうという心配がありません。こうした点まできちんと考えられているのは、評価できるところです。

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 また、PCメーカーとして、大画面のPCからノートブック、果てはIoT関連製品まで手がけているAcerだけに、他の製品との“連携”にも力が入れられています。

 具体的には、Liquid Z530が搭載している「AcerEXTEND」で、PCから遠隔操作をすることが可能になっています。

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 AcerEXTENDを使うと、PC上にLiquid Z530の画面が、そのまま表示されます。PC上に表示されたスマホをマウスで操作すると、それが端末にも反映されるというわけです。

 逆に、Liquid Z530側を操作しても、PC上の画面が切り替わります。ゲームなどを、画面の大きなPCに映し出して楽しむこともできるのです。

 PCで作業しながら、スマホに届いたメールをサッと見たいというときにも、重宝する機能で、ビジネスマンにもうってつけと言えます。

 PCとスマホの接続は無線で行います。発表会上では、残念ながら無線環境がイマイチで、混雑していたためか描画が遅く、ゲームを遊ぶのは少々厳しいと感じましたが、自宅などであれば問題なく使えるでしょう。

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 ほかにも、「DTS Studio Sound」を搭載しており、クリアなサウンドが楽しめたり、画面オフの状態でアルファベットを描いてアプリを起動させる機能があったりと、3万円以下のミッドレンジモデルながら、独自性は高くなっています。

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 海外では、すでに何機種もAndroidスマホを出してきたAcerだけに、日本での本格展開が楽しみになります。

 

Windows 10 Mobile搭載モデルの発売も!

 一方で、Acerが用意している機種は、これだけではありません。「本格展開」を銘打っているだけに、今後も順次、スマホを日本に投入していくことを明らかにしています。

 記者会見で披露されたのが、9月にドイツ・ベルリンで開催されたIFAでもチラ見せされた「Jade Primo」。

 この機種は、Snapdragon 808を搭載したハイエンドなWindows 10 Mobileを搭載した機種で、「コンティニューム」という機能にも対応しています。

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 コンティニュームとは、ディスプレイにスマホを接続して、まるでWindows 10搭載のPCのように利用できる機能のこと。スマホ側のタッチパネルをマウスのように使えるほか、キーボードやマウスを別途接続することもできます。

 本物のWindows 10とは異なるものの、OfficeやメーラーなどはPCと同じようなUIになり、操作性は格段にアップ。簡単な仕事であれば、スマホ1台でこなせてしまうのが魅力の機能です。

 Acerによると、このJade Primoも、日本での展開を計画しているようです。

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 元々PCを手掛けてきたメーカーだけに、Acerは、海外で多数のWindows PhoneやWindows 10 Mobile搭載のスマホを発表しています。

 この中には、日本への投入を計画しているものもあります。

 同じくIFAで発表された「Liquid M300」がそれで、こちらはローエンドモデル。格安な価格が期待でき、とりえあえずWindows 10 Mobileを試してみたいという人には、うってつけの1台になるかもしれません。

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 ほかにも、Acerは海外で、ゲームに特化した「Predator」というPCやタブレットをラインナップしており、新たにIFAでは、Predatorブランドのスマホも発表しました。

 Acerによると、このモデルも日本に投入される可能性があるようです。

 こちらは、Android搭載で、CPUに10個のコアを搭載する超ハイエンドモデル。

 一般的なハイエンドモデルやミッドレンジモデルと比べると、ターゲット層は絞られてきそうですが、ゲーマーにはピッタリの1台と言えるかもしれません。

 どことなく、似たり寄ったりな機種が多い中で、個性は十分と言えるでしょう。

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 このように、SIMフリーモデルの本格展開を発表したAcerですが、Liquid Z530にとどまらず、多数のスマホを発表していく予定です。

 個性的なAndroidに加え、Windows 10 Mobile搭載スマホもラインナップに持つだけに、端末のバリエーションがさらに豊かになることが期待できそうです。

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