SIM道場スペシャル

IFAで続々と登場の最新スマートフォン

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ドイツ・ベルリンで、9月4日から9日の6日間、世界最大の家電見本市IFAが開催されました。

世界各国のメーカーが、グローバル市場に向け、冬商戦の“目玉”を発表するのがこのイベント。白物家電やPCに留まらず、最近ではスマホの発表も増えてきました。

例年だと、ソニーやサムスン、ファーウェイなどがIFAで冬商戦のフラッグシップモデルを発表しています。

このIFAで、SIMフリーモデルとして日本上陸が期待できそうな注目のスマホをチェックしてきました。

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フォースタッチ対応の「Mate S」を発表したファーウェイ、日本でも発売を予定

日本での発売が確定している機種として挙げられるのが、ファーウェイの「Mate S」です。

Mate Sは日本で発売中の「Ascend Mate 7」の流れをくむモデルで、高いパフォーマンスと大画面を両立させた端末です。

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5.5インチの有機ELディスプレイを搭載しており、チップセットにはオクタコアの「kirin935」を搭載するなど、そのパフォーマンスは健在。

金属をふんだんに使ったボディは質感が高く、背面には指紋センサーを搭載しています。

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おもしろいのが、次のiPhoneに搭載されると見られる「フォースタッチ」を採用したモデルを先取りで用意したところです。

フォースタッチとは、静電容量式のタッチパネルに、感圧式のタッチパネルを組み合わせたもの。つまり、本体が圧力を測ることができるのです。

これによって、今までのタッチ操作にバリエーションが加わりました。

例えば、ギャラリーから写真を見ているときに、タッチパネルをグッと押し込むと、その部分が拡大されます。押している力の強さによって、拡大率が変わるのは感圧式ならではのギミックと言えるでしょう。

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変わり種の機能としては、タッチパネルの上に乗せたものの重さを測ることもできます。

プレスカンファレンスではオレンジの重さを測っていましたが、試しにタバコの箱を置いてみたところ、軽すぎて正確な数値を測ることができませんでした。

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ちなみに、Mate Sはラグジュアリー版にのみ、このフォースタッチが搭載されます。

どちらのモデルが日本で発売されるのか、今から楽しみです。

Windows 10 Mobileもついに登場!!

台湾のPCメーカーAcerも、スマホのラインナップを一挙に発表しました。

中でも注目をしておきたいのが、Windows 10 Mobileを搭載した「Liquid M330」。

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チップセットにはローエンド向けの「Snapdragon 210」を採用しており、ディスプレイも4.5インチ、フルワイドVGAとスペックは決して高くありませんが、「格安スマホ」として日本で発売したらおもしろい存在になるかもしれません。

Windows 10 Mobileでは、「Continuum」という機能が搭載されており、液晶モニタなどの大画面にケーブルでつなぐと、あたかもPCのように使うことができます。

残念ながら、Continuumに対応するのはすべての機種ではなく、Liquid M330も対応はうたわれていませんでしたが、こうした機能が使えるようになれば、簡易的な持ち運び用PCとしてWindows 10 Mobile搭載のスマホが注目を集めるかもしれません。

なお、Acerはプレスカンファレスで、このContinuum対応の「Jade Primo」をチラ見せしていました。

こちらについては詳細なスペックなどは明かされていませんが、登場が楽しみです。

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ZTEが「Axon」ブランドを欧州に本格展開、日本での登場にも期待が高まる

ZTEは、米国や中国で展開していた「Axon」ブランドの新機種を発表しました。

欧州向けに投入されるのは、「Axon Elite」。

プレミアム感たっぷりの見た目と、高度な機能を多数盛り込んでいるのがAxonシリーズの特徴です。

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注目は、F値1.8のレンズを搭載し、デュアルカメラで深度を記録できるところ。

これによって、あとからフォーカスの位置を変えることも可能になりました。

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上の背面写真からも分かるように、指紋センサーも搭載しています。

これに加えて、目と声で認証できるのも、Axon Eliteの特徴。セキュリティにも万全の対策を施しているというわけです。

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XperiaやGalaxyもフラッグシップモデルが目白押し

現状の日本市場を考えると、SIMフリーモデルの販売は期待薄かもしれませんが、ソニーも新機種を発表していました。

ソニーは、フラッグシップモデルとなる「Xperia Z5」シリーズ3機種を発表しています。

中でも特徴的なのが、世界初となる4Kディスプレイを搭載した「Xperia Z5 Premium」。

動画や静止画再生時に絞って4K表示をするため、バッテリーの持ちも心配なさそう。ディスプレイのピクセル密度は801ppiとなり、もはや肉眼はおろか、カメラで撮影した液晶に寄ってみても、ピクセルが認識できません。

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Xperia Z5シリーズは、Xperiaとして初の指紋センサーに対応しています。指紋センサーは側面の電源キーに埋め込まれており、指を置くだけで画面のロック解除が行えます。

ドコモの一部夏モデルと同様、FIDOの規格にも準拠しているため、対応アプリでも指紋センサーを利用することが可能になります。

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ソニーは、4Kディスプレイを搭載したXperia Z5 Premiumのほかに、5.2インチのディスプレイを採用したど真ん中の「Xperia Z5」や、4.6インチのディスプレイを採用したコンパクトモデルの「Xperia Z5 Compact」も発表しています。

いずれも、カメラに新開発のモジュールを採用しており、オートフォーカスが0.03秒で合うという強みを備えています。また、上記の指紋センサーも、3機種に共通の機能です。

先に述べたように、SIMフリーモデルの投入は望み薄かもしれませんが、キャリアからの発売は期待できます。今年の5月以降に発売されたモデルは新制度のSIMロック解除対象であるため、格安SIMでの利用を検討してもよさそうです。

 

ほかにも、サムスン電子は8月に発表した「Galaxy Note 5」などを展示していました。

よりプレミアム感が増し、発売中の「Galaxy S6」「Galaxy S6 edge」と同様、自社製のチップセットを搭載した高いパフォーマンスが魅力。

おなじみのペン入力も健在で、メニューなどのユーザーインターフェイスはさらに強化されています。

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このように、IFAでは大手メーカー各社が、冬商戦に向けたフラッグシップモデルを続々と発表しました。

すべてではありませんが、このうちのいくつかは日本でも発売されるはず。そのときが、今から楽しみです。

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石野純也
ケータイジャーナリスト。通信業界を中心に取材し、幅広い媒体で原稿を執筆している。国内はもちろん、海外の通信、スマホ事情にも詳しい。