SIM道場スペシャル

レッツ車載! 格安SIMと型落ちスマホで最新のネットカーナビが作れる。夢を見た…

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お盆休みも終わり、田舎に帰郷したり遠くまでレジャーにでかけたりと、車で移動した方々も多かったのではないでしょうか。そんなみなさんに質問です、カーナビで困りませんでした?

毎年のように日本の道は更新されていきます。一方でカーナビはというと、毎年更新することもできますが、更新料がかかるようなものが多く、常に最新のマップを維持し続けるというのはコスト的に難しい問題です…。

常に最新マップを使える優秀なカーナビアプリがあるじゃないか!

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しかし、最近はスマホのカーナビアプリが非常に優秀。例えば「Yahoo!カーナビ」では無料利用できて、常に最新マップを利用可能。音声案内対応、VICS対応、さらにはオービスにまで対応するといった、無料のスマホナビとしては破格の性能です。もちろん、メリットだけでなく、搭乗のたびにスマホを車に固定するのがめんどくさい。といった問題や、カーナビ利用中は他のことができない。と言ったデメリットもあるのですが…。

ならば! そのデメリットを解決してみましょう。

いっその事メインスマホではなく、型落ちのAndroidスマホと格安SIMを使って車載専用、オンラインカーナビにしてしまえば、快適なのではないでしょうか? ついでにスマホ画面をカーナビ液晶に出力すればもっと快適なのでは!? そう、使い古したスマホと格安SIMで、お手製「Android Auto」を作ってみようではありませんか!

車載Androidスマホに必要なものを揃える

今回はナビの視認性を重視して、スマホの画面をカーナビに出力するという方法を採用します。カーナビには外部機器からのAV入力ができるものがあり、幸い我が家のカーナビもそのタイプでした。ただし入力がRCA端子(赤白黄)。スマホの画面出力アダプタはHDMI出力となるので、HDMI→RCA変換器なども必要です。具体的には今回の作戦には、以下のような物が必要となります。

  • スマホの映像出力するためのアダプタ(MHL,SlimPort)
  • HDMI→RCA変換器
  • HDMIケーブル
  • microUSBケーブルx2(アダプタ・変換器への給電用)
  • 格安SIM(通信速度遅くてもOK)

 

■スマホの映像出力規格を調べよう

スマホの映像出力アダプタは、機種に合わせたものを用意しましょう。スマホの映像出力規格は大きく分けて3種類あります。

  1. microHDMI端子
  2. MHL
  3. SlimPort

古めのスマホではmicroHDMI端子が採用されています。その場合は、「microHDMIーHDMI」ケーブルを用意します。2〜3年前の国産スマホでは(XperiaやMEDIAS、AQUOS PHONEなど)、microUSB端子からの「MHL出力」に対応している機種が多く、それらは「MHLアダプタ」を用意しましょう。SlimPortはNexus 5などのLG製スマホで採用されている出力形式です。

今回はNexus 5を利用するので、SlimPortアダプタを用意しました。当初はMHLアダプタを用意して「映んないよ壊れてんじゃないのこれ!」と慌てたのは内緒です。

 

■HDMI→RCA変換器を用意

スマホからの出力はどの場合もHDMIなので、カーナビのAV入力へ映像出力する場合は、HDMI→RCA変換器使って変換する必要があります。今回はHy+の「HY-HDRCA1」を利用しました。

カーナビの画面にAndroidスマホの画面を出力する

今回のシステムとしてはこうなります。ケーブルの多さが若干…。いや、かなり不安になりますが、このシステムを利用することで……


スマホの画面をカーナビに出力可能。カーナビはあくまでもディスプレイ利用なので、タッチ入力や検索は手元のスマホで行なう形式となりますが、カーナビの大きな画面、かつ見やすいポジションでナビを確認できるようになります。

HDMIからRCAにダウンスキャンコンバートしているため、画質的にはかなり落ちてしまっているのが残念です。しかし、文字なども認識できるため、カーナビとしては問題なく使えるレベルであると言えます。あとは、スマホは車載用スマホホルダーにセットして、片手で操作できるようにしたいところ。

なお、スマホにはIIJmioの「ファミリーシェアプラン」で追加したデータSIMカードがセットされています。最大3枚までSIMを発行でき、高速通信分をシェアできるというプランです。200kbpsの低速モードでもカーナビ利用としては十分使えるという検証が取れていますので、高速通信を消費せずともカーナビ利用は問題ありません。

さぁ、新しくなったカーナビでお出かけしてみましょう! スタバへGO!

いきなりトラブル発生! 画面が映らない!?

いざ出発!というところで、いきなりのトラブルです。なんと、我が家のカーナビでは、サイドブレーキをかけないと外部出力が表示されないことが判明します…。なんでだよウワァァァン!!

走行中にスマホをいじるわけでなく、ルートをセットしてあくまでもモニタとしてカーナビの画面を利用したいだけなのに!ヒドイ! と行き場のない怒りと悲しみを抱きつつ、この企画は夢と散ることに相成りました。クスン…。

しかし、もう使ってない旧スマホを専用のカーナビにする! という試み自体は便利で快適であることは確かです。再度、このシステムのメリット・デメリットをチェックしてみましょう。

●Android車載システムのメリット

  1. 使ってないAndroidスマホを有効活用
  2. 乗り降りの度に取り外ししなくてもいい
  3. 常に最新マップを利用できる
  4. 低速・格安のデータ通信SIMがあればいい
  5. 備え付けナビの画面でナビゲーションを確認できる
  6. 動画や音楽を入れるのが簡単

●Android車載システムのデメリット

  1. 映像出力機材が必要になる
  2. 画質はかなり落ちる
  3. 検索は手元のスマホ画面で行なう必要がある
  4. 配線が多くなってしまう
  5. カーナビの種類によっては外部入力が利用できない

デメリットも確かにありますが、常に最新マップが利用できる。見やすい大画面でナビを確認できる。というのはかなり大きなメリットとなり得ます。運転中も映像表示可能なカーナビや車載モニタがある方は、一度カーナビマップの更新費用を確認してみてください。もしそれよりも出費が抑えられるというのであれば、このシステムを試してみてはいかがでしょうか。

ただ、悔しいのでこの「車x格安SIM」という組み合わせはもう一度なにか別の形でリベンジしたいところではあります。きっと通信機能が加わることで、ドライブはもっと楽しくなるはずなんだ!

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