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標準設定で大丈夫だと思ってた?Windows 10とテザリングの落とし穴!

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リリースから1ヶ月が経ち、気が早い人は公開当日に、ちょっと様子見かな? という人もそろそろWindows 10へと無料アップグレートしはじめたのではないでしょうか。

あまり評判がよろしくなかったWindows 8/8.1と比べると、確かに使いやすくなっています。新しくなったインターフェース、新しくなったアプリ、新しくなったブラウザで楽しみつつ、ノマドワークなんて計画している人も多いはずです。しかしこのWindows 10でひとつ困ったことがあります。それが……「従量課金接続」。

Windows 8/8.1の頃はチャームのWi-Fiの設定から「従量課金接続」へと切り替えることができました。従量課金接続にすることで、Windows Updateの更新やライブタイルの更新、オフラインファイルの同期が一時定期にストップ。湯水のようにデータ通信を行なうのを抑止できるため、テザリング時には必須の設定です。

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Windows 8.1ではWi-Fiの設定から手軽に「従量課金接続」へ切り替えることができましたが、Windows 10ではこの切り替えボタンが見当たりません。ひょっとしてWindows 10では従量課金接続が使えない? そんなバカな。

Windows 10で「従量課金接続」を利用するには?

Windows 10では従量課金接続できなくなったのでしょうか? いいえそんなことはありません。設定メニューが別の所に移動されているんです。Windows 10で従量課金接続に設定するには……。

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アクションセンターを表示し、Wi-Fi接続設定タイルを右クリックして「設定を開く」

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「ネットワークとインターネット」の「Wi-Fi」設定が表示されるので「詳細オプション」をクリック。

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「従量課金接続として設定する」を「オン」に切り替えます。これで設定は完了です。従来どおり必要最低限の通信しか行われなくなり、節約しつつテザリングを利用できます。

今回検証した限りでは、Windows 8.1時に「従量課金接続」に設定していた回線は、Windows 10にアップデートした後も標準で「従量課金接続」として設定されていました。Windows 10にアップデートしたらパケ死した! なんてことは起こらないように配慮されているといえるでしょう。

しかし、設定を引き継ぐアップデートではなく、クリーンインストールの場合ですと当然ながら設定は全てリセットされてしまいます。従量課金接続のつもりで繋いでいたら、制限無しにUpdateをダウンロードされてしまって……。というトラブルも起こりえますので、必ず確認しておきましょう。

なお、新しいデバイスドライバーの自動ダウンロード、オフラインマップのダウンロードなどに関しても従量課金接続時の動作を指定できます。ただし、これらは標準で「オフ」。すなわち、従量課金接続時では「ダウンロードしない」となっているので、おそらくノータッチで問題ないかと思います。

Windows 10で現在の通信量を確認するには?

従量課金接続の所在が突き止められたところで、その効果も確認しようとしたのですが、ここでまたトラブルです。

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Windows 8.1の頃はチャームのWi-Fi接続項目で、現在までの通信量を確認することができましたが、Windows 10ではなぜかこの機能が削除されてしまっており、通信量の確認ができないのです…。

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「ネットワークとインターネット」では過去30日間のデータ使用状況を確認できます。ここで調べられるのかな? と思いましたが、なんとこれまでのWi-Fi接続での通信が全部統合されて表示されているだけでした。ちがうそうじゃない。

どうしても通信量の確認ができなかったため、フリーソフトを導入して機能を補います。

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利用するソフトは「NetWorx」。現在のアップロード・ダウンロード通信リアルタイムでグラフ表示できるほか、レポート表示でこれまでの通信量を細かく可視化することが可能です。また、通信量を細かく制限することもできるのも便利かもしれません。

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「設定」→「一般」「監視するイ
ンターフェース」で接続ごとに監視するネットワーク接続を設定できたり、ローカルネットワーク通信を除外するといった設定も可能ですが、現バージョン(NotWorkx Ver.5.4.1)では「ローカルLAN内の通信を除外する」にチェックを入れてしまうと、新ブラウザ「Edge」の通信を取得できませんでした。ブラウザの通信がカウントされないのは元も子もないので、そちらのチェックは外しておくことをオススメします。

というわけで、従量課金接続に設定してNetWorxで通信量を計測してみたところ、Windows 10でも従量課金接続に設定しておけば「えっ、それ今必要ないでしょ」系の通信は確かに抑えられていました。一安心といったところでしょうか。しかし、通信量を見ているとまた別角度の問題が露呈しました。

Windows 10でのテザリングはOneDriveの使いすぎに注意!

テザリングでの接続を満喫していて、1点気づいた点があります。それがOneDriveの同期。Windows 8.1では従量課金接続時にOneDriveの同期を停止する設定があり、同期をオフにしておくと、従量課金接続で接続している限りはOneDriveに保存してもファイルは同期されませんでした。

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一方でWindows 10はというと、この設定が見当たりません。そのため、「OneDrive」フォルダに保存したファイルは従量課金接続に設定していたとしても、否応なしにアップロードされてしまいます。

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今、同期されてなくても、自宅や会社のWi-Fiに繋がった時にまとめてアップロードされるからいいや。と外でもOneDriveフォルダを活用していた人は、常にファイルが同期されていることになるので注意してください。気付かずに使いまくってると、あっという間に高速通信容量を使いきってしまいます。

以上、Windows 10でテザリングへ繋ぐ場合の注意点でした。最重要なのはとにかく早めに「従量課金接続」へ切り替えること。設定項目自体が移動してしまったため、その存在に気がつかない人も多いかもしれません。もし、身近にWindows 10ノートでモバイルしている人が居たら、再度確認を促してみてください。

また、もし「OneDriveの従量課金接続設定はここにあるよ!」と設定メニューの存在をご存知の方がおられましたら、コメントをいただければ幸いです。

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