SIM道場スペシャル

iPhone 6でmineoのSIMが使えた? テスト用プロファイルを試した!!

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 iOS 8の登場に伴い、au系MVNOでの利用が不可能になっていたiPhone。mineoやUQ mobileなどでの利用ができず、せっかくのSIMフリー版が宝の持ち腐れになってしまっていた人もいるはずです。

 そんなiPhoneが、ついにau系MVNOでも使えるようになりました。現状ではまだ通信が不安定になることもあるため、正式サポートではありませんが、それを理解したうえでなら利用する価値はありそうです。

 今回は、その方法を紹介していきます。

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APNの設定方法を変え、au系MVNOでも通信が可能に

 ことの発端は、7月に公開されたIIJのブログでした。同社が、iPhoneの通信を安定させるため、様々な設定を試したとのことです。

 そうした結果、行きついたのが、APNの設定方法を変えるということ。

 iPhoneをMVNOで利用する際には、APNの設定を「構成プロファイル」で上書きして通信を可能にしますが、この方法には2種類あります。

 従来から利用されていたのは、「APN Payload」というもの。もう1つが、「Cellular Payload」と呼ばれるもので、アップルが配布している「構成ユーティリティ」では前者のみ作成可能です。

 ところが、APN Payloadで設定したAPNでは、au系MVNOで通信することができませんでした。

 これに対し、IIJがCellular PayloadでAPNを設定したところ、不安定ながら、iPhoneが通信できるようになりました。

 この結果に対し、au系MVNOの先駆けであるmineoのケイ・オプティコムも動作検証結果をブログ上で発表。不安定ながらも、iPhone、iPadでau系MVNOが使えることが判明しました。

 

au系MVNOで使ってみた

 とは言え、先に挙げたように、Cellular Payloadはアップルの公式ツールで設定することができません。そのため、ユーザーが自分で作成しようと思っても、なかなか簡単には作ることができません。

 ファイル自体はWeb作成の知識があれば記述できるものですが、どこにどの値を書き込まなければいけないのかを知らない一般のユーザーが手を出すのは難しいと言えるでしょう。

 現実的な方法は、MVNOのサイトからプロファイルをダウンロードすることです。

 mineoでは、同社やMVNO全般の情報を発信するサイト「マイネ王」で、テスト用のプロファイルが公開されています

 さっそく、ここから新しいプロファイルをSIMフリー版iPhoneにダウンロードして、mineoのSIMカードでネットワークに接続してみました。

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 なお、今回は音声通話対応の「デュアルタイプ」のSIMカードを、SIMフリー版のiPhone 6に挿しています。

 mineoでは、音声通話のみ「CDMA2000 1x」という規格を利用しており、LTEを使うデータ通信とは通信の経路が完全に分かれています。

 iPhoneにプロファイルをインストールして、Wi-Fiをオフにすると、すぐに4Gのマークが表示されましたが。

 ところが、すぐに圏外になってしまい、「データ通信機能を起動できませんでした」というアラートが表示されてしまいます。

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 この状態で、フライトモードに切り替え、解除したところ、アンテナピクトが表示され4Gのマークも現れました。

 試しに、SafariでSIM道場を開いてみましたが、きちんと表示されます。

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 次に、iPhoneに電話をかけてみました。

 mineoは音声通話にCDMA2000 1xを使用するためVoLTEにはなりませんが、4Gのマークが消え、きちんと着信を受けることができました。

 なお、電話が切れたあとは、すぐにLTEに復帰しています。

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 SMSの送信も、問題なく行えました。

 他社相手にもきちんと送信できています。

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 ちなみに、通信速度は18時台で7.5Mbps程度。本家auよりは劣りますが、Webやアプリを使うぶんには、あまり気になりません。

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 mineoのSIMカードでもざっと使ってみた限りでは、特に問題は生じませんでした。

 ただし、iPhoneのテザリングである「インターネット共有」の機能は、オンにできませんでした。また、本家auとは異なり、VoLTEの設定項目も現れません。

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 さらに言えば、iOSのアップデートによって、挙動が変わってしまう可能性も残されています。

 mineoが公開しているプロファイルも、あくまでテスト用で、正式版ではありません。iPhoneの機種によっても、不安定になることがあるようです。

 これらの点を踏まえて、何かあっても自己責任で対処できる人は、挑戦してみる価値があると言えるでしょう。すでにiPhoneをお持ちなら、プリペイドのSIMカードを試してみてもいいかもしれません。

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