SIM×デバイス指南

ハイスペックに生まれ変わった「ZenFone 2」がついに日本上陸!

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 ASUSは、「ZenFone 5」の後継機となる「ZenFone 2」を発表しました。

 ZenFone 5は「ワンランク上の贅沢」をうたい、ほどよいスペックと低価格を両立させたスマートフォン。SIMフリーとして発売され、MVNO各社が取り扱うヒットモデルになりました。実際、ASUSによるとZenFone 5はSIMフリーモデルでシェアNO.1とのことで人気のほどがうかがえます。

 その後継機のZenFone 2は、ハイスペックを追求したモデルです。その特徴を見ていきましょう。

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高速なCPUに、大容量のメモリを搭載してサクサク動く

 ZenFoneといえば、低価格ながらサクサク動くのが特徴のスマートフォンでした。そのパフォーマンスを、さらに高めたのがZenFone 2です。

 CPUには、64ビット対応のインテル製チップセット「Atom Z3580」を採用。ベンチマークでは、他社のCPUを圧倒する性能の高さで、ゲームなどの重たいアプリもサクサクと動きます。

 64ビット対応したことで、搭載可能なメモリの量も3GBを超えました。搭載されているメモリは、なんと4GB。複数のアプリを同時に起動したままにしておくことができ、切り替えもスムーズです。

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 こうしたパフォーマンスの底上げがあった上で、ディスプレイは5.5インチに大型化。解像度も、ZenFone 2の1280×720ドットから、1920×1080ドットのフルHDに上がり、精細感が大きく増しています。

 

カメラのクオリティにもこだわったハイスペックモデル

 先代のZenFone 5ではイマイチだった、カメラのクオリティも大きく上げてきました。

 背面カメラの画素数は1300万画素。ASUSの独自技術である「PixelMaster2.0」に対応しており、暗所でもくっきりとした写真が撮れるのが特徴です。

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 記者会見では、カメラに定評のあるスマホの「iPhone 6 Plus」や「Xperia Z3」と比較した写真が紹介されましたが、これらと比べてもクオリティは十分。明るさでは、ZenFone 2が勝っていることが分かります。

 また、逆光に強いのも、この機種のカメラの特徴と言えるでしょう。

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 前面には500万画素の自分撮り用カメラが搭載されており、140度のパノラマ撮影を行えます。こうしたソフトウェアでの工夫が行き届いているところも、ZenFoneの強みです。

 

デザインはZenFone 5を踏襲しつつより高級感ある仕上げに

 背面が丸みを帯びたデザインは、ZenFone 5を踏襲しています。丸みを帯びることで、スペックの数値上は厚く見えて不利になってしまいますが、これは持ちやすさを重視してとのこと。手にしっかりフィットし、操作のしやすさが上がります。

 とは言え、背面のデザイン処理はZenFone 5より高級感を高くしてあります。

 ZenFone 2では、背面にヘアライン加工を採用。これは、金属で用いられる髪の毛のような細かい線が入った加工のことで、高級感を演出します。

 背面のカバーは取り外しが可能なため、別売のパネルを装着することも可能。着せ替えも楽しめるというわけです。

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デュアルSIM対応で海外渡航時に役立つ!

 また、このクラスのスマートフォンとしては珍しいのが、「デュアルSIM」に対応していることです。

 デュアルSIMとは、文字通り2枚のSIMカードに対応していること。異なる2つの通信キャリアのSIMカードを入れ、使い分けることが可能です。

 残念ながら1つはLTE、もう1つがGSM方式の2Gのため、日本では片方のSIMカードしか使うことができませんが、海外渡航時には非常に役立ちます。

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 たとえば、LTEの方のSIMカードスロットには現地のデータ通信用SIMカードを入れ、GSMの方のSIMカードスロットには日本のSIMカードを入れたとします。すると、データ通信は現地の料金が適用され、通話は国際ローミングで待ち受けることが可能になります。海外でSIMカードを買うと割安ですが、国際ローミングをしないといつもの電話番号にかかってきた電話を取り逃してしまいます。デュアルSIM対応なら、こうした心配がないというわけ
です。

片手でも使いやすいUI

 5.5インチというと、片手で使いづらいと思う方もいるかもしれません。確かに、サイズは先代のZenFone 5よりやや大きくなっています。ディスプレイの額縁を減らしているため、液晶のサイズアップがそのままボディのサイズアップにつながっているわけではないものの、やや大きくなっていることは否めません。

 その代り、ZenFone 2では片手で操作する工夫がしっかり盛り込まれています。

 ZenFone 2には、ASUSが独自にカスタマイズした「ZenUI」が搭載されており、これによって使い勝手を高めています。片手操作に関しては、ホームボタンをダブルタップすると画面全体が縮小。右下に寄って、親指でスムーズに操作することが可能になります。

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 ほかにも、注目したいUIの工夫が満載です。その1つがキッズモード。子どもに渡すとき、必要なアプリだけに制限することが可能です。

 また、アカウントの切り替え機能も搭載されているため、友達に画面を見せながら操作するというときだけ、ゲストモードにしておくことができます。これなら、うっかり画面を見せている最中に通知がきて、メッセージの中身を見られてしまう心配もありません。

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 このように、ハードウェアのスペックが高いことはもちろん、ソフトウェアの工夫にも力が入っているのがZenFone 2の魅力です。

 

価格は3万5800円から5万800円

 2万円台というインパクト抜群の価格を実現したZenFone 5ですが、残念ながらZenFone 5ではやや価格が上がっています。

 先に述べたように、CPUやメモリ、ディスプレイなどの機能が全面的に見直されており、ハイエンドモデルと比べてもそん色ないレベルになっているからです。

 それでも、機能を考えれば安い部類と言えるでしょう。

 日本で発売されるZenFone 2は3モデル。もっとも低価格なのが3万5800円のモデル。ただし、このモデルは、CPUが1.8GHzで他のモデルと異なります。メモリも2GBしか搭載されていません。確かに安価ですが、スペックを期待する方には不向きと言えるかもしれません。

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 上で挙げたようなCPU、メモリの特徴を満たすモデルの価格は、4万5800円になります。最高価格のモデルでは5万800円。この2モデルの違いは、ストレージ容量の差。

 4万5800円のモデルが32GBなのに対し、5万800円のモデルは64GBのストレージをと倍の容量を搭載しています。

 とは言え、ZenFone 2は、最大64GBのmicroSDXCに対応していますので、写真や音楽など、データ量が大きいデータはmicroSDカードに保存しておくことが可能です。すでにmicroSDカードを持っている人は、32GB版で十分と言えるでしょう。

 これだけのスペックで、4万5800円は非常にお得と言えます。

 ZenFone 5の高い人気を受け、MVNO各社も早速取り扱いを表明しています。

 発表会では、IIJ、geanee mobile、DMM mobile TNC、NifMo、楽天モバイル、U-mobileといったMVNO各社の名前が挙がっていました。

 これらのMVNOは、パートナーとしてZenFone 2を販売していく方針です。

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 また、MVNOではありませんが、SIM単体の販売に積極的なワイモバイルもパートナーに挙がっていました。ワイモバイルが独自の型番をつけて売る商品とは位置づけが異なり、SIMフリー端末としてワイモバイルの通信方式をサポートしたモデルという扱いになるとのこと。家電量販店などでワイモバイルのSIMカードと一緒に購入することを想定しているようです。

 このように、ZenFone 2は高いパフォーマンスを誇るフラッグシップモデルです。これまでの格安スマホと呼ばれていたミッドレンジモデルでは満足できない人は、ぜひチェックしてみてください。

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