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5GBも10GBもいらない? 900円台で済ます格安SIM基本設定

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2GB=900円台が主流だったMVNOの格安SIMですが、この春、容量が改定される動きが出ています。たとえば、IIJmioは、月額900円(データ通信のみ、SMS非対応の場合)の「エントリープラン」を、4月1日から3GBに拡大します。楽天モバイルも、料金据え置きのまま、「2.1GBパック」を「3.1GBパック」にします。

ほかにも、OCNやNifMoといった大手MVNOが容量の改定を打ち出しています。

以前より、格段に使いやすくなったと言えるでしょう。とは言え、上限があることに変わりはありません。各社とも、その上に5GBや10GBなどの大容量プランを用意していますが、節約すれば料金を安くあげることができるのは、以前と同じです。

そのためにやっておきたいのが、無駄な通信をカットすること。スマホは、ユーザーが操作していない時でも、バックグラウンドで自動的に通信するようなしくみになっています。これは便利な反面、実際にどのくらいデータ量を使うのかが想定できないのがネックです。そこで今回は、データ量を節約する方法を紹介していきます。

データ通信は極力Wi-Fiに流すのが鉄則

まずはデータ通信量の確認を!

データ量を節約するための鉄則は、その場で必要な通信以外は行わないこと。たとえば、アプリのアップデートは、外出先でするほど一分一秒を争うものではありません。重大なセキュリティホール対策のような緊急アップデートがあれば話は別ですが、家でWi-Fiにつないでいるときにやっても大きな問題はありません。

また、あまり使っていないアプリが、自動的にデータ通信をしてしまうのも、無駄に感じる人はいるでしょう。

こうした無駄を省くためには、まず、自分のスマホがどの程度通信をしているのかを把握しておくことが大切です。Androidであれば設定の「データ使用量」、iPhoneであれば設定の「モバイルデータ通信」の中に、通信量の集計が表示されます。

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ただしiPhoneの場合、データ使用量は累積になってしまい、月単位で表示ができません。データ量を正確に把握するためには、月初にリセットしておくことをお勧めします。

Androidの場合、この画面でデータ通信量に制限をかけたり、一定量を超えたときに警告を出したりすることができます。月○○GBという単体のサービスの場合でも、ここでこまめに通信制限をかけておけば使い過ぎが防止できます。ちょっと面倒ですが、段階的に使う量を決め、数日ごとに設定を変更してあげれば、計画的にデータを使うことができるはずです。

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Wi-Fiが勝手にオフにならないようにしておく

Androidで注意したいのが、Wi-Fiの接続設定です。バッテリーの容量を節約するため、Androidではスリープ時のWi-Fiの挙動を変更することができます。設定は3つ。常時Wi-Fiをオンにしておく設定のほか、充電時のみ常時Wi-Fiをオンにしたり、逆に常時オフにする設定が用意されています。

常時Wi-Fiがオンなら問題ありませんが、そのほかの場合はスリープ時にWi-Fiが自動的にオフになり、LTEや3Gで通信してしまいます。メールの自動受信など、スマホはユーザーが端末を操作していなくても通信するのが一般的。そのときにWi-Fiがオフになっていると、知らず知らずのうちにデータ通信を使ってしまうのです。

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なお、家にいるときはスマホを常時充電しているという場合は、充電時のみWi-Fiが常時オンになる設定でも問題ありません。使い方に合わせて、最適な設定を選択しましょう。

アプリの自動ダウンロードを防ぐ

うっかり忘れてしまうと、意外と通信量がかさんでしまうのがアプリのアップデート。たくさんのアプリをインストールしていればいるほど、それだけ頻繁にアップデートがかかる可能性が高くなります。

今は差分でアップデートができる仕組みができているとはいえ、その容量はかなりのもの。一気にデータ量を使い切ってしまうおそれもあります。

アプリのアップデートは、極力Wi-Fiにつないでいるときに行うようにしておきたいところです。

Androidの場合、この設定はPlayストアアプリから変更できます。Playストアアプリを開き、メニューの設定で「アプリの自動更新」を選択。ここで、「Wi-Fi接続時のみアプリを自動更新する」にしておけば、通信量を節約できます。

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iPhoneにも、同様の設定があります。こちらは、設定から「モバイルデータ通信」を開き、「App Store」のチェックをオフにすればOKです。
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アプリごとにバックグラウンドでの挙動を制限

端末にインストールしているアプリは人それぞれなので一概には言えませんが、アプリの中には、バックグラウンドで通信をするものが少なくありません。バックグラウンド通信とは、文字通り背後でする通信。アプリをユーザーが立ち上げて操作していないときに、裏でする通信のことです。

上で紹介したデータ通信量は、アプリごとに確認が可能。使った覚えがないのに通信量が多いときは、バックグラウンド通信の可能性があります。Androidの場合は、明示的に操作したときとバックグラウンド通信が分けて集計されるため、これも参考になります。

 

どちらのOSでも、バックグラウンドで通信する必要がないと思ったときは、制限することが可能です。Androidは、設定の「データ使用量」から各アプリの通信量を開き、「バックグラウンドデータを制限」にチェックをつければOK。iPhoneでは、設定の「一般」にある「Appのバックグラウンド更新」で不要なものをオフにしておくようにしましょう。

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各アプリの設定を見直そう

ここまでがOS側でできる設定ですが、データ通信量はまだまだ節約できます。

次に見直したいのが、よく使うアプリの設定です。

頻繁に使うアプリは人それぞれなので一概には言えませんが、ここでデータ量をカットすることも可能です。

一例として、Facebookを紹介します。Facebookは、設定で動画の自動再生の可否を選択できます。ここがオンになっていると、スクロールした先に動画が投稿されているだけで、自動的に読み込み&再生が始まってしまいます。

動画は通信量が大きくなりがち。設定にはWi-Fi接続時のみ自動再生にする項目もあるので、こちらを選んでおいた方がデータ量は節約しやすくなります。

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Twitterも同様です。公式アプリにはあまり設定項目がありませんが、サードパーティのクライアントでは投稿する画像のサイズや、タイムラインの自動読み込みの頻度まで、様々なカスタマイズが可能です。あえて公式アプリは使わず、こうしたサードパーティのTwitterクライアントを使って、データ量を節約することもできます。

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ここまで見てきたように、データ通信の量は、さまざまな方法で節約することができます。

無駄をカットするだけなら、使い勝手も大きくは変わりません。こうした点をきちんと意識すれば、動画などを見すぎない限り、最少容量のプランでも十分になるはず。それほど手間はかからないので、改めて設定を見直してみましょう。

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