SIM入門

格安SIMなら、通話料も安くすべきなんじゃない?

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そのとおり! だと思うんですよね。だって通話料ってデータ通信の何倍だよ!ってくらい高いじゃないですか。一般的なdocomoのMVNOサービスですと20円/30秒(税抜)。ちょっと気を抜いて話し込んだら、月額料金を上回るくらいの金額が発生してしまいます。なんだか納得できません。

やはり格安スマホ、格安SIMを使っているのであれば、通話料も格安に抑えるべきなんです。そこで、通話料金を節約するための方法を模索していきましょう。

■IP電話とプレフィックス電話を比較する

通話料金を節約する方法として、音声をデータ回線に乗せる事で低価格を実現するIP電話と、相手の電話番号の頭に特定の番号を付けることで、電話回線経由で通話できるプレフィックス電話があります。
そのほかに、LINEやSkype、FaceTimeなどのデータ通信を使った無料通話がありますが、これは相手も同サービスを使っていなくてはならないので、「電話」としては頼れません。
ちゃんと「電話」として機能できるサービスとして考えるならば、IP電話サービスと、回線交換(プレフィックス)型の通話サービスが候補となるでしょう。

メジャーどころだとIP電話では「050Plus」や「FUSION IP-Phone SMART」、「LINE電話」などがあります。プレフィックス型では「楽天でんわ」や「G-CALL」が有名です。また、IIJmioも4月1日から「IIJmio高速モバイル/Dサービス」の音声通話SIMユーザーが使用できる「みおふぉんダイヤル」というプレフィックスサービスを開始するとアナウンスがありました。
これらを利用すると通話料はどのくらい安くできるのでしょうか? 現状をまとめると以下のようになりました。
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通話料の安さだけで見るならば、IP電話が優勢。ひと桁台の超割安な価格設定となっています。この標準価格設定を見る限りですと、固定電話だと120円で60分もコールできるLINE電話、そして8.64円/3分でコールできる050 Plusの安さが目立ちます。

しかし、LINE電話は通話先の通信会社がNTT docomoの場合、「通知不可能」または「非通知」となってしまうのが辛い所。人の心情として「非通知」には出たくないというところがあるので、これは悩みどころかもしれません。

050 Plusは月額基本料金がかかるのがネック。長電話するにはピッタリのサービスですが、ちょっとしか通話しないという場合ですと逆に高くなってしまう恐れもあります。

一方でプレフィックス型の通話は完全に負けか? というと、決してそんなことはありません。キャリアやMVNOの通常音声通話の約半額。それだけでも十分におトクです。そしてプレフィックス型であれば、既存の電話番号をそのまま利用できますし、楽天でんわでは非通知になるようなこともないようです。これは大きい!

また、データ通信ではなく音声通話であるため、IP通話で懸念される通信速度低下によるノイズ、遅延、回線切断などを気にせず利用できる点も安心できます。ビジネスシーンにおいては大きなアドバンテージではないでしょうか。

■金額面ではLINE電話が一番おトクに

続いて具体的にどのくらいの金額になるのか? という点を比べてみましょう。一例としてひと月に合計60分間通話した場合の金額を計算してみました。以下のようになります。
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やはり金額面ではLINE電話がリードを守りました。
国内通話だけでなく、海外通話も驚くほどの低価格です。次点で固定電話への通話が安い050Plusが続きます。月額基本料金324円を加算しても、同じく050のIP通話であるFUSIONを050Plusが大きく引き離しています。ただし、携帯電話宛となるとFUSIONが050Plusを逆転するという現象が起きているため、こちらは一長一短といったところでしょうか。

プレフィックス型はどうかというと、楽天でんわで1,296円、G-CALL、みおふぉんダイヤルで1,200円。LINE電話ほどの驚きはありませんが、それでも安めですよね。よく見ると050Plusの携帯電話向けの通話料金を下回っています。そしてFUSIONとの値段の差もあまりありません。
そう考えると、携帯電話宛の通話が多いのであれば、わざわざIP電話で050番号を発行せずとも、プレフィックス型の通話サービスでも十分なのではないでしょうか?

■まとめ:メリット・デメリットを考えて選ぼう

いろいろと調べてみましたが、値段的にはLINE電話がぶっちぎる形となりました。安い。確かに安い。

しかし、メリットだけでなく「docomo宛には非通知」というデメリットもあります。また、LINE電話では事前にコールクレジットをチャージ、もしくは30日プランを購入しておかなければいけない。というやや面倒な側面があることも忘れてはいけません。

もちろん、他のIP電話。プレフィックス型にも形こそ違えど、それぞれメリット・デメリットがあるので、それらを踏まえた上で自分に最適なサービスを選択してみる必要があるでしょう。しかし、少なくとも、どのサービスを利用しても、キャリアやMVNOの音声通話を使うよりも安くなることは確実です。

もうすぐ新年度が始まります。桜の季節が始まる前に、通話の見直しも検討してみてはいかがでしょうか。

【参考】
050 Plus
http://050plus.com
FUSION IP-Phone SMART
http://ip-phone-smart.jp
LINE電話
http://line.me/ja/call
楽天でんわ
http://denwa.rakuten.co.jp
G-CALL
https://www.g-call.com/phone/
みおふぉんダイヤル
https://www.iijmio.jp/hdd/miofone/#dial

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