SIM×デバイス指南

高級デジカメなみの画質で撮れるSIMフリースマホ「LUMIX DMC-CM1」をチェック

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 3月12日に発売が予定されているパナソニックの「LUMIX DMC-CM1」。デジカメ機能としては高級モデルと同等の1インチ大型センサーを搭載。さらにOSにはAndroidを採用し、マイクロSIMスロットを搭載することで「SIMフリー」スマホとしても使えるという、とても個性的な製品です。

 この「LUMIX DMC-CM1」が、横浜で開催中のカメラと写真映像の情報発信イベント「CP+2015」で展示されていたので、じっくりとさわってチェックしてきました。
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見た目は普通のスマホ

 DMC-CM1は、ディスプレー面だけみれば、普通のスマホと同じ。UI(ユーザーインターフェース)は、Android OS標準のものに近いです。スマホ部分の作り込みに関しては、もともとパナソニックでスマホを作っていた部門が担当。そのため、メニューの切り替えや画面のスクロールなどモッサリすることなく、サクサクと動きます。

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 CPUはクアルコムのSnapdragon 801(2.3GHz、クアッドコア)を採用。ディスプレーは4.7インチと最近のモデルとしてはコンパクトですが、解像度は1080×1920ドットとフルHDクラス。格安スマホとは一線を画する、ハイエンドモデルとなっています。

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デジカメ部分の作り込みがスゴイ

 特徴的なのが背面です。スマホというより、カメラそのもの。ライカの大型レンズが目を引くデザインとなっています。
 単焦点レンズのためズーム機能はありませんが、レンズ回りはリングになっていて、クルクルと回すことができます。これにより、シャッタースピードや絞り、露出といった操作ができます。この操作が意外と使いやすく、撮影環境に合わせて設定がサッと変えられるのが便利です。

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 本体側面には電源やボリュームといった一般的なボタンのほか、カメラモードへの切り替えスイッチもあります。スイッチをオンにすると、即座にカメラモードに切り替わるのでシャッターチャンスを逃さず撮影できます。
 SIMはmicroSIM。LTEにも対応しており、LTEはBand1、3、4、5、7、8、20、3GはBand 1、IV、V、VIIが利用できます。ドコモの800MHz(Band19)に非対応なのが残念ですが、メインとなる2.1GHz(Band1)が使えるので、都市部で使うぶんには問題ないでしょう。

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 海外ではサムスンなどが似たようなコンセプトで、大型のレンズを搭載したデジカメ+スマホを出していましたが、DMC-CM1はそれらの製品とは段違いの画質です。センサーは1インチと大型。一般的なスマホは1/3、iPhone6は1/3.2のセンサーなので、約3倍のセンサーサイズとなります。
 当然センサーサイズが大きい方がより高画質で記録でき、背景をぼかすなどレンズ交換式のカメラと同じような作品も撮ることができます。

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 さらに、スマホ用のSnapdragon以外にもカメラ用のシステムとして、専用の「ビーナスエンジン」を搭載しています。パナソニックの担当者によると、スマホのシステムだけではデジカメと同じクオリティーの処理が難しいため、別途デジカメ用のシステムも採用したとのことです。このあたりも、DMC-CM1が高画質で撮影できるポイントとなっています。

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ハイエンドスマホと高級コンデジが1台に

 DMC-CMはAndroidスマホとしても問題なく使えるので、撮影した写真を加工したり、SNSへ投稿したりといった作業が手軽に行なえます。これまでデジカメで撮影して写真をスマホに取り込んでいたようなカメラ好きのユーザーにとっては、すべての作業が1台ですむのが魅力。

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 店頭での予想実売価格は12万円前後。スマホとしてもデジカメとしても高価格であることはいなめませんが、6万円のハイエンドスマホと、6万円の高級コンデジを合わせたモデルと考えると、この価格設定は致し方ないところでしょう。
 実際予約販売も好調で、現在のところ予約しても出荷は5月頃になってしまう販売店も多いとのこと。出荷数も限定2000台となっているので、気になるユーザーは悩んでいるヒマはないかもしれません!

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