SIM道場スペシャル

SIMフリーでの日本上陸も期待! CESで見つけた注目のスマホ

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1月6日から9日にかけ、アメリカのラスベガスで「2015 INTERNATIONAL CES」が開催されました。その1日に前には、プレスデーが設けられ、各社が最新モデルを発表しています。

世界最大の家電見本市と言われるCESですが、近年では、スマホの発表も少なくありません。今年も、LGエレクトロニクスやASUS、ZTEなど、日本でおなじみのメーカーもスマホを発表しました。また、新規の発表は行っていないものの、サムスン電子やソニーもブースにはスマホを出展しています。

そこで今回は、CESで見てきた注目のスマホを紹介していきます。

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話題沸騰の「ZenFone」に後継機が登場、LGの新モデルも

64ビットCPU搭載で4GBメモリ版も用意するASUSの「ZenFone 2」

日本では昨年11月に発売され、格安スマホの雄として人気を集めている「ZenFone 5」。台湾ASUS製のモデルで、必要十分な性能とリーズナブルな価格を両立させているのが、人気の秘密です。

このZenFoneの後継機が、CESで発表されました。新機種は「ZenFone 2」と、その派生モデルの「ZenFone Zoom」です。

ZenFone 2は、インテル製の64ビットCPUを採用し、パフォーマンスにこだわったモデル。スペックにはさまざまなバリエーションが存在しますが、最上位モデルは4GBのメモリを搭載しています。従来のスマホの多くは、32ビットCPUを搭載していたため、メモリは3GBが上限でした。この枠を超えて4GBのメモリを搭載できたことで、よりパワフルな作業ができるようになります。

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OSには、最新のAndroid 5.0を採用。背面には1300万画素カメラを搭載し、レンズのF値も2.0と明るくなっています。

また、ディスプレイもZenFone 5のときのHD(720×1280ドット)から、フルHD(1080×1920ドット)に進化。ZenFone 5で物足りなかった部分が全面的に強化され、高機能な端末に仕上がりました。

 

これに対してZenFone Zoomは、カメラを強化したZenFone 2の派生モデルという位置づけのスマホです。背面には大きなカメラが搭載されており、その特徴は一目瞭然。光学3倍ズームに対応しており、デジタルズームとは異なり、被写体に寄っても画質が劣化しません。

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ちなみに、ZenFone 2は199ドルから、ZenFone Zoomは399ドルからという価格設定になっています。4GBメモリ搭載のZenFone 2はより高い値段になることが予想されますが、それでも最新のハイエンドモデルに比べれば、リーズナブルな価格設定。日本で発売されれば、ZenFone 5のときと同様、ヒットしそうです。

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LGは本体が曲がった「G Flex 2」を出展

「G2 mini」や「G3 Beat」で格安スマホ市場にも参入しているLGエレクトロニクスですが、CESではハイエンドモデルの「G Flex 2」を発表しました。

「G Flex」は、日本ではauが昨年発売したスマホ。G Flex 2はその後継機という位置づけで、ディスプレイが6インチから5.5インチへとコンパクト化しました。また、解像度も上がり、フルHD(1080×1920ドット)になっています。

元々折れ曲がっているだけでなく、衝撃に強いのも特徴。力をかけて、真っ平らな状態にしても、自動的に元に戻ります。本体のカバーには傷の自己修復機能も搭載されています。

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最新スペックを備えているのも、G Flex 2の特徴。クアルコムの64ビットCPUである「Snapdragon 810」を搭載しており、パフォーマンスの高さも抜群です。

 

ファーウェイ、ZTE、サムスンのミッドレンジモデルにも注目

日本での展開も期待される「Honor」シリーズの最新モデルを出展

日本ではAscendシリーズをSIMフリースマホとして展開しているファーウェイですが、海外ではより多彩なモデルをラインナップしています。

日本未発売のシリーズとして、注目しておきたいのが「Honor」シリーズ。元々は中国中心に展開していたシリーズで、Webでの販売を中心に据え、その分コストを抑えているのが特徴です。

Honorシリーズの最新モデルが、「Honor 6 Plus」。背面に2つのカメラを搭載し、あとからフォーカスを合わせることができるのが特徴です。インカメラも800万画素で、アジア発のトレンドとして注目されている、「セルフィー(自分撮り)」にも強いモデルです。

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カメラに特徴のあるHonor 6 Plusですが、それを支えるスペックも高くなっています。

ディスプレイは、ジャパンディスプレイ製の5.5インチ、フルHD(1080×1920ドット)で、CPUはオクタコアの「Kirin 925」になります。サイズこそ異なりますが、ベースとなるスペックは日本で発売中の「Ascend Mate 7」に近いと言えるかもしれません。

Ascendシリーズより低価格を志向しているだけに、HonorシリーズはMVNO向き。日本での登場も、期待したいところです。

 

音声操作が可能なZTEの「STAR II」

格安スマホとして「ZTE Blade Vec 4G」を日本で販売している中国メーカーのZTEも、CESにブースを構えていました。

注目したいモデルが、音声操作可能な「STAR II」。

音声でカメラや音楽プレイヤーを起動でき、シャッターを切ったり、インカメラへ切り替えたりの操作も行えます。インストールしたアプリの起動も可能。音声の処理はすべて端末内で行っているため、フライトモードにしているときなどでも利用できます。

また、アプリだけでなく、Wi-FiやBluetoothのオン・オフを制御するなど、システムレベルでの音声操作にも対応しています。

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端末の厚さはわずか6.9㎜で、狭額縁設計を採用しており、前から見てもすっきりしたデザインになっているのも特徴です。

サムスン電子もミッドレンジモデルを展開

GALAXY Sシリーズや、GALAXY Noteシリーズで知られるサムスン電子も、ミッドレンジモデルのラインナップは豊富です。

従来は、ハイエンドモデルよりやや質感を落としたモデルが中心でしたが、格安スマホ全盛期の中で、このゾーンにも徐々に力を入れ始めています。

CESで大々的に展示されていた、「GALAXY A」シリーズがそれです。

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ブースには、「GALAXY A3」と「GALAXY A5」が置かれていました。どちらも金属ボディを採用して質感を高めている一方で、CPUにSnapdragon 410を選択するなどスペックは抑え目です。

ミッドレンジなりに、デザインや質感で特徴を出した端末と言えるかもしれません。

サムスン電子は、フラッグシップモデル以外の端末を日本で発売していませんが、格安スマホブームに乗ってSIMフリースマホをMVNOに納入する可能性もあります。そのときに、GALAXY Aシリーズのようなラインナップを持っているのは強みになります。日本での展開も期待したいモデルと言えるでしょう。

 

変わり種スマホも出展されたCES

microSDスロットを2つ搭載した超ハイエンドモデル

ここからは、既存の枠組みのとらわれない発想で作られた、ちょっとおもしろいスマホを紹介していきます。日本での展開予定がまったくないのはもちろんのこと、世界でもそれほど多くの国で発売されるわけではありませんが、一芸を持ったスマホとして注目です。

まず最初に取り上げるのが、スペックのお化けともいえる「Saygus V2」。microSDカードのスロットを2基搭載していることにはじまり、フロントカメラまで1300万画素の光学手ブレ補正に対応していたり、背面にケプラー素材を使っていたりと、その機能はまさにてんこ盛り。

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60GHz帯を使った、映像転送にも対応しています。これは、テレビなどに搭載されたHDMIをそのまま無線にしたような仕組みで、既存のスマホにはない珍しい技術です。

 

ランボルギーニブランドの超高額スマホ

価格的にインパクトが大きかったのが、高級車のランボルギーニと同じエンブレムを持つ、トニーノ・ランボルギーニのスマホ「88 tauri」。

ハンドメイドのレザーや金属素材をふんだんに使った豪華絢爛なモデルですが、そのお値段はなんと6000ドル。日本円で、70万円を超える超高級スマホです。

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スペックも、Snapdragon 801や3GBのRAMを搭載するなど、ハイエンドな仕上がり。単に奇をてらった高級スマホではないことが伺えます。格安スマホとはまさに正反対のモデルですが、海外ではこうした価格帯の機種にも一定のニーズがあります。

日本での展開予定はありませんが、かつて「Vertu」という高級ケータイが売られていたことを考えると、あながちニーズがゼロとは言い切れないかもしれません。

 

このように、CESでは正統派から変わり種まで、さまざまなスマホが発表されました。

このうちの何機種かは、SIMフリースマホとして日本に上陸する可能性もあり、今から楽しみです。

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