SIM入門

海外旅行者は要チェック!日本で買ったiPadセルラー版は現地SIMが使えますよ

Pocket

IMG_3248

どうする?海外旅行のケータイ回線

円安もどこ吹く風と、年末年始のお休みで海外旅行に出かけるみなさま。
現地でのケータイ回線をどう確保するか、お悩みのことかもしれません。

そこで、今回は『ローミングサービス』『レンタルWi-Fiルーター』『現地のプリペイドSIM購入』の3つのケースを想定して、どれがオトクか見ていきましょう!

お手軽だが割高な国際ローミングサービス

もっともお手軽なのは、現在契約しているキャリアの国際ローミングサービスを利用する、という手です。
例えばiPhoneなら「設定」の「モバイルデータ通信」から「データローミング」をオンにするだけの簡単設定。
しかし、1日1980円〜2980円という高額な利用料がかかり、なおかつ日本時間で計算されるので使い方によっては割高なケースもあります。そもそもMVNOの格安SIMではデータローミングサービスを提供していない会社もあります。

お手軽なレンタルWi-Fiルーター

そこで、多くの方が利用を検討しているのが海外用モバイルWi-Fiルーターのレンタルサービスではないでしょうか。
渡航先や日数によって変わりますが、レンタル料金は1日およそ700円〜1600円とローミングに比べればややリーズナブル。空港のカウンターで受け渡しができるのも便利です。
しかし、利用できるのはスマホのデータ通信のみで、通話はLINEやSkype、FaceTimeなどのVoIP頼み。
旅行先でスマホとモバイルルーター2台のバッテリー管理をするのも大変です。

破格の現地プリペイドSIM購入

51

レンタルルーターでも高い? そんな方にオススメなのは、SIMフリーのスマホに現地の携帯会社(空港の出口にカウンターがあります)のプリペイドSIMを挿して使うという方法です。

利用料金は国やプランによって異なりますが、当然レンタルルーターに比べれば割安というか破格。
幸い2011年4月以降に発売されたドコモのAndroid端末は、3150円でSIMロックを解除することができますし、2011年5月以降のイーモバイル(現ワイモバイル)の端末もSIMフリーで出荷されていますので、それらがあればそのまま海外で使えます。

もちろん、複数のキャリアがあれば、自分でプランと料金を比較検討して選ばなくてはいけませんし、APNの設定や、データ容量の上限を超えた場合の追加チャージなども自分でおこなわなければなりません。
端末の対応バンドによっては、渡航先のケータイキャリアでは使えないという可能性もなきにしもあらずです。お出かけ前には日本人旅行者のブログを参照するなどして綿密な下調べを怠りなく。

国内iPadセルラー版は海外SIMフリー仕様

DSC01153

その点、お手軽なのはiPadです。

なにせiPadのセルラー版(Wi-Fi+Cellular)はほぼ世界共通モデルゆえ、iPadのサービスをおこなっている国であれば現地SIMを挿すだけで──APNの設定もいらず──そのまま使えるからです。

「いやいや、ドコモやau、ソフトバンクが販売しているiPhoneやiPadにはSIMロックがかかってるじゃないか」とつっこまれるかもしれません。「SIMフリーなのはアップルが直接販売しているiPhoneやiPadだけだ」と。

確かに大手キャリアのiPhoneやiPadセルラー版には、他社のSIMが使えないようSIMロックがかかっています。しかしiPadセルラー版だけは「海外SIMフリー仕様(国内SIMロック仕様)」のため、渡航先の現地SIMがそのまま使えるのです。

この事実を知らない方がけっこう多く、すでにiPadセルラー版を持っているのに、レンタルWi-Fiルーター(インターネット共有機能でルーターにもなります)や、SIMフリー端末を用意しなくちゃと悩んでいるケースもあるほどです。

iPadを買うならセルラー版がオススメ

逆に言えば、iPadが欲しいなあと考えていて、たまに海外旅行に出かけるという方は、Wi-Fi版ではなくセルラー版を選ぶのがベター。セルラー版はGPSが内蔵されているので地図上の現在地表示も正確です。これは余談ですが、ドコモ版やau版なら普段はMVNOの格安SIMで運用すれば、Wi-Fiスポットを探したり、ルーターに接続する手間が省けて軽快です。

ただし、データ通信専用端末なので音声通話はVoIPアプリに頼るしかないのは、レンタルルーターと同じ。また、iPhone同様にiPadは高級品。国や地域、時間帯によっては、端末を見せびらかすと強盗やスリ、置き引きに狙われる可能性が高まりますのでご注意ください。
そこで個人的なオススメはiPad miniです。端末を逆さに持てば単体でなんとか通話もできますし、大きなポケットがあれば隠すことも容易だからです。

というわけで、海外でのケータイ回線確保にオススメなのはiPadセルラー版と現地プリペイドSIMの組み合わせというお話でした。では、良い旅を。
Pocket

熊山准
自身のゆるキャラ“ミニくまちゃん”とともに、IT・ガジェットを中心に旅行・登山・アート・恋愛ネタまでやっつけるロス ジェネライター。自称アーティスト。通信端末は消去法でiPhone/iPadを愛用中。 www.kumayama.com