SIM入門

雪山シーズン到来!果たして格安SIMは北アルプスで使えるのか?

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北アルプスの燕岳の雪山で格安SIMは使えるのか

押忍、冬は寒さで出不精になるため太りがちな熊山です。

少しでも運動不足を解消しようと、たとえ雪の中でも積極的に山登りに挑もうと考えているのですが、昨年は本格的なクランポン(登山靴に装着するアイアンクローですね)を買ったっきり一度も入山することができませんでした。おのれ、出不精め。

ともあれ、収納ケースも含めて2万円近くもかかった雪山装備ですからね。このままではもったいないのでいよいよ今シーズン、日本アルプスの雪山にデビューすることにいたしました。
行き先は、北アルプスの燕岳(つばくろだけ)。特に燕岳から槍ヶ岳に至るパノラミックな稜線コースは「表銀座」「アルプス銀座」と呼ばれる登山業界屈指の人気ルートです。さすがに初冬には多くの山小屋が閉まってしまうので縦走は難しくなりますが、燕岳手前にある燕山荘(えんざんそう)まで往復するだけなら雪山初心者でも比較的安全。というわけで11月末の営業終了ギリギリを狙ったのです。

それよりなによりSIM道場的に気になるのは、やはり「果たして雪山でもMVNOの格安SIMは使えるのか?」という点ですよね。

前回の南アルプスは、「3Gながら広範囲でドコモMVNOの電波が入る」「しかしながらauやソフトバンクもなかなか入る。しかも4Gで」という結果でしたが、果たして初冬の北アルプスではいかに? 今回も大人の事情でBIC SIMをiPhone5sに装填しました。

電波チェックしたのは登山口である中房温泉、そこから燕山荘へと続く急登コース「合戦尾根」の途中にある合戦小屋、そして燕岳・燕山荘の3箇所です。
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登山記は熊山のブログをご覧いただくとして、結果から申しますと──どのポイントでも3Gで通信することができました。ただ、天候や時間帯、登山客の人数などさまざまな要因に左右されるのか、アンテナ1本や2本など不安定な場面もありました。

しかし長野県北部地震の緊急地震速報はしっかり受信できたので、やっぱり山ではドコモで決まりなのかもしれません(登山日は11月22日なのでした)。

とはいえ南アルプス同様にauやソフトバンクも大検討しておりまして、中房温泉では両社ともLTEが入ってドコモより高速で、特にソフトバンクは中房温泉にプラチナバンドのアンテナを設置した関係か燕岳山頂でもLTEが入ることもあったりして、「むしろドコモより良くない?」と思わないでもないシーンが多々ありました。
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ただし、この結果をもって「山ではドコモが最強」「最近はauやソフトバンクも頑張っている」と一概には言い切れないのがケータイのあなどれないところです。同じキャリアの端末でも、対応バンドによっては電波が入ったり入らなかったりするからです。事実、同時期・同エリアの登山記でも、登山者によって「バッチリ通話できました」「壊滅状態」と正反対の評価が見られました。また、尾根にある中継局はオフシーズンに撤去する場合もあるため、「前に登った時は入っていたので、雪山でも入るだろう」と考えていると痛い目に遭うかもしれません。

ケータイ電波に期待しすぎるのは禁物

それでも圏外になるリスクを極限にまで減らしたいのであれば、ドコモ、au、ソフトバンク各社のSIMを備えておくことが有効かもしれません。現在はドコモのMVNOばかりですが、auやソフトバンクのMVNOも徐々に増えつつあります。格安SIMを組み合わせれば、3社のSIMを持っていても従来の1社分の料金で済ますこともできましょう。ただし、入れ替えが大変なので、3スロットのSIMフリーケータイが欲しくなりますけどね。

なお、燕山荘ですがなんと年末年始だけ営業しています。林道が雪に閉ざされるのでアプローチに2日かかってしまうのがネックですが、初日の出を森林限界で迎えるのも悪くないかも…と登り納め&登り初めを検討中です。

北アルプスの山岳エリアマップ | 信州 旅歩記(NTTドコモ) 
燕山荘|北アルプス表銀座 燕岳(つばくろだけ)の山小屋 燕山荘グループ 

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熊山准
自身のゆるキャラ“ミニくまちゃん”とともに、IT・ガジェットを中心に旅行・登山・アート・恋愛ネタまでやっつけるロス ジェネライター。自称アーティスト。通信端末は消去法でiPhone/iPadを愛用中。 www.kumayama.com