10月29日に発表された楽天モバイル。楽天が本気でMVNO・格安スマホ市場に参入するとのことです。
さっそくSIM道場的に特徴をまとめてみます。
さっくり言うとこんなサービス
●音声通話付プランのみでデータ通信専用プランは無し
●高速通信は150Mbps、低速通信は200Kbps
●高速通信量が0GB、2.1GB、4GB、7GBのプランがある
●3日間の通信量に応じたいわゆる「ヘビーユーザー規制」はあり(後述)
●Viber(LINEみたいなアプリ)、楽天電話(過去記事参照)を使って通話料を安く抑えられる
●初期設定済、Viber・楽天電話アプリインストール済のASUS Zenfone5を26,400円で販売
●12か月縛りあり(違約金9,800円)
と、こんな感じです。既存MVNOとの違いは高速通信0GBからのプランがあることと、無料通話アプリ連携のところでしょうか。
この先はおすすめポイントと要注意ポイントを書いてみます。
おすすめポイント
おすすめポイント1:料金プランが他社よりちょっと安い
楽天モバイルの料金プランは下記の4種類。
プラン |
ベーシック |
2.1GBプラン |
4GBプラン |
7GBプラン |
高速通信 |
なし |
2.1GB |
4GB |
7GB |
料金 |
1.250円 |
1,600円 |
2,150円 |
2,960円 |
通話付で1,250円〜は他社と比べてもなかなかお得です。
おそらく一番人気になると思われる2.1GBプランは他社とほぼ同額ですが、他社が2GBのところを2.1GBにしているあたりにやる気を感じます(笑)
おすすめポイント2:無料通話サービス連携
先日の記事でも紹介したとおり、楽天電話はかなりお得なおすすめサービスです。
実際はほかのMVNOでも利用できるものなので、楽天モバイル限定ではないですが、最初からこれの利用を前提にして販売されるのはとてもいいと思います。
ほかのMVNO各社も楽天電話などのプレフィックス電話との連携を進めているようです。
要注意ポイント:ヘビーユーザー規制
ヘビーユーザー規制とは3日間の通信量に応じて通信速度を制限するものです。
楽天モバイルは各プランに応じて下記の制限を設けいています。
2.1GBプラン⇒3日当たり360MB
4GBプラン⇒3日当たり400MB
7GBプラン⇒3日当たり1.2GB
この規制は各社行っていますが、IIJなどは高速通信時については規制しない方針としており、通信をしっかり使いたいという方は要注意です。
加えて気になるのは、4GBのヘビーユーザー規制についてはめちゃくちゃ厳しくて、400MB÷3日=133.3MB、これを30日で掛けると3999MB、つまり4GB弱と、理論上使い切れない様な気が・・・。
こんな人におすすめ
ここまで紹介してきた楽天モバイル。いろいろ加味するとこんな人におすすめです。
1.短めの通話をたくさんする方。
⇒楽天電話は現在3分以内の通話が0円なので、短い電話をたくさんする方はお得になります。
2.データ通信はほどほど。
⇒ヘビーユーザー規制がきつめなので、ネットで動画をよく見る様な方は他社サービスのほうがいいでしょう。
上記2点をクリアする方は楽天モバイルも選択肢の一つとしておすすめです。
また、今後については楽天市場との連携、楽天ポイントとの連携も出てくると思われますので要注目です。