SIM入門

格安スマホで外出先からテレビを見てみた(nasne編)

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 格安スマホには、ワンセグやフルセグ機能が付いていないことが多い現状。
「格安スマホでも外でテレビが見たい!」というユーザーに朗報です! ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のネットワークレコーダー「nasne」が、システムソフトウェアVer.2.50から、遂に外出先のスマホでテレビや録画番組視聴が可能になりました。
 そこで今回はMVNO端末とnasneを組み合わせた外出先からのテレビ視聴(リモート視聴)についてお伝えします。

 今回のnasneのバージョンアップの最大の目玉は「Anytime TV」と呼ばれる機能。
 この機能によって外出先のスマホから、nasneの録画番組のほかに、放送中のテレビ番組も視聴できるようになりました。これでワンセグ機能が付いていない格安スマホでも、ワンセグやフルセグ感覚でテレビを楽しめます。

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Androidでは「nasne ACCESS」と 「TV Side View」が選べる

 外出先でテレビを視聴するためには専用のアプリが必要になります。Androidでは「nasne ACCESS」(ダウンロード無料)、iOS/Androidでは「TV Side View」(ダウンロード無料)が用意されています。これらのアプリはいままで家庭など、同一Wi-Fi内でTVを視聴するために使われていましたが、今回、税込500円の追加プラグインを購入することで、外出先でのリモート視聴が可能になりました。

 Androidのみ「nasne ACCESS」と「TV Side View」の両方が用意されているので、どちらを使えばいいのかわかりづらいところ。
 「nasne ACCESS」はNAS機能であるリモートアクセス機能が使えるので、nasneに置いた動画や画像などのファイルを外出先からスマホにダウンロードしたり、スマホにあるファイルをnasneにアップロードすることができます。
 「TV Side View」はTV機能に特化しており番組表から録画予約をすることができます。視聴機能はどちらもほとんど違いがないので、どちらの付加機能を取るかで選ぶといいでしょう。
 どうせなら両方インストールすればいい…とも思うのですが、nasne本体にリモート視聴が出来るのは最大6台までという制限があり、同じスマホでも「nasne ACCESS」と「TV Side View」のそれぞれのアプリで登録すると、nasne上では別端末としてカウントされるので、ケータイ以外にPS VITAなどで接続している人は要注意です。今後は同じ端末であれば、別アプリであっても1台とカウントするように改善してほしいところです。

セットアップはとてもカンタン!外出先でも自宅感覚で番組選択ができる

 具体的に「nasne ACCESS」での視聴方法をみていきましょう。ちなみに、先ほど紹介したプラグインを購入しなくても20秒だけはお試し視聴が出来ますので、画質や接続が上手くいくかを確かめてから購入することをオススメします。上手くいかないときはソニーのHPに未対応機種が掲載されていますので、自分の端末が対応しているかどうか調べましょう。

 初めて起動するとnasneの登録と初期設定が必要になります。この登録は外出先からは無理ですので、Wi-Fiでnasneと同じネットワークに繋がった状態で行います。

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nasne本体のバージョンが「2.50」になっていれば、「nasne」が表示されるので選択するだけで完了!
無事、登録が出来たら今度はモバイル視聴モードの設定になります。ここで重要になってくるのが、「画質優先」か「速度優先」かを選べる点です。格安SIMで利用する場合、データ容量をなるべく減らしたいところなので、ここは「速度優先」で。
ためしに「速度優先」で視聴してみましたが、画質は劣化しますが充分視聴に耐えられるレベルでしたので問題ありません。

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設定が終われば、メインメニューが表示されます。
ここで右上の「テレビ」を選んで下部の「放送中」を選ぶと現在放送中のテレビ番組が、「録画番組」を選ぶとnasneに録画されている番組を選ぶことができます。

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格安SIMでも問題なく視聴可能。でも通信量には気をつけよう

 初期設定も終わったところで、さっそく番組を見てみましょう。録画された番組を再生してみたところ、番組選択から視聴までの読み込みも5秒程度なので待たされる感覚はありません。3G回線でも、再生途中で読み込みで引っかかることもなく快適に再生されました。
 放送中のテレビ番組も問題なく再生可能。このリモート視聴を使えば、地方に旅行に行った場合でも、自宅で設定しているnasneの放送局が視聴可能になるためワンセグやフルセグよりも便利です。

 先ほど設定した「速度優先」を「画質優先」に切り替えて試してみたところ、読み込み速度は約10秒と長くなりましたが、画質は向上します。また、再生途中でも何度か寸断されることがあったので、通信環境によってはストレスを感じることもあります。ソニーによると「画質優先」で2Mbps、「速度優先」で1Mbpsの設定になっているとのことで、通信速度で2倍の差があることになります。これは放送中のテレビ視聴でも録画番組の視聴でも設定に違いはないとのこと。
 気になるパケット通信量の目安は、1時間番組をリモート視聴すると「画質優先」で900Mbyte、「速度優先」で450Mbyte程度になります。月容量4GBの格安SIMの場合では、画質優先だと約4時間30分、速度優先だと約9時間で限度量になってしまうので注意が必要です。

 そこでオススメなのが、ぷららのMVNO「ぷららモバイルLTE」サービスの定額無制限プラン。
通信速度が上下3Mbpsに制限されるものの月額2980円で通信量は無制限というこのサービスなら、残り容量を気にすることなく楽しめるので非常に魅力的です。

 実際に試してみると、“家の中でも外でも同じように使える”というのは非常に便利。定額制でないSIMの場合は、ついつい使いすぎに気をつけつつ楽しいテレビライフを過ごしましょう!

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狭間しむを
携帯電話会社の中の人。 新しい物・ガジェットとアウトドア好き。 最近のブームは登山と格安スマホ。 好きな言葉は「SIMフリー」。 「さしかえたっていいじゃないか。しむふりーだもの。」しむを