SIM×デバイス指南

大画面で機能満載、幅広い周波数にも対応したファーウェイ「Ascend Mate 7」が12月に登場

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SIMフリースマホを連続して投入しているのが、中国メーカーのファーウェイ。

今年だけで、すでに「Ascend G6」や「Ascend P7」といったLTE対応スマホを発売しています。

ファーウェイは世界第3位のメーカーで、端末の質感や機能も十分。さすがに1万円台の超低価格スマホと比べると金額では見劣りしますが、そのぶん性能が高く、コストパフォーマンスが高いのが魅力。SIMフリースマホの中では、安心して買えるメーカーの1社と言えるでしょう。

そんなファーウェイは、10月6日に新たな大画面スマホを発表しました。

今回は、発表されたばかりの新モデル「Ascend Mate 7」をレポートしていきます。

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「ファブレット」として展開するAscend Mateシリーズ

ファーウェイのAscend Mateシリーズとは?

12月に発売予定の「Ascend Mate 7」は、6インチのディスプレイを搭載した大画面スマホ。世界的には、スマホとタブレットの中間ということで「ファブレット」とも呼ばれる端末です。

ファーウェイは、スマホのブランドとして、「Ascend」という名称を使っています。

現在、SIMフリースマホとして店頭に並んでいる「Ascend G6」や「Ascend P7」も、その流れをくんだ端末です。Ascendの後につくアルファベットがどのような端末かを表しており、機能性とデザイン性を両立させたのがPシリーズ、その下のミッドレンジモデルがGシリーズという位置づけになっています。

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その中に投入された、Mateシリーズは、大画面のファブレットという立ち位置の端末です。日本では、「Ascend Mate 7」が初めてになりますが、海外では「Ascend Mate」や「Ascend Mate 2」といった端末も発売されてきました。

「Ascend Mate 7」は、ドイツ・ベルリンで開催された世界最大規模の見本市「IFA」で発表され、約1か月後に日本での発売も表明されました。さっそく、その特徴を写真とともにチェックしていきましょう。

 

6インチの大画面、でも横幅はスリム

もっとも特徴的なのが、6インチの大画面です。スマホとして使えるギリギリのサイズで、話題を集めた「iPhone 6 Plus」や「GALAXY Note」シリーズよりも、一回り大きなサイズ感です。

ただし、画面の”額縁”を抑えることで、横幅は約81㎜に抑えられています。抑えたといっても、そこそこの幅はありますが、手の大きな方なら片手でガシっと握ることはできるはずです。

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その上で、片手でも操作ができるよう、キーボードなどを横に寄せることが可能になっています。センサーを使って、端末を傾けるとキーボードが左右に寄せられるような、ちょっとした工夫も施されています。

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指紋センサー搭載で、セキュリティもバッチリ

背面には、指紋センサーが搭載されています。手に持ったとき、ちょうど人差し指が当たる場所にあり、慣れればスムーズに使うことができそうです。

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指紋センサーは、端末のロック解除に使えるのはもちろん、アプリのロックなども行えます。

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指紋を読み取りやすいよう、センサーにも工夫が施されており、360度どの角度からでも読み取ります。ファーウェイによると、濡れた手でも指紋をきっちり認識するとのこと。余談になりますが、この指紋センサーをカメラのシャッターとして使うこともできます。

 

オクタ(8)コアCPU搭載で、パワーと省電力を両立

ファーウェイはスマホの心臓部と言えるチップセットを開発するメーカー「ハイシリコン」も傘下に抱えており、「Ascend Mate 7」にも、そのチップセットが使われています。

CPUの名称は「Kirin 925」で、コア数は8になります。最近ではクアッドコアという4つのコアを搭載したスマホが一般的ですが、その倍のコア数になるというわけです。

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ただし、単純にコアを2倍にしたわけではありません。「Kirin 925」は「big.LITTLE」と呼ばれる技術で開発されています。

これは、パワフルな4つのコアと、省電力な4つのコアを組み合わせる技術。その組み合わせで、高いパフォーマンスと省電力性を両立させることができます。

メールなどの比較的軽い処理は小さなコアを、動画やゲームなどの重い処理は大きな4つのコアをフルに使うというイメージです。

また、筐体が大きなぶん、バッテリーも4100mAhと大容量なため、ガンガン使うことができそうです。

 

インカメラは「Selfie(セルフィー)」向き

背面のカメラは1300万画素でソニー製。それ以上に特徴的なのが、500万画素のインカメラです。

世界的に「Selfie(セルフィー)」と呼ばれる「自分撮り」が流行していますが、「Ascend Mate 7」のインカメラはそれに対応したもの。

5P非球面レンズを採用しており、歪みの少ない写真が撮れます。

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また、自分の顔をよりキレイに補正して撮影できる「ビューティー」モードを搭載しているのも、Selfie向きと言えるでしょう。

 

対応周波数も多く、SIMフリーで使うには最適!

幅広いLTEの周波数に対応

SIMフリー端末を選ぶときに注意したいのが「周波数」であることは、以前、このコーナーでも紹介したとおり。

周波数によって、エリアや速度が変わってくるため、端末の対応周波数帯は購入時に絶対確認しておきたい項目の1つです。

その点で、「Ascend Mate 7」は安心できます。

LTEの対応周波数は、Band1(2.1GHz帯)、Band2(1.9GHz帯)、Band3(1.8GHz帯)、Band4(1.7/2.1GHz帯)、Band5(850MHz帯)、Band7(2.6GHz帯)、Band8(900MHz帯)、Band19(800MHz帯)、Band20(800MHz帯)、Band40(2.3〜2.4GHz帯)。

日本では、ドコモが運用するBand1、Band3、Band19に対応しているほか、ワイモバイルのSIMカードで使えるソフトバンクのBand1、Band3、Band8が利用できます。

ドコモのMVNOや、ワイモバイルのSIMカードを使うには、うってつけの端末と言えるでしょう。自社で通信設備を持つ、ファーウェイならではの特徴と言えるかもしれません。

  ドコモ ソフトバンク
Band1
Band2    
Band3 ○(*1)
Band4    
Band5    
Band7    
Band8  
Band19  
Band20    
Band40    
    *1 ワイモバイルを活用

 

2つの周波数を束ねるキャリアアグリゲーションにも対応

また、LTEの2つの周波数を束ねて通信速度を向上させる「キャリアアグリゲーション」にも対応しています。

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キャリアアグリゲーションとは、別々の周波数帯をまとめて1つに見せることで、高速化を図る技術。すでにauが導入していますが、ドコモも年度内に開始予定。ソフトバンクも沖縄の一部で、キャリアアグリゲーションを始めています。

ファーウェイによると、日本ではBand3とBand19のキャリアアグリゲーションが利用できるとのこと。現時点で日本には対応したネットワークがありません。

ただし、ドコモが年度内にサービスの開始を表明しており、ここでBnad3とBand19のキャリアアグリゲーションを行う予定。下りの速度は225Mbpsを予定しています。

このキャリアアグリゲーションがMVNOの格安SIMで利用できるかどうかはまだ分かりませんが、将来の高速化を見据えた端末と言えるでしょう。

 

海外で使うにも最適な端末

SIMフリー端末の魅力の1つである、海外利用にも最適です。

上に挙げた対応周波数帯のうち、日本で使われていないものは主に海外用です。

対応周波数を見る限り、北米や欧州といった幅広い地域でLTEを利用できそうです。ここまで多彩な周波数帯に対応した端末はまだ珍しいため、海に持っていく端末としてもオススメです。

発売は12月を予定。価格はオープンとのことですが、スペックを考えると「Ascend P7」よりは若干高くなりそうですが、これだけの機能を備えた端末はなかなかありません。機能にも妥協したくないユーザーには、オススメの1台と言えるでしょう。

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