SIM×デバイス指南

SIMフリースマホ+海外SIMで通信料を1/10にカット!

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どのSIMカードでも挿せるのが、SIMフリースマホの最大の魅力。挿せるSIMは、国内のものに限りません。

SIMカードは世界各国の共通規格で、海外でも同じ形状のものが売られています。

実は「SIMフリー」であることのメリットを最大限生かせるのが、海外での利用時。日本から持ち込んだSIMカードで国際ローミングするより、通信料が1/10になることもあります。

とは言え、普段住んでない国でSIMカードを買うのは大変なのでは……今回は、そんな疑問にお答えします。

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プリペイドのSIMカードなら旅行者でも買える

1日2980円と割高な国際ローミング

海外では、日本から持ち込んだスマートフォンをそのまま使うことができます。それが「国際ローミング」。今では、大手3キャリアとも、海外パケット定額を始めているため、一部の国や地域を除けば、青天井で課金されるということはほとんどなくなりました。

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とは言え、それでもまだまだ割高。この国際ローミングの料金は、1日最大2980円。スマートフォンなら、普通に使うとほぼ毎日上限に達してしまいます。10日間滞在した場合、料金は積もりに積もって合計2万9800円。安めのSIMフリー端末が買えてしまうことになります。

また、MVNOのSIMカードは、国際ローミングができないものもあります。料金が高くなりがちなのは、現地のキャリアの回線を、日本のキャリアが借りていることになるため。利用量に制限がない代わりに、金額も高くなっているのです。

これに対して、旅行先で現地のSIMカードを買ってSIMフリースマホに挿せば、適用されるのはあくまで「現地の料金」ということになります。

もちろん、物価が国や地域によって異なるように、通信料金もさまざま。安い国もあれば、そうでもない国もあります。

 

海外の通信料はどのくらい?

一例を挙げると、台湾の「中華電信」という大手キャリアではデータ通信と電話がセットになったSIMカードを、旅行者にも販売しています。

1日300台湾ドル(約1054円)か500台湾ドル(約1757円)。1週間では、500台湾ドル(約1757円)か1000台湾ドル(約3515円)の料金プランが用意されています。

たった1日でも国際ローミングと比べると、2000円近く安くなることが分かります。1週間なら、1万8000円以上、現地のSIMカードの方が安い計算。浮いた金額で、自分にお土産を買うこともできてしまいます。

  定額料 無料通話
1日 300台湾ドル 250台湾ドル
500台湾ドル 500台湾ドル
3日 300台湾ドル 100台湾ドル
500台湾ドル 350台湾ドル
5日 300台湾ドル 50台湾ドル
500台湾ドル 300台湾ドル
7日 500台湾ドル 150台湾ドル
1000台湾ドル 880台湾ドル
10日 500台湾ドル 100台湾ドル
1000台湾ドル 830台湾ドル
15日 1000台湾ドル 730台湾ドル
30日 1000台湾ドル 430台湾ドル

 

これより物価の高い欧州でも、国際ローミングよりは割安です。

今、筆者は出張中で、ドイツにいますが、ここでもSIMカードを買いました。ここでは、イギリス系通信会社のVodafoneでSIMカードを19.9ユーロ(約2714円)で購入。

この料金プランには、250MBのデータ通信がパッケージになっています。

250MBでは少々心もとないというときは、データ量をスマホから追加することも可能。店頭でお金を払ったあと、専用サイトにアクセスすると、1GBのパッケージが15ユーロ(約2046円)で購入できます。初期費用と追加費用を合算しても、34.9ユーロ(約4760円)。先に紹介した台湾よりは割高ですが、10日ほど滞在すれば国際ローミングよりはるかに安いことがお分かりいただけると思います。

  料金
パック料金(250MBつき) 15ユーロ
250MB追加 5ユーロ
500MB追加 10ユーロ
1GB追加 15ユーロ

 

SIMカードはどうやって買えばいい?

キャリアショップで買えるのは日本と同じ

では、海外だとSIMカードはどこに売っているのでしょうか?

答えは簡単で、日本と同じように携帯電話ショップを探せばいいのです。ここに、プリペイドのSIMカードが置いてあります。

登録のために、パスポートなどの身分証明書が必要になることがありますが、 手続き自体は簡単。プリペイド型のため、払ったお金以上に請求される心配もありません。

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空港にカウンターがある国も

もっと楽なのが、空港にカウンターがある国の場合。先に紹介した台湾では、日本からの発着が多い桃園空港と松山空港の両方に、SIMカードを販売するキャリアのカウンターがあります。ここでは、旅行者向けのプリペイドSIMカードが販売されており、上に挙げた料金でSIMカードを購入することが可能です。

さらに、これを自動化している国もあります。代表的なのがイギリスのヒースロー空港。ここには、SIMカードが入った自動販売機が置かれており、到着した旅行者はお金を入れてボタンを押すだけでSIMカードを購入できます。

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売店やスーパーにSIMカードが売っている場合も

海外にも、日本と同じMVNOという業態が存在します。そして、日本と同様、MVNOの方が料金が安いのが一般的です。

さらにおもしろいのは、MVNOのSIMカードは、独自の販路で販売されていることが多いという点です。

たとえば、現地のスーパーがMVNOとしてサービスを行い、そこでSIMカードを販売しているということがあります。日本で言えば、イオンでSIMカードが買えるのに近い状況と言えるでしょう。

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語学力はちょっとあればOK

海外で買い物、しかもSIMカードを買うというと、難易度が高いと思われるかもしれません。

とは言え、ここまで目的がはっきりしていれば、それほど複雑な会話は必要ありません。

SIMカードを探しているときは、店員に「I am looking for a prepaid SIM card」といえば、英語圏の国なら確実に通じます。

英語があまり使われない国でも、SIMカードを挿したいスマートフォンを見せながら、「SIMカード」と連呼すればOK。自分も過去に、何度もこの手法を使っています(笑)。

 

設定については日本と同じ

APNを聞いておくのを忘れずに

SIMカードを買ってしまえば、あとはスマートフォンに挿して設定をするだけです。この手順は、日本にいるときと同じ。

端末にSIMカードを挿し、電源を入れて電波をつかんだあと、APNを設定していれば通信することができます。

ただし、SIMカードの説明書にAPNが書いていないこともあります。携帯電話ショップで買った場合は、忘れずに聞いておくようにしましょう。店内で設定を行えば、いざというときに店員の助けを借りることもできます。

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注意点は日本と同じ

注意点としては、やはり対応周波数が挙げられます。これは、日本でも海外でも同じということです

3Gはほとんどの国や地域で2.1GHz帯が採用されているため、大抵は使うことができますが、アメリカという大きな例外もあるため一概に言うことができません。

インターネットにはこうした情報をまとめているサイトもあるため、渡航前に事前に確認しておくことをオススメします。

また、iPhoneの場合、これも以前紹介したように、キャリアによってはAPNを手動で設定できないことがあります。

 

あとは快適な通信を!

たったこれだけで、海外のプリペイドSIMカードを使うことができるようになります。

韓国など国によっては買いづらいところもあるのは事実ですが、試してみる価値は十分あると言えるでしょう。

特に滞在日数が長ければ長いほど、海外現地SIMのお得度が際立ちます。

浮かせる予定のお金で、SIMフリースマホを買っておくというのもいいでしょう。海外旅行でのちょっとした思い出にもなるため、ぜひトライしてみてください。

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