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モバイラー必須機能。最新iPhoneではどう?

先日、iPhoneのニューモデルである5.8インチ「iPhone XS」、6.5インチ「iPhone XS Max」が発売されました。僕も「iPhone XS Max」を購入して、格安SIM(ビックカメラのBIC SIM)で引き続き利用しています。

iPhone XSシリーズの目玉機能としては、DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)対応となり、2回線の同時待ち受けに対応するとしています。

しかし、DSDSは今後のiOSアップデートでの対応。となり、機能は解放されていません。また、国内モデルでは内蔵された書き換え可能な「eSIM」とこれまでと同じ「nanoSIMカード」という組み合わせとなり、「eSIM」機能はまだ未提供。つまり、国内の回線を利用するのであれば、格安SIMのネットワーク設定はこれまでのiPhoneと設定は変わりません
「1.SIMトレイにSIMカードをセットする」
「2.APNの構成プロファイルをインストールする」
といった流れですね。このあたりの流れは以下の記事で解説しているので、そちらをどうぞ。

格安スマホデビューに思わぬ落とし穴、SIMカードのセットと設定って? : 押忍! SIM道場

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最新のiPhoneと格安SIMでテザリングはできるの?

ネットワークの設定などは、これまでのiPhoneと変わりありません。続いてはタイトルにもあるようにiPhone XS Maxでテザリング機能をチェックしてみました。テストした回線は、冒頭でも触れたビックカメラオリジナルSIMである「BIC SIM」、契約先はIIJmioのドコモ回線となります。

これまでiPhone×ドコモ回線の格安SIMではテザリングによる制限などはありませんでしたが、果たして…?

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テザリングのパスワードなどを設定するため、まずは「設定」→「インターネット共有」とタップ。「インターネット共有」のスイッチをオンにします。また、「Wi-Fiのパスワード」が接続用パスワードになるので、こちらを控えておきましょう。

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他の機器(画面はWindows 10)でWi-Fiを探し、自分のiPhoneのアクセスポイントを見つけたら「Wi-Fiのパスワード」のパスワードを入力すればOK。このあたりは通常のWi-Fiの接続方法と同じです。

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接続が確立されると、画面左上が青く点灯します。これは外部のデバイスがiPhoneに接続されていることを示します。こちらをタップすると、テザリングの設定画面が表示されるので、不要になったらタップして機能をオフにしましょう。

と、なんのトラブルもなく、iPhone XSシリーズではこれまでと同じ手順で無事にテザリングで通信できました。テザリング中の注意点としては、Windowsパソコンを接続していると、Windows Updateによりギガ死の恐れもあるので、以下記事を参考にWi-Fiの設定を見直しておきましょう。

テザリングでのギガ死を防ぐ!Windows10の通信量削減方法 : 押忍! SIM道場

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iPhone XS Maxになってテザリングの快適度、速度は?

iPhone XSシリーズは、5つの周波数を束ねる「5CCCA」、4つのアンテナを利用する「4×4MIMO」に対応。1世代前のiPhone Xシリーズよりも高速な規格に対応し、スペック上ではLTEの通信速度が大幅に向上しています。ドコモでは理論値844Mbps、auでは理論値818.5Mbps、ソフトバンクでは理論値676Mbpsとなっています。

ただ、これらはあくまでも理論値です。

ブラウザ版「SPEEDTEST.NET」で計測したところ、お昼休みの混雑が終わった頃であろう14時14分時点での速度は以下のような数値でした。

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下り6.71Mbps、上り11.65Mbps。キャリア回線でごく限られた高速通信対応エリアで、なおかつ人が少ない。という稀有な状況であれば、通信ポテンシャル向上の恩恵は受けられるかもしれませんが、繁華街での格安SIMという条件だと、iPhoneを新しくしたからといっても、通信速度が劇的に変わるというわけではありませんね。

まぁ、下り6.71Mbps出ていれば、通常利用には問題ないレベル。Webの閲覧やブログの執筆、YouTube動画の再生などには支障がないので、「格安」であることを考えるなら、回線コンディションは十分だと思います。理論値である900Mbps近く出ちゃったら、一瞬で容量使い果たしそうですし……。


テザリングできない格安SIMもある? 現状の対応をチェック

ただ、今回はすんなりテザリングできましたが、格安SIMのすべてがテザリングに対応しているわけではありません。たとえばau系のSIMカードは、多くの格安SIMでiPhoneでのテザリングが不可となっています。

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この対応表はIIJmioのタイプA(au回線)の対応表。iPhoneではSIMフリーでもテザリングは「×」となっています。

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同様にmineoの対応表をチェックしても、Aプラン(au回線)では、iPhoneでテザリングは「×」。iPhoneとau回線という組み合わせはテザリングできないのです。


例外として、auサブブランドの「UQ mobile」は限定的にテザリングが可能ですが、多くの格安SIMではau=iPhoneではテザリング不可。といった状態が続いています。そのため、格安SIMでテザリングしたいのであれば、ドコモ系回線、もしくは最近増え始めたソフトバンク回線のプランを選ぶのが鉄板でした。

しかし……です。mineoはKDDIとの協議を行ない、10月末からau回線でもテザリングに対応することを発表しています。

 

これにより、mineoではドコモ、ソフトバンク、auのどの回線を選んでも、同じ機能が利用できることになります。比較的空いていると言われるau回線、ソフトバンク回線を選びやすくなりそうで、格安SIMがさらに人気になりそうです。

他のau回線を扱っているMVNOでは、KDDIと協議してるのか謎ですが、mineoのように交渉次第ではテザリングが解放される未来も見えますね。10月末以後の各MVNOの出方が注目されます。

このようにテザリングは今ではカジュアルに利用できて、回線による制限も無くなろうとしています。使いすぎには注意が必要ですが、要所要所でうまく活用していきましょう。

IIJmio(みおふぉん)