180813lik00


目指せ夢の電話代0円生活。

最近はスマホユーザーも多く、友だち間であれば無料で通話できる仕組みも増えました。事実、総務省の調査「通信量からみた我が国の音声通信利用状況」から見ても、携帯電話・IP電話の契約台数は年々増えているのに比べて、音声通信回数・音声通信時間は微減しつつあります。

0180813lik01

理由はいくつかありますが、やはり大きいのはSNSなどのコミュニケーション手段の普及によって、電話番号宛への発信に代わる手軽でカジュアルな連絡手段が増えたためだと言えるでしょう。しかし、頻度は落ちているにもかかわらず、キャリアでは通話定額付きの基本プランが一般的です。

たとえばNTTドコモではカケホーダイプランの基本プランは月額2,700円。加えてspモード料金やデータ通信プランの料金もかかります。どこにかけても、誰にかけても定額というしくみは魅力的ですが、言うほど電話をかけていない!人も多いのではないでしょうか? そういった人はやはり格安SIMが有利です。

格安SIMであれば、「通話はかけた分だけ」といったシンプルな基本プランも選べます。たとえば、IIJmioであれば、3GBのデータ通信が付いた基本プランが1,600円。加えて電話料金は話した分だけ(20円/30秒)が加算されます。公式の通話アプリを利用すれば半額に抑えることもできます(10円/30秒)。

180813lik02

つまり、格安SIMを安く抑えるには「通話料」部分をいかに安く抑えるか? が決め手になるのです。

友人間はLINEやFaceTimeを活用して通話料タダ化へ

180813lik03

まずお互いがLINEを使っているならば、LINEの「無料通話」が便利。音声通話ではなく、データ通信を使って音声データをやり取りしているため、通話代はタダになります。

180813lik04

同じくApple機器間で利用できる「FaceTime」も、データ通信を利用した通話になるので、通話代はかかりません。LINEの音声通話よりも音質が上で、遅延も少なめです。

ただし、これらはあくまでも「友だち間」でしか利用できません。サービスの中で友だちになっていない相手や店舗宛には無料通話ができないのです。

実はLINEを使えば店舗や固定電話にもタダ電話できる!

しかし、電話番号あてにタダ電話できないかというとそんなことはありません。実はLINEにある「LINE Out free」という機能を利用することで、LINEを使った電話番号宛のタダ電話ができるのです。

180813lik04_1

LINE Out freeは、LINEを利用した電話番号宛のIP通話サービス「LINE Out」の無料版です。

LINE Outでは「コールクレジット」や「30日プラン」といった有料課金が必要になりますが、「LINE Out free」では、コール前に広告を見ることで、国内外の電話番号宛に1回あたり最大5分、1日5回まで無料で通話できるのです。

180813lik05

利用法は簡単です。LINEを起動したら「設定」ボタンをタップして、「LINE Out」→「ホーム画面に追加」をタップ。

180813lik05_1

画面の指示に従ってホーム画面にLINE Outのアイコンを追加します(画面はiOSの場合)。その後、追加された「通話」アイコンをタップして、連絡先を選ぶか、「数字パッド」から電話番号を入力します。

180813lik06

数字パッド画面では「LINE Out free」を選び、通話したい相手の電話番号を入力します。LINEの友だちになっている必要はなく、固定電話などへも発信できます。無料通話できる時間は、国内の場合は固定電話宛で最大3分、携帯電話宛で最大1分、海外の場合はアメリカ合衆国の固定電話・携帯電話宛で最大5分となります。

発番号通知も可能ですが、初回利用時やしばらく使っていない場合は、SMSで電話番号を認証する必要があります。「認証」をタップして送られてきた4桁の暗証番号を入力しましょう。

180813lik07

30秒間の広告が流れたあとに、広告を閉じて電話がかけられます。回数制限こそあれど、自分がLINEを使っていれば固定電話や友だち以外にもタダ電話ができるわけですね。

180813lik08

なお、店舗に「LINE Out」をかける場合は、店舗側が「LINE@加盟店」だった場合、広告を見る必要無く、制限時間もなくかけ放題です。飲み会の予約などもにも活躍します。


無料電話はデータSIMでも利用できる? LINEの格安SIMとSMS付きSIMでの動作を検証

無料で電話できるとなると、もう音声通話SIMである必要なんてないのでは? なんて思えますよね。LINEを利用するには基本的にSMSでの認証が必要ですが、LINEの格安SIM「LINEモバイル」ではデータSIMでもLINEを利用できます。また、格安SIMにはSMS付きのデータSIMもあり、こちらでもLINEは利用できますが、果たしてLINE Out freeで音声通話できるのでしょうか?

●LINEモバイルのデータSIMカードの場合

LINEモバイルのデータSIMは、データSIMでもLINEアカウントを発行できます。このSIMカードでLINE Outを試してみたところ、電話できないはずのデータSIMでもLINE Outを使用することで無事発信できました。


●SMS付きのデータSIMの場合

LINEの登録はSMSが使えればいいので、SMS付きのデータSIMでもLINEを始めることはできます。またLINE Outでの音声通話も利用することができました。

ただし、LINEのデータSIM、SMS付きデータSIM共に発信専用となり、LINEに登録したSMS電話番号宛に着信はできないのでご注意ください。

過信は禁物!通話遅延や音質面などLINE Outは弱点もある

無料で通話できるLINE Outはかなり便利なサービス。格安SIMに乗り換えて、通話はLINEやLINE Outをメインにすれば、毎月の通信費も大幅にカットできるはずです。

180813lik09

ただし、万能というわけではありません。先程解説したようにデータSIMでは発信はできても着信はできません。また、LINE OutはIP電話と同じしくみなので、110番や119番という緊急発信もできない点に注意しましょう。

180813lik10

音質面でも注意が必要です。データ通信を利用しているため、通信速度が極端に遅いと音声の遅延や音質の劣化もありえます。格安SIMに多い200Kbps制限程度では音声通話は問題ありませんが、通勤時間などデータ通信が極端に混み合う時間帯は注意が必要です。

また、ドコモ宛に電話をかけると正常に発番号通知が行なわれないといった点もネック。発信相手がわからないと電話にでないといった人も多いので注意しましょう。

価格と品質はバランス感のもとで成り立っています。無料電話にはこうしたデメリットもあるので、まずは利用してみて、自分の用途に合うかどうか? 音質は納得できるか? などを確認してみましょう。もし無料サービスよりも高音質で安定した通話を利用したいのであれば、格安SIMには通話定額オプションがあるので、そちらも検討してみるのも手段のひとつです。

格安SIMの通話定額オプションなら音質の劣化なくかけ放題に

通話定額オプションは、多くの格安SIMで用意されているオプションです。利用できるのは音声通話付きSIMカードのみとなりますが、専用の発信アプリを利用して電話をかけることで、設定された時間内の通話が無料になります

180813lik11

一例としては、「楽天モバイル」ではデータ通信を含んだ基本プラン(1,480円〜)の中に10分以内のかけ放題がセットになった「スーパーホーダイ」というプランがあります。

180813lik12

IIJmio」では通話定額オプションが2種類あり、月額600円では誰とでも3分以内、家族とでは10分以内の通話が無料になります。月額830円では誰とでも10分以内の通話が、家族となら30分以内の通話が無料になるなど、通話時間に応じた定額オプションを選べます。

これらは音声通話と同じ仕組みなので、音質は通信速度に左右されません。多少のコストはかかりますが、ビジネスで利用する電話などで安定して通話したいのであれば、こうした通話定額オプションもおすすめです。