1枚で複数での国の通信ができ、料金的にもおトクなグローバル・ローミングSIM。最近では本人確認の強化など、各国でプリペイドSIM購入のハードルが高くなってきていることもあり、グローバル・ローミングSIMは海外渡航者の強い味方となっています。

そんなグローバル・ローミングSIMのなかでも対応国が200ヵ国以上と多く、プランも豊富なため注目を集めているのが、ラトビアのMVNOが提供している「airBalticcard」。日本からはAmazonのマーケットプレイスなどで購入可能です。今回はこの「airBalticcard」を購入して、アメリカで使ってみました。
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「airBalticcard」を利用するにはまず開通作業やプランの購入などを公式サイトで行う必要があるので、渡航前にインターネット接続環境のある場所で済ませておきましょう。まずはairBalticcardのSIMをスマートフォンにセットしてから、PCなどのウェブブラウザーで公式サイトにアクセスし、「Registration」からアカウントを作成しログインします。このときに購入したairBalticcardの電話番号の入力が必要で、その電話番号に確認用のコードがSMSで送られてきます。電話番号はSIMカードの台紙部分に記載されていますので、台紙は捨てないようにしましょう。
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公式サイトにログインしたら、使いたいプランをチェックします。「Management of services」の「Data packages」をクリックすると、プルダウンメニューでパッケージが選択できる画面に切り替わります。
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記事執筆時のプラン数は全部で18。プルダウンからプランを選ぶと、使用できるデータ量と価格、対応国が表示されます。例えば「No.11」は1GB/15ユーロ(30日)のプランで、対応国はアメリカやロシア、中国など50ヵ国以上で利用可能。「No.50」は1GB/15ユーロ(14日)と割安ですが、利用できる国はデンマーク、エストニア、フィンランドなど北欧を中心に8ヵ国のみといった具合。「No.48」のように0.015ユーロ/MBと重量制のプランもあります。このプランの豊富さがポイントで、訪問する国にあわせて割安のプランを選べます。
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購入するプランが決まったら、次に料金をチャージします。「Payment」の「Credit cards」でチャージに使用するクレジットカードを登録し、「Recharge balance」から必要な料金をチャージします。チャージは10ユーロからスタートで、20ユーロや100ユーロなど指定できる金額が決まっています。購入したいプランに足りる分だけチャージしておきましょう。ただしチャージ1回につき0.50ユーロの手数料がかかりますので、頻繁に利用する人はあらかじめ金額を多めにチャージしておいたほうがおトクです。
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チャージが完了したら再度「Data packages」にアクセスし、購入したいパッケージを選んだら「Activate the Package」のボタンをクリックすると購入完了。しばらくすると、SMSで購入完了のお知らせが届きます。
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あとはスマートフォン側の設定で、以下のAPNを登録します。iOSの場合でも自動設定されているAPNではないので、手動で変更が必要です。

APN設定
●APN:send.ee
●ユーザー名:なし
●パスワード:なし
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これでデータローミングをオンにすればインターネット通信ができるようになります。ただし今回「airBalticcard」を利用する際に、2つのミスをしてしまいました。1つはパッケージを購入する前にデータローミングをオンにしたまま、チャージなどの作業を行ってしまったため、従量課金製のプランが適用されたこと。そのため、チャージした料金がプラン購入前に使用されてしまい、プラン購入には足りなくなり再度チャージする必要がありました。「airBalticcard」をセットするときは、かならずデータローミングがオフになっているか確認してからにしましょう。

もう1つはSIMカードの種類です。当初アメリカの前に中国で使ってみようと別の「airBalticcard」を購入してテストしたのですが、なぜか2Gや3Gでしか接続できません。そこでAmazonの販売ページをチェックすると、SIMカードの種類に「3G」と「4G」の2種類があり、うっかり「3G」のほうを購入していました。

現在、Amazonに登録しているマーケットプレイスでは、3GタイプのairBalticcardは販売していないようですが、価格やプランなど3Gと4Gで差はないので、通販で購入する場合は3GのSIMカードを買わないように注意しましょう。
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4GのSIMカードを購入したので、アメリカではAT&Tの回線で4G接続となっていました。速度を計測すると下りは11.9Mbpsとまずまずの数値。SNSやウェブサイトの閲覧、地図で現在地のチェックなどはまったく問題ない速度でした。
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SIMの有効期限が730日と約2年近くあるのもポイント。北欧を中心に安いプランが用意されているので、海外渡航が多いユーザーは1枚持っておくと便利ですよ。