ソフトバンク傘下になったLINEモバイルが、7月2日から、ソフトバンクのネットワークを使ったサービスを開始しました。料金はドコモと変わらず、「カウントフリー」改め「データフリー」のサービスも提供する予定です。

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料金は据え置き、ドコモとソフトバンクから選べるMVNOに

 元々ドコモからネットワークを借りていたLINEモバイルですが、7月2日からは、ソフトバンクのネットワークも選べるようになりました。LINEモバイルは3月にソフトバンクの子会社になっているため、これはある意味自然な流れといえるでしょう。合弁会社になった当初から、ソフトバンク回線でサービスを提供することは示唆していました。

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7月2日にソフトバンク回線がスタート

 気になる料金については、ドコモ回線とまったく同じ。ユーザーにとってみれば、どちらを選んでも支払いが変わらないことになります。LINEの通信がデータ通信量から除外される1GBのプランは月額1200円から(音声通話対応の場合、以下同)、LINEに加えてTwitterやFacebookの通信も無料になるコミュニケーションフリーは3GB、1690円から10GB、3220円まで選択できます。

 これらに加えてLINE MUSICの通信量もカウントから除外される「MUSIC+」も利用でき、3GB、2390円からの料金設定になっています。どの通信を利用したいかでプランを選べばいいという建付けになっており、選びやすいといえるでしょう。また、これまでドコモ回線を使っていたユーザーがソフトバンク回線に切り替えたり、逆にソフトバンク回線で契約してドコモ回線に切り替えたりといったことも可能になります。

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ドコモ回線と料金はまったく同じ

 ただし、特定の通信が容量計算から除外されるデータフリーは、秋ごろに対応予定とのこと。ドコモ回線はNTTコミュニケーションズがMVNEとしてこの機能を提供していましたが、ソフトバンク回線ではまだチューニングが必要なのでしょう。その間にあたる2カ月間は、キャンペーンとして通信量が2倍になる措置が取られています。

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データフリーが提供されない代わりに、2カ月間、容量が2倍になる

キャンペーンで料金は300円からに

 ソフトバンク回線の提供を開始したことに伴い、キャンペーンも実施されています。大きいのが、6カ月間料金が900円割引になるキャンペーンで、月額1200円のLINEフリープランであれば、料金は300円まで下がります。こちらは、音声通話つきのプランであれば、ドコモ回線、ソフトバンク回線問わずに適用されるため、新規にLINEモバイルの回線を持ちたいユーザーには朗報といえるでしょう。P7020074
6カ月間900円引きの大盤振る舞いなキャンペーンを実施

 また、最大4000円のLINEギフトコードや、最大2000円のLINEポイントがもらえるキャンペーンも実施中。残念ながらエントリーコードとの併用はできませんが、特にLINEポイントは、実店舗での支払いにも使えるLINE Payでも利用できるため、お得なキャンペーンです。

 音声通話つきプランの新規契約手数料が0円になる招待キャンペーンも用意されているため、周りにLINEモバイルのユーザーがいる場合は、招待コードを発行してもらうといいでしょう。また、LINEモバイルに加入後、友だちなどの招待すると、1000円ぶんのLINEポイントをもらうことができます。

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既存のキャンペーンもソフトバンク回線に適用される

ソフトバンク回線を選ぶメリットとは?

 新たにスタートしたソフトバンク回線ですが、料金に違いがなく、エリアも特に都市部では大きな差があるとはいえない状況のため、どちらを選ぶかは迷いどころです。ただし、既存のソフトバンクユーザーにとっては、SIMロックの解除をする必要なく、そのまま端末をLINEモバイルで使いまわせるメリットがあります。

 LINEモバイルでは、SIMカードを差し替えて使うユーザーが増えているといい、その比率は約4割にまで上がっているといいます。SIMロック解除義務化が始まって以降の端末であれば、気にする必要はありませんが、それ以前の端末を使っていたり、中古で買った端末がSIMロック解除できなかったりする場合は、あえてソフトバンク回線を選んだ方がいいでしょう。

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ユーザーの約4割が手持ちのスマホそのままでLINEモバイルに移ってくるという

 また、通信速度にも期待が持てそうです。LINEモバイルはソフトバンクが51%の株式を持つ子会社のため、LINEモバイル側がネットワークを増強しても、最終的にはソフトバンクの収益としてお金がグループ内に残ります。そのため、単純にコストとして外にお金が出ていってしまうドコモ回線より、ネットワークに投資しやすい状況といえます。

 こうした事情を反映してか、LINEモバイルでは「格安スマホ最速チャレンジキャンペーン」を実施しています。LINEモバイルは、自社で測定した時間帯別の速度を、7月末からWeb上で公開する予定。期間中に1回でも1Mbpsを下回ってしまったときは、ユーザー全員に1GBがプレゼントすることを計画しています。

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格安スマホ最速チャレンジキャンペーンを展開

 ユーザーがまだほとんどいないなか、1Mbpsを下回る事態にはならない確率が高く、事実上、1GBのプレゼントは行われない可能性も高そうですが、このキャンペーンは速度に対する自信の表れと見ていいでしょう。通信速度で選ぶなら、あえてドコモ回線にこだわらず、ソフトバンク回線を選んでもよさそうです。