海外でのモバイル通信には、国内キャリアの海外ローミングやモバイルルーターのレンタル、最近では海外キャリアのローミングSIMなど様々な手段があります。そのなかでもSIMフリースマートフォンを持っているなら一番コストをおさえられるのは、現地通信キャリアのプリペイドSIMを購入して使う方法です。
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とはいえ海外のプリペイドSIM購入は、ほかの方法にくらべて若干ハードルが高いのも事実。慣れない土地でSIMを販売しているショップを探す必要があり、店員とのやりとりも日本語どころか英語さえ通じないことも。さらに利用方法も国や通信キャリアによってまちまち。
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そんなハードルの高い現地キャリアのプリペイドSIM利用ですが、なかには手軽で簡単な地域もあります。その筆頭が台湾です。台湾でのプリペイドSIM利用はなぜハードルが低いかというと、

●ショップがすぐにみつかり、店員が日本からの旅行者や日本語のスマホに慣れている
●旅行者用にわかりやすいプランと快適な通信品質
●設定も覚えやすくカンタン

の3つの理由があります。

1つ目の理由ですが、日本から台湾に到着する各空港には、プリペイドSIMを販売しているキャリアのカウンターが基本的には出店しています。台湾には現在5つの通信キャリアがサービスを提供していますが、台北の桃園国際空港なら5つすべての通信キャリアが出店。そのほかの空港でも、5つのうちいずれかの通信キャリアが提供するSIMが入手できると思います。
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また日本からの訪問客も多く、日本人の対応に慣れているのもポイント。設定などを代わりにサッと作業してくれたり、片言ですが日本語で対応してくれる店員もいます。外国語に自信のない人でも、安心して購入できます。ただし深夜早朝はカウンターの営業時間外というケースもあるので、確実に購入するためには日中に到着する便を選びましょう。
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2つ目の理由ですが、空港で旅行者用に提供されているプランは、日数指定になっています。通信キャリアによって違ってきますが、たいてい最短3日間から、5日間、7日間、10日間とラインアップ。最長で30日間といった感じです。それぞれ開通した翌日から日数をカウントするので、実質は1日長く使えるイメージ。ちなみに同じ日数でも料金が違うプランもありますが、これは通話用にチャージしている金額が違うため。通話を多く使いそうな人は、同じ日数でも高いプランを選びましょう。
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台湾のプリペイドSIMでうれしいのは旅行者向けのプランの場合、基本的にはデータ通信量が無制限なこと。テザリングもオーケーなので、セットしたスマートフォンをモバイルルーターがわりにしてPCを接続したりできます。さらにグループ旅行なら1枚だけ購入して、あとはテザリング機能を利用してみんなで共用するといった使い方もできるので、さらに料金を節約できます。料金は3日間で300台湾ドル(約1110円)、10日間は500台湾ドル(約1860円)が相場なので、日本キャリアのローミングやモバイルルーターのレンタルより断然割安です。
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通信品質も下りで30Mbpsから70Mbpsくらいは実測で出ます。通信エリア的には、中華電信(Chunghwa Telecom)と台湾大哥大(Taiwan Mobile)が広めですが、都市部では優劣付けがたい感じですので、急いでいる場合は空いているカウンターのキャリアで買うといいでしょう。

3つ目の理由は、APNの設定などがカンタンなこと。カウンターの店員さんが作業してくれる場合もありますが、自分で作業してもさほど難しくはありません。購入したSIMを装着して、APNを設定するだけです。そのAPNも各通信キャリア共通で「internet」になっているため覚えやすいのも◎。
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ちなみにiPhoneの場合は自動設定になっているので、挿入するだけで基本的にはオーケーです。ただし日本のMVNOで運用している場合は、プロファイルを使ってAPNなどを設定しているので、まずは設定アプリの「一般」→「プロファイル」にアクセスして、インストールされているMVNOのプロファイルを削除してから、台湾のプリペイドSIMを装着しましょう。
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現地通信キャリアのプリペイドSIM導入のハードルが低いだけでなく、治安も良く日本人の口に合う食事も多いので、旅行初心者にも安心の台湾。SIMフリースマホと海外旅行デビューを考えているユーザーには、絶好の渡航先としてオススメですよ。
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