モトローラブランドの端末を日本で販売するモトローラ・モビリティ・ジャパンは、SIMフリースマホ3機種を発表しました。スペックが高い順に「moto g6 plus」「moto g6」「moto e5」となり、gシリーズはミドルレンジ、eシリーズはエントリークラスの端末。価格は上から3万8800円、2万8800円、1万8500円です。IIJmioやNifMo、LINEモバイルなど、各MVNOも取り扱いを表明しています。ここでは、それぞれの中身を見ていきましょう。

トレンド要素をフルに盛り込んだミドルレンジモデルのmoto g6、g6 plus

 moto g6、moto g6 plusは、昨年発売された「moto g5」「moto g5 Plus」の後継機で、コストパフォーマンスの高さが特徴です。ここ1年でトレンドとなった機能もフルに盛り込まれています。たとえば、ディスプレイはそれぞれ5.7インチと5.93インチで、解像度はどちらもフルHD+。18:9と従来モデルよりも縦に長くなっており、1画面に表示できる情報量が増えています。OLYMPUS DIGITAL CAMERA
ミドルレンジのmoto g6(左)とmoto g6 plus(右)

 カメラも、シングルカメラだったmoto g5、g5 plusから進化。1200万画素と500万画素のデュアルカメラになり、被写体の背景をボカしたり、一部分にだけ色をつけたりといったことが可能になります。こうした機能は、昨年10月に発売された「Moto g5s Plus」譲り。インカメラの画素数も1600万画素と高く、自撮りにも強い端末に仕上がっています。

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2機種とも、デュアルカメラを搭載

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背景をボカしたり、前面の被写体だけを切り抜いたりできる

 ただし、カメラは上位モデルであるmoto g6 plusの方がやや性能が高く、レンズのF値が1.7と明るくなっています。moto g6はF値2.0のため、暗い場所での撮影を重視するのであれば、moto g6 plusがオススメ。チップセットにも違いがあり、moto g6 plusがSnapdragon 630でややハイエンド寄りなのに対し、moto g6はSnapdragon 450とミドルレンジ向けで、メモリ(RAM)もmoto g6 plusの方が大きく、4GB、moto g6が3GBになります。

 一方で、サイズ感を除けば外観はほぼ同じ。どちらも前面に指紋センサーを搭載しており、LTEと3GのDSDSに対応しています。また、2つ目のSIMスロットとmicroSDカードスロットは排他ではないため、DSDSとmicroSDカードを同時に使用することも可能です。VoLTEはドコモ、au、ソフトバンクの3キャリア分に対応する予定で、キャリアを選ばず利用できるのもうれしいポイントといえるでしょう。

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SIMカード2枚とmicroSDカードを同時に使える仕様

 モトローラ端末の特徴はそのままで、OSにはカスタマイズを最小限に抑えたAndroidが採用されています。モトローラ独自のカスタマイズとして、「Motoエクスペリエンス」が搭載されています。たとえば、ユーザーが画面を見ている間はディスプレイが消灯されなかったり、本体を2回ひねってカメラを起動したりと、操作性をよりよくするための機能がここに集約されています。

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UIはAndroid標準に近いが、モトローラ独自のカスタマイズも

エントリークラスで2万円を下回るmoto e5

 対するmoto e5は、日本に初めて投入されるEシリーズの端末です。Eシリーズはエントリー向けを意味しており、機能を必要最小限に絞って価格を抑えているのが特徴。moto e5も、冒頭で挙げたように、1万8500円と、税込みでも2万円を下回る価格に設定されています。

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2万円を切る激安価格なmoto e5

 そのぶん、ボディは一見すると金属風ですが実は樹脂製だったり、ジャイロセンサーなど一部のセンサーが非対応でMotoエクスペリエンスも、本体を2回ひねってカメラを起動するなど、一部の機能が利用できません。また、当然ながら、moto g6、moto g6 plusとは異なり、こちらはシングルカメラで、チップセットもSnapdragon 425、RAMは2GBと2機種よりは低めの性能になっています。P5240010
一見金属風だが、実は樹脂製。指紋センサーには「M」マークが

 ただし、ディスプレイはHDながらも、18:9と縦に長く、画面内に表示できる情報量は多くなっており、5.7インチというサイズの割には横幅が狭く、持ったときは手にしっかりフィットします。バッテリーも4000mAhと多く、発表された3機種の中では最大容量。位置は背面になりますが、指紋センサーも搭載されており、LTEと3GのDSDSにも対応します。

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廉価ながらバッテリーは4000mAhと、3機種中で最大

 スペックだけを見ると、特に目立ったところはない機種かもしれませんが、“普通に使える”レベルで、価格が2万円を切っているところは注目ポイント。MVNOの安価な通信料と合わせて使うには、いい端末といえるかもしれません。

海外では「moto z3 play」も発表に

 日本でmoto g6 plus、moto g6、moto e5が発表されたのとほぼ同時期に、海外ではZシリーズの最新モデルとなる、moto z3 playが発表されています。null
海外で発表になったmoto z3 play

 こちらは、Zシリーズの特徴である「moto mods」に対応しており、カメラやプリンターなど、さまざまな機能を拡張することが可能。当然ながら、過去に発売されてきたZシリーズ向けのmoto modsとも互換性があります。

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背面には、moto modsを装着可能

 ディスプレイはこちらも18:9と縦に長く、6.01インチで、チップセットにはクアルコムのSnapdragon 636が採用されています。プレミアムクラスの端末と呼ぶにはややスペック不足なところはありますが、機能的にはmoto g6 plusの上をいくレベル。指紋センサーが側面に搭載されているなど、デザイン的にもmoto gシリーズとは大きな違いがあります。

 何より、moto modsに対応しているのは、他のメーカーの端末にはない特徴。Zシリーズは日本でもmoto zやmoto z2 playが発売されてきただけに、投入の期待が高まります。