昨年発売され、SIMフリースマホとして大ヒットを記録したP10 liteですが、その後継機にあたるP20 liteがついに登場しました。現状では、auとUQ mobile、ワイモバイルが取り扱いを表明しているP20 liteですが、昨年の状況を考えるとSIMフリー版が出る確率も高そうです。そんなSIMフリー版を先取りして、au版でP20 liteをチェックしてみました。

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P20 Proの面影がそこかしこに残る外観

 まずは外観ですが、国内ではドコモの独占販売が決まった「P20 Pro」にそっくりです。ただし、P20 liteは指紋センサーが背面にあるため、P20 Proとは異なり、本体下部には「HUAWEI」のロゴがあしらわれています。前面に指紋センサーがつくのは便利な反面、デザイン上の主張も強くなるため、シンプルな方がいいという人にはP20 liteの方が向いているかもしれません。P5210016
本体下部には指紋センサーの代わりに「HUAWEI」のロゴが

 そっくりに見えるのは、画面上部にあるノッチのためでしょう。P20 liteも、P20 Proと同じようにディスプレイが凹状態になっており、ノッチ部分にはカメラやスピーカーが内蔵されています。ディスプレイは有機ELではなく、液晶のため、P20 Proほどのクッキリさはありませんが、自然な色合いです。P20 Proと同様、ノッチを隠す機能も搭載されています。

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ノッチのあるディスプレイ

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ノッチは設定で隠すことができる

 背面はブルーのみ、多層のフィルムが入った仕上げになっており、鮮やかな色合い。光が反射した様子もキレイです。P20 Proと同様、カメラを重視しているためか、ロゴなどの向きもすべて横向きでそろえられています。本体下部には、イヤホン端子が。イヤホン端子はP20 Proだと省かれてしまっているため、この点に関しては、廉価モデルの方が勝っていることになります。P5210011
カメラを意識して、ロゴなども横向き

ライカなしでもキレイなボケ味を作れるカメラ

 背面には、1600万画素と200万画素、2つのカメラが搭載されています。200万画素のカメラは、深度測定に使われるもので、画像自体は1600万画素のカメラで記録されます。フォーカスやボケの強さを後から変更できる、「ワイドアパーチャ―」にも対応しています。P20 Proのようにライカと協業したわけではなく、暗いところに強いというわけではありませんが、ミドルレンジクラスとの端末としては、十分なスペックといえるでしょう。

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1600万画素と200万画素のデュアルカメラ

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フォーカスやボケ具合を撮影後に変更可能

 フロントカメラも1600万画素で、背面と同じ画素数になります。通常だと、背面がメイン、前面がサブといった位置づけになっていますが、P20 liteの場合、どちらもメインと呼べそうなスペックに仕上がっています。

 顔を認識して、背景にソフトウェア的なボカし処理をかける「ポートレートモード」にも対応しています。ポートレートモード利用時には、顔そのものを自然に補正するビューティレベルの設定が可能で、より“盛った”写真を撮ることができます。顔にエフェクトをかけたり、背景を合成できたりする「ARレンズ」も、遊べる機能です。

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フロントカメラもポートレートモード対応

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顔や背景を合成できるARレンズ

ミドルレンジながらスペックは十分

 ミドルレンジモデルで本体価格は3万円前後とリーズナブルな1台のP20 liteですが、パフォーマンスは十分です。まず、チップセットですが、こちらは「Kirin 659」。AnTuTu Benchmarkでもスコアは9万点弱と、ハイエンドモデルには及びませんが、まずまずのパフォーマンスです。

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CPUのパフォーマンスもまずまず

 メモリ(RAM)は4GB、ストレージ(ROM)は64GBと、こちらも十分なスペック。ミドルレンジモデルではありますが、部分的にはハイエンドモデルに迫る性能を誇ります。また、P20 Proは非対応な、microSDカードも利用できるため、写真や動画をよく撮る人でも、ストレージ不足に悩まされる心配がありません。

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メモリもストレージも十分

 背面に搭載された指紋センサーは、認識精度も高く、ロック解除が素早く行えるのがメリット。また、この指紋センサーを併用する形で、顔認証も利用できます。顔認証はインカメラで顔を読み取っているため、暗い場所などでは精度が落ちますが、光量のある場所であれば、文字通り一瞬でロックが解除されます。

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顔認証にも対応

 おサイフケータイや防水など、日本仕様はありませんが、価格を考えると、十分なスペックで、デザインも上々。P10 liteに続き、ヒットしそうな仕上がりになっています。現状では、まだキャリアモデルしか発表されていませんが、SIMフリー版の登場も楽しみになる1台といえるでしょう。