世界第4位のスマホメーカーOPPOが、ついに日本に上陸しました。発売するのは、フラッグシップモデルのR11s。背面に搭載されたデュアルカメラや、自撮り用のインカメラ、独自規格の高速充電などが魅力のモデルです。発売は2月9日を予定。発売に先立ち、実機をチェックすることができました。世界4位の実力とは?

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明るさに応じて自動的に切り替わるアウトカメラ

 カメラフォンと銘打つだけに、R11sはそのカメラ機能が最大の特徴です。背面にはデュアルカメラが搭載されており、2つのカメラは明るさに応じて、自動的に切り替わります。昼用のカメラは、1600万画素で、デュアルピクセルAF対応。オートフォーカスが素早く、背景をボカすポートレートモードにも対応しています。

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「昼用」と「夜用」に分かれたデュアルカメラ

 これに対して夜用のカメラは2000万画素と画素数が高く、4つの画素を1つに合成して、暗所撮影時に必要となる感度を高めています。暗い場所でも比較的ノイズが少なく、きれいに映るのはそのためです。ただし、夜用のカメラでは、ポートレートモードは利用できません。ポートレートモードをオンにすると、自動的に昼用カメラに切り替わる仕様になっています。

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背景をボカすポートレートモードは「昼用」のみの機能

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暗所でも明るく撮れる夜用のカメラ

 デュアルカメラは、標準と2倍ズーム、標準と広角といった形で画角の異なるレンズを搭載していたり、モノクロとカラーというように役割を変えているのが一般的です。これに対し、R11sのデュアルカメラは明るさで使うカメラを切り替えるのが新しいところ。この点では、他メーカーとの差別化がきっちり図られているといえます。

 カメラについては、インカメラも注目しておきたいポイント。ビューティーモードを早くから搭載してきたメーカーなだけに、セルフィにもこだわりがあります。画素数が2000万と高く、フラッシュを搭載しているのが特徴ですが、それに加えて、ビューティーモードの効果が高いのも評価できるポイント。やりすぎることなく、自然に補正をかけてくれるので、使いやすい機能です。

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セルフィ用カメラも機能充実

まさに一瞬でロックが解除できる顔認証、指紋センサーも装備

 顔認証機能の速さも、R11sの特徴です。R11sの顔認証は、およそ0.08秒でユーザーを認識し、ロックを解除できるとうたわれていますが、実際試してみても、その速度はまさに一瞬といえます。本体を傾けると自動でディスプレイがつき、顔認証が行われるため、使い始めようと思ったら、すでにホーム画面が表示されている状態になります。

 光量が足りず、インカメラが顔を読み取りにくい場所では、ディスプレイの輝度を上げるよう設定することもできます。顔認証は時間がかかったり、シチュエーションによって失敗することが多かったりといったイメージを持っている人もいるかもしれませんが、R11sにはそれが当てはまりません。顔認証のネガティブなイメージを払しょくする端末といえるでしょう。

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約0.08秒でロック解除可能な顔認証

 もちろん、指紋認証も併用することができます。指紋センサーは背面中央部分に搭載されており、本体を手に取ったとき、人差し指が自然に当たる位置にあります。こちらの認証速度も速く、使い勝手は上々です。

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指紋センサーは本体背面中央部に装備

パフォーマンスも高く、メイン端末にできそうな1台

 チップセットには、Snapdragon 660を採用しています。パフォーマンス面では、さすがにSnapdragon 835を搭載するフラッグシップモデルにはかないませんが、AnTuTu Benchmarkでスコアを計測したところ、13万点台となかなかの高得点をたたき出しました。メモリ(RAM)が4GB、ストレージ(ROM)が64GBと十分です。

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ベンチマークでも13万点台を記録

 また、ゲーム利用時にハードウェアの性能を引き出す「ゲーム加速機能」も搭載されています。ゲーム利用時に通知をブロックすることもできるなど、パフォーマンスだけでなく、使い勝手も重視した機能に仕上がっています。

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ゲーム加速機能を装備

 ディスプレイは、18:9と縦長で、2つのアプリを同時に起動した際の視認性が高くなり、動画を見ながらSNSへ投稿するといった操作がしやすくなります。有機ELを採用しており、コントラスト比が高く、映像がクッキリと見えるのも評価したいポイントです。

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18:9のディスプレイでマルチウィンドウが使いやすい

 さらに、筆者が独自に試してみたところ、ドコモ、au、ソフトバンクと3社やそのMVNO(サブブランド)で、VoLTEが利用できました。3キャリアぶんのVoLTEに対応しているSIMフリースマホはまだ少ないため、うれしい仕様といえるでしょう。

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VoLTEにも対応する

 一方で、カスタマイズされたユーザーインターフェイスは賛否が分かれるところかもしれません。コントロールセンターが画面下から出たり、通知を左にスワイプしてメニューを表示させたりといった操作は、AndroidというよりiOSに近く、これまでAndroidを使ってきたユーザーは戸惑ってしまうかもしれません。

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iOSっぽさが強く、操作に戸惑うことも

 価格は税込みで6万円強。スペックや搭載されている機能の多さを考えると納得ではありますが、SIMフリースマホとしては高めの設定です。もちろん、3万円台のミドルレンジよりも機能が高いのは確かですが、一方であと1、2万円足すと、ハイエンド端末に手が届きます。これらの点を考えると、非常に悩ましい価格設定といえそうです。