ASUSが、台湾・台北で「ZenFone 4」シリーズを一挙に5機種、発表しました。特徴は、全機種デュアルカメラ搭載のところ。フラッグシップモデルの「ZenFone 4 Pro」だけでなく、普及価格帯になりそうなローエンドの「ZenFone 4 Max Pro」もデュアルカメラ搭載で、撮影の楽しさが増しそうです。

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全機種デュアルカメラ対応のZenFone 4シリーズ

デュアルカメラ搭載で指紋センサーも表面に移動したZenFone 4

 シリーズの中核となるのが、ミッドレンジ上位の「ZenFone 4」。背面には2つのカメラを搭載しており、切り替えることで、120度の広角撮影を楽しむことができます。P8170531

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背面に2つのカメラを搭載したZenFone 4

 チップセットには、クアルコムのSnapdragon 660を採用。5.5インチのフルHDディスプレイを備え、メモリ(RAM)は最大6GB、ストレージ(ROM)は最大64GBと、ミッドレンジながらも、かなりハイエンドに近いスペック。ZenFone 3では背面にあった指紋センサーも、前面に移動し、より押しやすくなりました。

 メインカメラが優れているのも特徴で、1.4μmとセンサーサイズを大きくし、より光を取り込みやすくしています。レンズのF値も1.8と明るいため、暗い場所でもきれいな写真を撮れます。デュアルカメラという特徴はありますが、ベースとなるスペックも十分というわけです。

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センサーサイズが大きく、より明るい写真を撮ることが可能

 このZenFone 4には、上位機も用意されています。それが、先に挙げたZenFone 4 Pro。CPUにSnapdragon 835を採用しており、大手キャリアに採用されるハイエンドモデル顔負けのスペックです。特徴的なデュアルカメラはZenFone 4と異なり、2つのレンズを光学2倍ズーム相当のズームに利用します。ZenFone 4のスペックでは物足りない人には、注目のモデルと言えるでしょう。

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ZenFone 4 Proは2倍ズーム対応で、背景をボカすポートレートモードも搭載

Selfieシリーズはフロントカメラがデュアルに!

 フロントカメラに力を入れた、Selfieシリーズにも新機種が登場しました。「ZenFone 4 Selfie」「ZenFone 4 Selfie Pro」がそれで、前モデルとの違いは、フロントカメラがデュアルになっているところにあります。

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Selfieシリーズは、フロントカメラがデュアルに

 これによって、2つのカメラを切り替え、自分を含めたグループ撮影を楽しめます。フロントカメラはフラッシュにも対応しており、柔らかな光が出るのもこの機種ならではと言えるでしょう。暗い場所でも、ナチュラルな光源の写真が撮れるのはうれしいポイントです。

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120度のサブカメラに切り替えると、グループ撮影がしやすくなる

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柔らかな光を放つSoftlight Flash

 デュアルカメラなだけでなく、もはやフロントカメラがメインカメラと呼べるほどの性能になっているのも、Selfieシリーズの特徴です。まず、ZenFone 4 Selfie Proは、メインのフロントカメラが1200万画素と高く、しかもDuoPixel技術を用いて2400万画素での撮影が可能。センサーサイズが1.4μmと大きく、レンズにもF値1.8と明るいものが採用されています。

 一方のZenFone 4 Selfieには、2000万画素のカメラが搭載されています。F値は2.0と明るいものの、ZenFone 4 Selfie Proほどではありませんが、こちらもフロントカメラとしては、かなりのハイスペックです。

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デュアルカメラの使い方は同じだが、メインのカメラのスペックはZenFone 4 Selfie Pro(右)の方が上

5000mAhバッテリー搭載の「ZenFone 4 Max Pro」

 よりスペックの低い、普及価格帯の端末にまでデュアルカメラを採用したのが、ZenFone 4シリーズの特徴。同時に発表された、5000mAhの大容量バッテリーを搭載するZenFone 4 Max Proも、背面には2つのカメラを搭載しています。

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5000mAhの大容量バッテリーを搭載した「ZenFone 4 Max Pro」

 メインのカメラは1600万画素で位相差オートフォーカス対応、サブのカメラは120度の広角レンズを採用と、アングルで2つのカメラを使い分ける仕様。スペックなどに違いはありますが、仕組みとしてはZenFone 4と同じものです。

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普及価格帯の端末ながら、デュアルカメラに対応した

 また、フロントカメラの画素数も1600万画素と高く、ZenFone 4 Selfieの特徴である、Softlight Flashにも対応しています。大容量バッテリーだけでなく、カメラにも特徴を持たせてきたのがこのモデルというわけです。

 こちらはSnapdragon 425/430を搭載。ディスプレイは5.5インチと他のZenFone 4シリーズと同じですが、解像度が720pのHDと低くなっており、そのぶん、価格が低く抑えられることも期待できそうです。

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大容量バッテリーを生かしたアプリも内蔵

 これまで、デュアルカメラといえばファーウェイが先行しており、他社はそれを追いかける構図がありました。ASUSも例外ではなく、一部の派生機だけがデュアルカメラに対応していた状況です。

 これに対し、ZenFone 4シリーズは全機種が一気にデュアルカメラになったことで、幅広いユーザーがデュアルカメラの恩恵を受けられるようになりました。ZenFoneで「ワンランク上の贅沢」をコンセプトに掲げていた、ASUSらしい思い切った対応と言えるかもしれません。