2017-08-1800

格安SIMはキャリアにはないさまざまなメリットがあります。一番大きな点としてはやはり料金面なのですが、その他にも「格安SIMはキャリアのような2年縛りがない」といった点も。

これは半分正解で半分不正解。格安SIMでもいわゆる「縛り」はあります。
しかし、大手キャリアと比較すると実質的な縛りは短いと言えます。たとえば、IIJmioでは以下のように設定されています。


最低利用期間は、利用開始日の翌月末日までです。
2年縛り等の制限はありません。
なお、音声通話機能付きSIMカードをご利用の場合、本サービスの最低利用期間(利用開始日の翌月末)とは別に、音声通話機能を解除する場合は、利用期間に応じた音声通話機能解除調定金(最大12,000円 税抜)が発生します。MNP転出の場合は転出手数料が別途かかります。(IIJmio: よくあるお問い合わせより引用)


2年縛り等の制限は無しとしても、

1.利用開始日の翌月末日までの最低利用期間がある
2.音声通話SIMの解除には最大12,000円の調停金が発生する

といった条件があります。この調停金ですが、利用開始から12ヶ月以内に音声通話機能を解除(解約、MNP転出、音声通話機能付きSIMカードを削除)した場合に発生し、

(12ヶ月 - 利用開始月を0ヶ月とした利用月数)×1,000円

といった金額になります。契約月に解約すると12,000円のペナルティ、12ヶ月後には0円になるという計算です。なお、MNPで他社に移る場合は、この他にMNP転出手数料として3,000円(税抜)が発生します。

この他にもMVNOによりけりルールは異なりますが、音声通話SIMでは早期解約を防ぐために1年以内に解約すると費用が発生したり、期間内にMNPで転出すると手数料が増額してしまうといった契約がほとんど。2年縛りとはまた形の違う何かしらのペナルティが設定されているのです。
しかし、実質1年縛りであることは、やはり大きなメリットと言えるでしょう。

MVNOの音声通話SIMの解約・MNP手数料の一例

 

MVNO 内容
LINEモバイル 利用開始日の翌月を1ヶ月目として12ヶ月目の末日までに解約またはMNPで転出する場合は解約手数料が9,800円
イオンモバイル 契約後180日以内にMNPで転出する場合は、MNP転出手数料が8,000円に増額
IIJmio(みおふぉん) (12ヵ月-利用開始月を0ヵ月とした利用月数)×1,000円
mineo 利用開始月の翌月から12カ月以内にMNPで転出する場合は、MNP転出手数料が11,500円に増額
BIGLOBE SIM 開始月の翌月から12カ月以内に解約する場合は、契約解除料8,000円
FREETEL 契約当月にMNP転出すると手数料15,000円。以後13ヶ月目まで手数料が1,000円ずつ減っていく
楽天モバイル 利用開始月を1ヶ月目として、12ヶ月以内に解約する場合は、契約解除手数料9,800円(※)
UQmobile 利用開始日から12ヶ月以内に解約する場合は、契約解除料9,500円(※)
DMM Mobile 利用開始日の翌月から12ヶ月後の月末日までに解約する場合は解約手数料9,000円(税別)

(※)プランによっては2年間契約もある (注)2017年8月のデータです

 

メジャーなMVNOだとこのようなペナルティが設定されています。

どのMVNOも実質的には1年縛りといったところでしょうか。ただし、多くは設定された期間が過ぎればペナルティは消滅するため、キャリアのプランのように「更新月」のタイミングを気にすることはありませんけどね。


1年縛りを気にせず格安SIMを試すには?

前述のとおり、音声通話SIMでは実質1年縛りがあるため、「とりあえずお試しで格安SIMを使ってみたい!」といったカジュアルなトライができません。そこで活躍するのが、データ専用SIMです。

 

2017-08-1801


データ専用SIMの多くは違約金・調停金・MNP増額といった解約時のペナルティが無く、音声通話SIMのような個人確認手続きなども不要。Amazonビックカメラなどのオンラインショップ、家電量販店の店頭でも購入できて、即日スタートすることができます。また、月額利用料金が安いのも魅力的です。


お試しする場合は今のスマホで利用できるか?をチェック

このデータ専用SIMでのお試しは、1点条件があります。それは、現在所持しているスマホが、購入した格安SIMに対応していることです。

たとえば、ドコモのスマホであればドコモ系の格安SIMをそのまま利用できるので問題はありません。一方で、auやソフトバンクのスマホを使っている場合は、SIMロック解除が必要だったり、利用周波数の関係で他キャリアの回線を使った格安SIMは通信できなかったりといったこともあります。

せっかく契約したのに通信できなかった! といった状況を防ぐためにも、利用したい格安SIMのWebサイトで、対応端末を事前にチェックしておきましょう

しかし、実質1年縛りがあるとはいえ、端末さえ用意できればデータSIMでお試しできる環境があるのは格安SIMならではのメリットです。メイン回線を乗り換えてからの「やっぱやめた!」となる前に、まずは最も安いプランでもいいので、一度お試ししてみると良いでしょう。