国内初のContinuum対応や、背面カバーが着せ替え前提の仕様になっていることなどで、注目を集めたトリニティの「NuAns NEO」。一方で、Windows 10 MobileとOSが特殊で、一般のユーザーにとってはなかなかハードルが高かったことも事実です。このNuAns NEOが、Androidになって帰ってきます。その名も、「NuAns NEO [Reloaded]」です。

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デザインそのままでスペックを大幅にアップ

 NuAns NEO [Reloaded]は、一見しただけでは、先代のNuAns NEOと同じように見えます。それもそのはずで、ボディのサイズはほぼそのままで、背面に装着するケースは、NuAns NEOのものを使いまわすことができます。2枚の異なるケースを組み合わせて、オリジナリティを出すというコンセプトはそのままにしたわけです。これによって、Windows 10 MobileのNuAns NEOを購入したユーザーも、ケースを使いまわすことが可能になりました。

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サイズはそのままで、先代のカバーも流用できる

 外観やコンセプトは大きく変わっていないNuAns NEOですが、中身はもはや別物と言えるほど、大きくスペックアップを果たしています。一番大きいのが、ディスプレイ。先代のNuAns NEOは5インチでしたが、NuAns NEO [Reloaded]では、これが5.2インチに拡大しています。ディスプレイサイズを大型化するとサイズにも影響を与えそうですが、狭額縁設計を取り入れることで、横幅などはキープできました。

 CPUも、Snapdragon 617から、Snapdragon 625へとバージョンアップ。メモリ(RAM)は2GBから3GBに、ストレージ(ROM)は16GBから32GBへとスペックを上げています。OSが異なるため直接的な比較はできませんが、より快適に使えるようになったと言っても、過言ではないでしょう。また、デザイン面にも少々影響を与える点ですが、前面には指紋センサーを搭載しています。これによって、ロックの解除もスムーズに行えるようになりました。

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メモリ、ストレージとも、スペックが上がった

 内部設計の変化という意味では、防塵、防滴にも対応しています。このように、好評だった外観は踏襲しつつも、中身を全面的に刷新したのがNuAns NEO [Reloaded]」の特徴です。もちろん、冒頭で触れたように、OSは最新のAndroid 7 Nougatを採用しています。それ以上に大きな特徴として、おサイフケータイがあります。

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防滴仕様になり、SIMカードスロットにはゴム製のキャップが

SIMフリースマホでは珍しいおサイフケータイに対応

 NuAns NEOは、コアとなる本体とケースの間にすき間があり、そこにプラスチックのICカードを入れることができました。本体自体はNFCに対応しているため、ICカード読み取りアプリを入れれば、カード内の残額などが分かるという仕組みです。これに対し、NuAns NEO [Reloaded]は、おサイフケータイそのものに対応してきました。

 現状では対応するサービス名までは明かされませんでしたが、トリニティの代表取締役社長、星川哲視氏によると、「いわゆるおサイフケータイで使えるものは、すべて使えることを考えている」といいます。これを文字通り受け取るのであれば、楽天EdyやiDだけでなく、モバイルSuicaへの対応準備も進めていることが予想されます。

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SIMフリースマホながらおサイフケータイに対応

 おサイフケータイは、FeliCaネットワークスの協力で実現しました。同社では、2020年に対応端末8000万台を目指しており、ユーザー数は現在の2倍の2000万人を目標にしています。この数字を実現するためには、今、市場が急拡大しているSIMフリー市場を無視するわけにはいきません。そのため、今後は、キャリア端末だけでなく、SIMフリースマホも続々とおサイフケータイに対応することが予想されます。

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FeliCaネットワークスは、対応端末の拡大を狙う

 現状では、SIMフリースマホを見渡すと、おサイフケータイに対応した機種は多くありません。シェアの上位を占めるASUS、ファーウェイ、FREETELがこの機能に非対応なためで、搭載しているのはシャープや富士通など、国内メーカーの一部に限られています。こうした中、日本の中小企業とも言えるトリニティがおサイフケータイに対応したのは異例と言えるでしょう。大手キャリアでおサイフケータイを愛用していた人が乗り換えるのにも、うってつけな端末になりました。

発売は5月中を予定、家電量販店やワイモバイルでの取り扱いも

 大幅にスペックを上げ、Androidやおサイフケータイを採用したことで、一般のユーザーも購入候補にしやすくなったNuAns NEO [Reloaded]」ですが、そのぶん、先代より価格は6000円ほどアップしてしまいました。スペックや機能を考えると、むしろ値上げ幅はわずかと言えますが、税込みで4万9800円と、SIMフリーの売れ筋よりは高めです。一方で、SIMフリー端末でも、高価格帯のものが徐々に受け入られているため、注目を集めることは間違いないでしょう。

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価格は税込みで4万9800円を予定

 現時点で確定している販路は、ビックカメラやヤマダ電機等の大手家電量販店や、Amazonなどのネット通販、そしてロフトや東急ハンズといったライフスタイル系の製品を使うショップになります。これらに加えて、ワイモバイルでSIMフリー端末としてオンラインショップや一部店舗で販売されることも決定しているそうです。ここには交渉中のMVNOは含まれないため、発売までに、さらに販路が広がる可能性もあります。

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大手家電量販店や、ワイモバイルでの取り扱いを予定

 発売は5月中を予定しており、すでに予約も開始されました。アンケートに答えると、ランダムに別売のカバーをもらえるキャンペーンも行っているため、ほしいと思った人は、早めに予約しておくことをオススメします。

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カバーをもらえる予約特典も用意