最近はカーナビもスマホで利用できるようになりました。

特に無料で利用でき評価も高い「Yahoo!カーナビ」を支持する声も多く、実際に僕も利用しています。そんなYahoo!カーナビの実力は「春の行楽シーズンまでに! スマホ・タブレットを格安SIMでカーナビ化してみよう」からどうぞ。

さて、普段から無料でありがたいカーナビアプリを利用させていただいているのですが、ここにきてスマホナビ界に新たな風が吹き込んできました。トヨタ自動車が無料で利用できるナビアプリ「TCスマホナビ」をリリースしたのです。

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前身となるナビアプリ「T-Connectスマホアプリ」が2,500円の有料アプリだったのに対し、こちらは誰でも無料で利用可能。高精度なナビゲーションに加え、ビッグデータによる情報集積からの「通れた道マップ」も利用可能で、来夏には「通れた道マップ」を反映したルート探索などもできるようになるようです。普段の車移動はもちろん、災害時などに頼りになりそうなナビアプリですね。

さて、優秀なナビアプリであることはわかりましたが、もうひとつ気になることがあります。それがデータの使用量です。スマホで利用するからには、ナビ精度だけでなく、通信データが少ないか? というのも焦点のひとつとなります。そこで、Yahoo!カーナビとTCスマホナビの通信量を検証してみました。

2つのナビのナビゲーション精度、特徴は?

今回は出発地点から約20分のコーヒーショップまでのドライブ。2台のiPhoneを利用してYahoo!カーナビとTCスマホナビで同時にナビゲーションしてもらいました。

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ルート候補画面。どちらのナビもほぼ同じルートを提示しました。インターフェースはYahoo!カーナビがスマホ向けのシンプルなUI、ナビ画面になっているのに対し、TCスマホナビでは既存のカーナビに準じたUIになっているのが印象的です。

なお、目的地のショップは2016年10月にオープンしたての新店舗。Yahoo!カーナビでは見つけることができましたが、TCスマホナビでは該当する店舗・住所が無く、手動で住所を指定して場所を目的地を設定する必要がありました。マップデータや店舗、住所データベースの更新はYahoo!カーナビの方が早いのかもしれません。

・Yahoo!カーナビ
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・TCスマホナビ

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ナビゲーションの精度はどちらもほぼ同じ。曲がるべきポイントではレーンガイドが表示されますし、しっかりと音声でガイドしてくれます。

ナビゲーション中の気になった点としては、TCスマホナビの方はナビゲーション音声の音質がかなり低めです。明らかに低ビットレートの声で、ざらつきを感じます。

20分のドライブでの通信量は?

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目的地へ無事到着。さて、ここまで約20分の道のりの通信量は?

 

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Yahoo!カーナビが4.6MB、一方TCスマホナビは1.4MBとなりました。

TCスマホナビ、びっくりするくらい通信量が抑えられています。これはすごい。地図データの軽量化やナビ音声のビットレートを控えめにするといったことで通信量を軽くしていることが伺えます。

しかもTCスマホナビでは、一度表示された地図データを一時保存(最長2ヶ月)するので、近所での移動を繰り返すのであれば、さらに通信量を節約できそうですね。

以上、簡単な計測でしたが通信量比較はTCスマホナビの圧勝でした!

「どうしても、通信量が足りない!少しでも節約したい!」

といったシーンではTCスマホナビを利用しましょう。

……まぁ、Yahoo!カーナビの通信量もそこまで大きいわけではありませんけどね。

以前の検証で200kbps制限下でも利用できることが実証されていますので、どうしても通信に困ったらナビ中はあえて200kbpsの低速モードにしておくのも手段のひとつです。