やっぱり「専用SIM」って必要なのでしょうか?

その辺りの疑問を紐解いていきましょう。今や社会現象化している任天堂xNianticによる位置情報を利用したスマホゲーム「ポケモンGO」。すでにトレーナーとなっている人も多いはずですし、これから始めてみようと思っている方もきっと多いことでしょう。

そしてこれは格安SIM業界も注目しているサービスです。

DTI SIMはポケモンGOの通信が使い放題になるというプラン「DTI SIM ノーカウント」を発表。また、FREETELも「FREETEL SIM」の新サービスとしてポケモンGOの通信を使い放題にするサービスを開始すると発表しました。

なるほど! 使い放題プランが登場するくらいだし、ポケモンGOは通信を沢山使うのか!

と、思われがちですがそうなのでしょうか? 実際にポケモンGOで消費される通信量を確認してみましょう。


1時間のポケモン探索で消費される通信量は◯MB

検証としては1時間のフィールドワーク。お香を2つ使い、周囲を徒歩で散策しつつ、ポケモンを探していきます。設定は初期設定のまま。バッテリーセーバーは利用していません。

1時間でそこそこの数のポケモンをゲット。残念ながらポッポとコラッタ、ドードー祭りと言った感じで大きな成果は得られませんでしたが、経験値稼ぎとなったので良しとします。

そして1時間の通信量は?というと…。

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こんな感じ。1時間の通信量はわずか4.5MBです。ポケモンGO、歩いて使う分にはマップの更新頻度も少なめですし、通信量はあまり気にしなくても良いのかもしれませんね。

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1日1時間散歩したとしても、通信量はわずか135MBです。

そしてこのデータを元に、一般的な格安SIMのプランでどのくらいGOできるのか?を照らしあわせてみましょう。一例として僕が契約しているIIJmio「みおふぉん」のプランですと以下のようになります。

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ポケモンGOをプレイするだけならば、3GBのミニマムスタートプランでも667時間もプレイ可能です。


低速200kbpsでもポケモンGOはプレイできるのか?

1時間で4.5MB程度。環境や遊び方によって増減はあると思いますが、ポケモンGOは思ったよりも通信量が少ないことが判明しました。この結果は本当に予想外。あまりの少なさに驚いたのですが、同時にひとつのアイデアも浮かんだのです。そう、「高速通信を使わずとも遊べてしまうのではないか?」と。


格安SIMの中には、高速と低速を切り替えられるものもあります。低速時は200kbps程度に制限されますが、通信量が消費されません。例えば僕が利用しているIIJmioの場合ですと、高速通信(クーポン)をアプリでオン・オフを切り替えることができます。

それではポケモンGOは200kbpsで快適なのか? 高速通信を利用せずに遊ぶという節約術が利用できるのか? トライしてみましょう。


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検証してみた結果、全く問題ありませんでした。ちゃんとマップも更新されますし、ポケストップも回すことができます。もちろん、野生のポケモンも現れます。

この検証についてはIIJのエンジニア堂前氏も問題ないとツイートしています。


ポケモンGO用にSIMを乗り換える必要性は?

これら結果を見る限り、わざわざ使い放題プランがあるから…と、そちらに乗り換えるのは得策とは言えないのかもしれません。

ただし、ポケモンGOの通信量が少ないと言っても、外を歩いていたりプレイしていると、ついつい写真を取ってSNSなどにアップしたくもなりますよね。プレイ中に調べごとをしたり、ポケステ待機中に動画を見たりもしたくもなります。

そう、ポケモンGO自体のデータ消費量は少なくとも、その他の要因でデータがガリガリ吸われていくといった状況の方が目立つのです。通信量が足りなくなるとしたら、おそらくこちらのせいでしょう。

そのため、ヘビーユーザーにはポケモンGOが使い放題になるSIMよりも、通信量の多いプランへの変更。もしくは突き詰めて完全に使い放題系のSIMを選ぶというのも手段のひとつです。

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たとえば、先日始まった新たな使い放題系サービス「Umobile Premium」はバックボーンがIIJで、現在のところ既存の使い放題系サービスよりもポジティブな意見が多く注目されています。

まずはひと月、現在のプランで通信量が足りているのか?を見極めましょう。そのうえで、ひとつ上のプランへの見直しか、使い放題系のSIMか。ストレスの無いトレーナー生活を送るためにはどうすれば良いのか? をご検討ください。