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最近は格安SIMと言えどキャリアのような「かけ放題」オプションやサービスがあるものも増えてきました。どのかけ放題も、格安SIMの利点である安さを武器にしてキャリアよりも安価で「かけ放題」を手に入れることができます。

しかし、キャリアのそれと全く同じか?というとそうではないものもあり、注意点も…。そこで、主要な格安SIMのかけ放題サービスの価格や特徴、注意点などをチェックしてみましょう。


通常の電話でかけ放題になる格安SIM

●DTI SIM

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DTI SIMでは月額780円で「でんわかけ放題」サービスがあります。こちらは5分以内の通話なら何度かけても通話料が無料となります。

プレフィックス式ではないため、専用アプリが不要なのでお手軽。5分は短いようにも思えますが、ちょっと要件を伝える程度であれば十分な時間ですね。

なお、小技としては、回数制限が無いため、長電話したい場合はいちど切ってかけ直せばOKですよ。なお、5分を超過した場合の通話料は20円/30秒となります。

【DTI SIMの特徴】
・月額780円
・通常の電話操作のまま
・5分以内の通話が無料
・回数制限なし

 

●mineo

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mineoは「通話定額30」「通話定額60」という合計時間による通話定額を導入しています。価格は通話定額30で月額840円、通話定額60で1,680円となります。

mineoの通話料は20円/30秒なので、30分通話すると1,200円。60分通話すると、2,400円。「通話定額30」で360円オトク、「通話定額60」では720円オトクになる計算ですね。毎月通話する時間が何となく決まっているという方は、こちらのオプションを利用することで賢く通話料を節約できるかもしれません。

【mineoの特徴】
・月額840円もしくは月額1,680円の2種
・30分無料もしくは60分無料
・通常の電話操作のまま

 

●UQ mobile

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UQ mobileではオプションではなく、プランのひとつとして無料通話料が含まれた「ぴったりプラン」を提供しています。昔、キャリアでよくあった「無料通話◯分が付いてくる」という基本プランを踏襲した形です。

月額1,980円で無料通話2,400円分とデータ通信2GBがセットになっています。通話料は20円/30秒となるので、最大60分の無料通話が付帯する計算になります。

注意点としては、26ヶ月目以降の無料通話分が1,200円/月に半減してしまう点。実質無料通話分は30分になってしまいます。また、弱点とは言い切れませんが、回線がau回線を利用しているため、対応端末には注意しなければなりません。


【UQ mobileの特徴】
・基本プランに無料通話がセット
・月額1,980円
・無料通話2,400円分(最大60分)が付帯する
・26ヶ月目以降の無料通話は1,200円に半減する
・通常の電話操作のまま
・回線はau

専用アプリ(プレフィックス)でかけ放題になる格安SIM

●楽天モバイル

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楽天モバイルは楽天でんわと連携した「5分かけ放題オプション」を月額850円で提供しています。5分以内の国内通話が何度でもかけ放題になるプレフィックス式の通話サービスです。

プレフィックス式であるため、発信するには専用のアプリが必要なのがネックですが、もともと通話料の安い楽天でんわを利用しているため、超過したとしても10円/30秒と安めなのがポイントです。

【楽天モバイルの特徴】
・月額850円
・5分以内の通話が無料
・プレフィックス式で専用アプリで発信

 

●BIGLOBE SIM

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BIGLOBE SIMでは「BIGLOBEでんわ 通話パック60」という無料通話オプションがあります。月額650円で、1200円分、最大60分の通話が無料になるサービスです。

プレフィックス式「BIGLOBEでんわ」の拡張サービスであるため、発信には専用アプリが必要になります。価格的にはかなり安く見えますが、「1200円分」や「最大60分無料」というのは10円/30秒の「BIGLOBEでんわ」がベースとして計算されているという点に注意しなければなりません。

「BIGLOBEでんわ」を利用しなかった時の音声通話料は、20円/30秒です。こちらに換算すると、1200円分の通話は30分となるため、650円で通常音声通話30分相当の無料通話が付くサービスと言えるでしょう。

【BIGLOBE SIMの特徴】
・月額650円
・無料通話1,200円分が付帯する
・プレフィックス式で専用アプリで発信
・通常の音声通話に換算すると30分相当の無料

 


プレフィックス式はかけ放題サービスとして採用するMVNOが多く、この他にもFREETELでは「FREETELでんわ」、もしもシークスでは「かけたい放題ライト」「かけたい放題フル」といったかけ放題オプションを提供しています。

 

専用アプリ(IPでんわ)でかけ放題になる格安SIM


●Nifmoでんわ

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NifMoではIP電話を利用したかけ放題サービス「NifMoでんわ」を展開。こちらは月額1,300円とやや高額なオプションとなりますが、国内通話が完全無料化されます。

◯分間や最大◯分という形ではなく、24時間掛け放題なのでとことん長電話できるのが魅力です。IP電話ながら電話番号もそのままなのも嬉しいポイントですね。ただし、IP電話の宿命として、通話品質が回線速度に左右されるという点には若干の注意も必要です。

IP電話が必要とする帯域は本当に少なく、多くの場合200kbps制限下でも通話できるようになっています。しかし、大事な電話の前には電波状態を確認しておいた方が安全だといえます。


【NifMoの特徴】
・月額1,300円
・24時間掛け放題
・IP電話式で専用アプリで発信
・通話品質が回線コンディションに左右される

かけ放題の安さで見るならY!mobileもアリ?

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格安SIMのMVNOというくくりからは外れますが、Y!mobileでは基本プランに「他社ケータイ・固定電話へ 通話料0円」というサービスが付帯しています。1回あたり10分以内、月300回までという制限こそありますが、ちょっと連絡を取りたいといった場合には良い選択肢です。

最も安い「スマホプランS」では高速通信が1GBで月額2,980円。3GB付いた「スマホプランM」を見てみると月額3,980円。無料通話が付いてこの値段であれば、キャリアと比べれば確かに割安です。

さらに月額1,000円の「スーパー誰とでも定額」オプションに加われば、国内への通話は時間・回数共に無制限に拡張できます。

【Y!mobileの特徴】
・基本プランに無料通話がセット
・月額2,980円から
・1回あたり10分以内、月300回まで無料
・月額1,000円追加すると完全無料
・通常の電話操作のまま


まとめ:最も「かけやすい」かけ放題はどれか?

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格安SIMのかけ放題サービスをいくつかご紹介してきました。一言で「かけ放題」と言っても、プランの中に組み込まれているものもあれば、オプションで追加できるものもあります。

それぞれサービスの特徴や価格が異なるため、「これを使え!」と言い切るのは難しいので、一例をあげてケース別にオススメのサービスを考えてみましょう。

1:1回の通話は短いけど頻繁に連絡する

→DTI SIMの「でんわかけ放題」

1回5分以内という制限があるものの、月額780円という価格で、アプリ無しで通常の電話でかけられるのは魅力です。プレフィックスやIP電話ではないので、音質も良く、110・119といった緊急発信もそのままコールOK。手軽さと安心さが両立されているサービスではないでしょうか。


2.とにかく長電話したい!

→Nifmoでんわ

月額1,300円という割高感がありますが、24時間定額というのは大きな利点。IP電話のメリット・デメリットをしっかりと熟知したうえで利用するなら検討したいサービスです。


1,2のケース、それぞれあくまでも一例ですが、個人的にはこの辺りがベターであるように思えます。ただ、最近はLINEや音声通話アプリの発展により、電話番号でのコールというのは昔に比べれば少なくなっています。

通話時間が少ないのであれば、わざわざかけ放題を使わずとも「楽天でんわ」などのプレフィックスサービス、もしくは「050 Plus」や「LINEでんわ」などのサービスを使うことで、かけ放題化するよりも安くなることも…。

そのため、かけ放題のサービスを吟味する前に、まずは通話明細を良くチェックして、自分がひと月にどれだけ音声発信しているのか?を確認しておきましょう。

(2016-07-29 追記)IIJとOCNでもかけ放題が始まった! 

いつかは来るかな? と思っていましたが、意外と早く登場しました。IIJmio(みおふぉんBIC SIM)とOCNモバイルONEでもかけ放題オプションが加わりましたよ。

・IIJでは月額600円と月額830円のかけ放題オプション

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IIJでは音声通話付きSIMで利用できるプレフィックス式ダイヤルアプリ「みおふぉんダイヤル」のオプションとして登場。定額は価格や時間の違う2種類が用意されています。

「誰とでも3分 家族と10分」…月額600円で、1回3分以内の国内通話が無料。同一契約(mioID)間の通話は10分以内無料
「誰とでも5分 家族と30分」…月額830円で、1回5分以内の国内通話が無料。同一契約(mioID)間の通話は30分以内無料

ちょっとした連絡用に良さそうな3分プラン、仕事で使えそうな5分プラン。どちらも良い感じの時間と価格設定ですね。サービスは8月3日から開始されます。

なお、サービスの開始に伴った期間限定の割引キャンペーンも始まるので、IIJユーザーであればチェックしておいた方が良いかもしれません。詳しくはこちらをどうぞ。

【IIJmioの特徴】
・月額600円か月額830円
・3分もしくは5分。家族との通話の場合は無料時間が長い
・プレフィックス式で専用アプリで発信

・回数制限無し

・OCNモバイルONEでは月額850円のかけ放題オプション

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OCN(OCNモバイルONEBICモバイルONE)もまたプレフィックス式のかけ放題オプションを発表しました。専用アプリ「OCNでんわ」を利用し、月額850円で5分以内の国内通話が無料となるオプションです。OCNモバイルONEではIP電話「050Plus」との連携サービスもあるので、IP電話で来るかな?と思っていただけにちょっと意外ですね。

サービスの開始は8月1日から。こちらも期間限定の割引キャンペーンを行なっています。詳しくはこちらへ。

【OCNの特徴】
・月額850円
・5分以内の通話が無料
・プレフィックス式で専用アプリで発信

・回数制限無し

いやぁ…。もはや格安SIMにもかけ放題は必須となってきたんですね。