格安SIMと呼ばれるMVNOでも、音声通話対応のSIMが一般的になりつつあります。データ通信のみのSIMカードでも、「050」番号を使うIP電話アプリは利用できましたが、やはり携帯電話の音声通話は安定感が抜群。今まで使ってきた電話番号をそのまま使えるのも、音声通話対応SIMのメリットです。

 また、「090」「080」「070」で始まる電話番号であれば、警察や消防といった公的機関への緊急通話が可能。もしものときの安心感もあります。

 とは言え、MVNOの音声通話料金は横並び。ドコモやKDDI、ソフトバンクといった大手キャリアのような音声定額プランもありません。料金プランはドコモの旧体系がベースになっており、どこも30秒20円に設定されています。通話が多いと、料金がかさんでしまいがち。これではせっかく格安SIMにしたのに、本末転倒です。

 そこで今回は、この通話料を半額に節約する「裏ワザ」を紹介します!

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30秒20円の通話料相場を半額に!

各社ともドコモの旧料金プランが基準に

 MVNOの通話料は、どこも30秒20円。これは、IIJ、BIGLOBE、日本通信、So-netなど、音声通話対応SIMを販売しているどの会社も同じで、ドコモの旧料金プラン「タイプXi にねん」などと同額に設定されています。

 仮に、1日1分電話をしたとすると、30日で1200円。従量課金のため、電話が多ければ多いほど、この料金はかさんできます。

 

通話料を半額にするサービスが使える!

 この料金を半額にするサービスがあります。

 代表的なのが「楽天でんわ」。プレフィックスと呼ばれる仕組みを使っており、発信時にキャリアを設備を迂回することで、独自の価格体系を実現しています。

 データ通信網にデータ化した音声を乗せるIP電話とは異なり、仕組み上は携帯電話の音声通話と同じ。そのため、データ通信が込み合っている時間や場所でも、安定して通話ができます。相手に通知される電話番号も、普段と変わりません。楽天でんわ発表時のスライドが分かりやすいので、仕組みについては以下の写真を見てみてください。

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 楽天でんわの場合、料金は30秒10円。MVNOの通話料の半額に設定されています。上で紹介した仮定と同じく、1日1分電話したとすると、30日での料金は600円に。電話が多ければ多いほど、お得になることがわかります。

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プレフィックスの入力はアプリで省略可能

 プレフィックス番号とは、電話番号の前につける識別番号のこと。楽天でんわの場合は、「0037-68」という番号が用意されています。

 とは言え、毎回この番号をつけて発信するのは骨が折れます。これを一括で変更してくれるのが、アプリです。楽天でんわにもそうしたアプリが用意されており、電話帳のデータをそのまま使うことができます。このアプリから発信すると、自動で「0037-68」がつけられた状態で発信され、30秒10円の料金が適用されます。

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アカウント登録をしてアプリをダウンロードするだけ!

まずはアカウントを開設

 楽天でんわを利用するには、申し込みが必要です。

 ますは、同サービスのサイトにアクセスしましょう。

 登録には、楽天のID、パスワードを利用します。普段、ネット通販などで楽天を利用している人は、そのIDとパスワードをそのまま使うことができます。また、楽天会員以外の人が申し込むこともできます。ただし、この場合、通話料に対して付与される「楽天スーパーポイント」がつかなくなります。お得度を考えれば、楽天のIDで登録した方がいいでしょう。

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 楽天IDで登録する場合、楽天に登録している情報が、そのまま受け継がれます。注意したいのは、利用する電話番号を登録する点。1回登録してしまうと、変更ができないので注意しましょう。

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 入力が終わると、楽天でんわ専用のIDとパスワードが発行されます。

アプリをダウンロード

 登録が終わったら、あとはアプリをダウンロードしましょう。AndroidはGoogle Playから、iPhoneはApp Storeから楽天でんわアプリをダウンロードします。

 

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 利用開始時に、電話番号を認証する必要があります。ここでは画面の手順に従ってください。

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 あとの使い方は、一般的な電話とまったく同じ。電話帳も読み込まれるので、普段と同じように発信することができます。また、楽天でんわの通話料には楽天スーパーポイントがつきます。100円につき1ポイント貯めることができ、買い物に使えるというわけです。

 

楽天でんわ以外のサービスも

 通話料を抑えるサービスは、楽天でんわだけではありません。似たサービスが「G-Call」。楽天でんわと同じく30秒10円を打ち出していますが、海外を経由するため消費税がかからないといった金額的なメリットがあります。

 また、ブラステルというサービスは少々料金体系が異なり、6秒ごとの課金が特徴。6秒2円と細かく課金されるため、中途半端な時間で通話が終わっても、損をすることがありません。

 このように、料金やサービスで差別化されているプレフィックスサービス。MVNOのSIMカードで通話までしたいというときには、ぜひ利用を検討してみましょう。