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 この夏「談合か!」という勢いで大手携帯キャリア3社が相次いで導入した、24時間話し放題付きで月額2700円也のスマホ基本料金。ここ数年はソフトバンクのホワイトプランに代表される月額980円がデフォだっただけに、実に3倍もの値上げ。ほとんど通話をしない人や、複数台持ちで通話とネットを分けている人にとっては改悪でしかありません。しかし現在は旧料金を支払っている方でも、いずれ訪れる機種変や新規契約のタイミングで、もれなく基本料金2700円を選ばざるを得なくなります。

通話プラン付きMVNO格安SIMを導入する

この2700円を逃れるもっとも手っ取り早い方法は、次の契約更新で大手携帯キャリアとの関係を終わらせて、MVNOの通話プラン付き格安SIMに乗り換えるものです。

例えば通話プラン付きの格安SIMには以下のようなものがあります。いずれも「通話料20円/30秒」「無料通話なし」「SMS送信料3円/通」です(税抜)。

U-mobileスタンダード 1980円
 留守番電話オプション:月額300円
 LTEデータ通信量:3GBまで(以降は128kbps)
 最低利用期間:6カ月(期間内解約金6000円)

BIGLOBE 音声通話スタートプラン 1600円
 留守番電話オプション:月額300円
 LTEデータ通信量:1GBまで(以降は128kbps)
 最低利用期間:1年(期間内解約金8000円)

BIC SIMミニマムスタートプラン 1600円
 留守番電話オプション:なし(提供予定)
 LTEデータ通信量:1GBまで(以降は200kbps)
 最低利用期間:1年(期間内解約金12カ月-利用月数×1000円)

So-net モバイルLTE+Talk S2 1890円
 留守番電話オプション:月額300円
 LTEデータ通信量:1.5GBまで(以降は300kbps)
 最低利用期間:1年(期間内解約金5000円)

mineo デュアルタイプ(au LTE回線) 1590円
 留守番電話オプション:月額300円
 LTEデータ通信量:1GBまで(以降は200kbps)
 最低利用期間:1年(期間内解約金9500円)

b-mobile スマホ電話SIMフリー  1560円
 留守番電話オプション:月額300円
 LTEデータ通信量:なし(200kbpsで使い放題)
 最低利用期間:1年(期間内解約金8000円)

(2014年7月17日現在)

b-mobileを除き、いずれも1GB~3GB程度のLTEデータ通信量もセットになった料金プランだけに、新スマホ基本料金2700円と直接比較するのは難しいところ。ですが、大手携帯キャリア各社のパケット定額料の最低プランが2GBで3500円と、1GBあたり1750円もすることを考えると、音声プラン付き格安SIMは通話分の基本料金は取っていないと考えることができます。

基本料金0円ととらえた上で、話し放題2700円と比較しますと、毎月67分30秒以上通話する人でなければ、話し放題のメリットが享受できないようです。
電話嫌いを自認する筆者は、この範囲内で収まりそうですが、電話インタビューが立て続くこともあるのでやや不安でもあります。

ガラケーの話し放題は2200円

  通話料が気になるのであれば、iPhone同士ならなるべくFaceTimeオーディオで話したり、スマホ同士でもLINEやSkypeなどのVoIPアプリで話す、あるいは話し放題プランに入っている人にコールバックしてもらう(!)など、節約方法はいくらでもあります。

でも必要ないけど万が一のために話し放題プランに入っておきたい、という心配症な方もいらっしゃることでしょう。とはいえ高いケータイ料金は払いたくない。

そこで少しでも節約できる方法が、通話専用にガラケーを復活させてしまうというものです。フィーチャーフォンの新基本料金は話し放題付きで2200円と、スマホに比べて500円割安なのです。つまり、現在持っているスマホをガラケーに戻し、新基本料金プランに加入。スマホはMVNOの格安SIMでデータプランのみ利用するというわけです。

筆者はすでにF-06DとiPhone5の2台持ちで通話とデータ通信をキッチリ分けているのですが、F-06Dを話し放題プランに変更し、iPhone6をMVNOの格安SIMに変えれば、今よりぐっと通信費がおさえられそうです。なんせLTEデータ通信量の7GBなんて使い切れた試しがないですからね。

さらなる節約にワイモバイルも

 さらにガラケーの話し放題2200円をカットするには、ワイモバイル(旧ウィルコム)が有効です。ワイモバイルのPHSを新規契約すると基本料金が3年間無料になるため、「スーパーだれとでも定額」のオプション料金1500円だけで、国内通話が無料になるのです。つまり──

通話専用端末(ワイモバイル) 話し放題1500円
データ通信専用端末(スマホ) 1GBあたり1000円前後から

と、おそろしく安価に電話とスマホが維持できます。

この10月にも始まる携帯電話からPHSのナンバーポータビリティ。さらなる通信料金の節約には、通話専用のガラケーをワイモバイルに変えてしまっても良いのかもしれません。PHSならではの通話エリアの相対的な狭さはいかんともしがたいものがありますが、僻地や山奥などではデータ通信専用のスマホ側(VoIPやSMS)でカバーしても良いでしょう。

まとめ

新スマホ基本料金を回避する3つの方法はいかがでしたか?

ほとんど通話はしないし1台で済ませたいなら通話プラン付きSIMを、話し放題をなるべく安く済ませるにはガラケー復帰を、さらに絞り込むにはワイモバイルをという提案でした。
いずれもスマホのデータ通信にはMVNOの格安SIMが必要ですね。

筆者の場合は、おサイフケータイが手放せないので、2番目のプランに落ち着きそうです。 みなさんはいかがでしょうか。Twitterにご意見・ご感想をお寄せください。


注:記事内の価格表記はすべて税抜です。現状、MVNO SIMではテザリングができないのでご注意ください。